ジオコレの病院を弄るその3・冷却ユニットとエアコン室外機

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 前回の記事からかなり間が空きましたがモジュール改修に絡む建物弄りの続きについて。
 最近、と言いますか80年代以降のビルには必ずと言っていいほどにエアコンの室外機、ユニットが付いているか、屋上に鎮座しているものです。

 特に今回改造中の病院について言っても、冷暖房完備が当たり前ですから大型のユニットがいくつも屋上を占領しているものです。
 ところがこの種のパーツは数が必要な割には安価に手軽に手に入る市販パーツがありません。流石に一個が百円とか二百円を超える様だと何十軒もあるビル街の再現はかなり難しくなります。
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 幸いここ10年くらいのこの種の設備は外見上の差異がごく少なくメーカーも限られているため1種類か2種類作れればある程度どうにかなりそうです。形状も「頭にファンの載っかった四角い箱」ですから

 製作法・・・というほどの事もないのですが、まずビルの屋上に上がってそこにある室外機や放熱塔を写真に収めます。この時注意するのは出来る限り正面からカメラが傾かない様に撮影する事です(あと色調を考えると出来るだけ晴れた日を狙ったほうがよさそうです)
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 帰宅後ラベル製作ソフトで撮影した機械の外見を150分の1に縮小して切り抜き、箱状に組み立てるだけ。実に安直です。
 また、上部についている冷却ファンの部分は革細工用の穴あけポンチでボール紙5ミリ径に抜いて貼り合わせたもの。本格的に作るとかなりの手間が掛かりそうなのでこれまた妥協です。同じ事は大真面目に作り出したらきりがない屋上の配管についても言えますが

 ですが数が必要なことを考えるとこれくらいで妥協するしかありません(汗)こんなのでもそれなりに試行錯誤と言う奴はあっていくつか作っては崩し配置を検討したりを繰り返しています。
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光山鉄道管理局
 HPです。


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この記事へのコメント

レサレサ
2019年02月13日 23:04
>ところがこの種のパーツは数が必要な割には安価に手軽に手に入る市販パーツがありません。

自分も市販のビル(トミー時代のレンガの商業ビル)を改造する際にこれがネックになりまして、その時はWAVEのバーニアを組み合わせてみたんですが、これもサイズ的に手ごろなのが1キットに1~2個ぐらいなので量産には向いてないんです。
(元々クーリングタワー用でもないのでいわゆる「ずんぐりした牛乳瓶型」のはないし)

個人的にはブロック玩具が角型式によく似ている(上部の出っ張りがファン)と思うのですが、大きさが知名度の高いレゴの場合ちょっと小さいという問題が…
(レゴの規格だと出っ張り1つ分のブロックは8×8×9.6mmなので、Nだと1200×1200×1440mmぐらいです)
大きささえ何とかなれば「ブロック1×2グリル」という、まさにクーリングタワーそのまんまに見える奴が売っているんですがね。

光山市交通局
2019年02月17日 11:21
>レサレサさん

 以前はブロック玩具もストラクチャーのマテリアルとして重宝した素材でしたね。

 昔のTMSではダイヤブロックの規格がNゲージスケールの階層高に合致していてビルに使えると書かれていたのですが、最近はブロック玩具も田舎ではなかなか見ない上にあっても結構なお値段だったりして困り物です。

 私の取材した三菱製のクーリングユニットは巻き尺を使った大雑把な実測値ですが1ユニット当たりで高さが1500幅が1000、奥行きが830。これを2連か3連化して使うのが普通のようです。

 ですが本格的にやろうと思ったらは前記の様に配管や配電盤ボックス、或いは給水タンクも再現しなければ完全ではないのでどの辺で妥協するかも考え処ですね。
 ちょっと古いビルだと「昔のクーリングタワーの土台の名残」なんてのまでありますし。