昔の「とれいん」をまとめ買いしたはなし

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(プレスアイゼンバーン「とれいん」1976年9月号より画像引用)
 先日の秋葉行きでは帰りの電車で読む用に「とれいん」のバックナンバーを何冊か買っています。最近では現住地や故郷の古本屋でも出物を滅多に見なくなっているので東京のショップはそれだけでも結構貴重な存在です。

 TMSと異なりとれいんについては当時は「気に入った記事の乗った号だけつまみ食い」という買い方をしていたので結構欠けや未読が多いのですが、東京のショップに関する限りそうした号を見つけるのは割合容易なのが有難いです。

 で、帰省の帰りの電車の中でも未読のやつを何冊か持ち込みました。
 実はこれらの本は帰省中に実家で寝ながら読むつもりで持ち込んでいたものだったのですが、なぜか実家ではそういう気持ちになれず、電車に乗ったら急に読みたくなったという難儀な経緯があります。

 「帰りの電車でとれいんを読む」というのはいつの間にか私にとって一種の条件反射になってしまったのでしょうか(笑)

 まあそれは置いておいて

 RM MODELSやNについてもこれは言えるのですがこの種の専門誌というのは創刊から最初の数年くらいの時期が一番おもしろいと感じます。創刊直後の作り手の熱意が持続している事、雑誌としての形が固まっていない分試行錯誤の過程が多く中には「私みたいなボンクラくらいしか面白がらないんじゃないか」と思えるくらい型破りな記事や企画が載ることが多いからかもしれません。
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(プレスアイゼンバーン「とれいん」1978年7月号より画像引用)

 今回読み返した中で特に印象的なのが78年7月号の「ダイヤ運転で競技会」と76年9月号の「レイルウェイスピードトライアル」
 それとこれは既に持っていたものですが77年1月号の「私の社長専用車」「メルクリンのポータブルレイアウト」の「頭の体操」の項です。

 「予め設定されたスジの通りに複数の駅の間に複数の列車を走らせ、複数のチームが所要時間を競うというリアル且つゲーム性のあるイベント」「HOの線路の周回トライアルで最高速度を競う(レコードブレイカー的な自由形車両可)」
 あるいは「作者を社長に見立てて自分が乗ってみたいであろう自分専用車をモデル化する」「レイアウト上で予め配置された貨車を決められた順番に編成しその所要時間を競う」
 どれもこれも読んでいてワクワクしてきます。
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(プレスアイゼンバーン「とれいん」1977年1月号より画像引用)

 これらは最近の鉄道模型趣味界のなかでは顧みられる事のない楽しみ方ではあるのですが「こういう行き方もアリ」と言う点で読んでいて物凄い解放感を感じる記事です。
 (逆にこればっかりが主流になっても困りますがw)
 いやむしろ趣味なのだから「たまにはこれ位自由な発想があってもいいのではないか?」とも思えます。
光山鉄道管理局
 HPです。


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