今月の珍車・マイクロのキヤ92-1

 天賞堂、エバーグリーンの閉店セールでは結構な戦利品があった上に出費も抑えられたのでこれだけでも十二分だったのですが、帰途に別な中古ショップで思いがけない出物を見て飛びついてしまうのはどうした事か。
 モデルとしては昨年の物ですが変態度は異様に高いゲテモノモデルではあります。
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 昨年のJAMでイベント限定品として発売されたマイクロエースの「キヤ92-1」
 電気検測車なのでパンタグラフが載っているのは当然としてもそれが三つも車端に集まっているというルックスから言って相当に異様です。
 しかもこの車両、ベースがキハ07という戦前のガソリンカー上がりの気動車(ですから当然の様にパンタグラフは集電に使っていない訳です)
 カラーリングも目がちかちかするくらいの赤に黄色い帯のコントラストが眩しい!
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 とどめにパンタ周辺部だけ低屋根化したうえに検測ドームを反対側に据えたユニーク極まりない屋根上構造。

 全くどれをとっても個性の塊と言うか変態度全開といった趣。
 ここ二年ほどの間にマイクロやTOMIXの検測車や事業用車が次々に入線していますがそれらの中でも極北レベルなのは間違いありません。
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 イベントでどれだけのユーザーがこれに飛びついたのかは定かではありませんが、実物を店頭で見かけると思わず手に取ってみたくなる華やかさ(?)は間違いなくあります。

 一応限定品なので定価より高価ではあったのですが、試しに某オクでの落札相場をチェックしてみた範囲では相場よりも安価である事が解ったので決断しました。
 と言いますか天賞堂の買い物でかなり浮いたはずのコストがこの1両で帳消しです(爆)
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 マイクロでは過去にキハ07を製品化しているのでそのバリエーションでもあるキヤ92のモデル化はお手の物だったと思います。
 ただ、それだけに当時のキハ07そのままに「巨大な動力ユニットは盛大にはみ出して一塊感丸出しの床下表現」なのは人によっては気になるポイントと思います。

 走行性も概ねマイクロらしい可もなく不可もなしのレベル。Easti-Dやキヤ97の様に屋根上のサーチライトが光ると言ったギミックは今回のモデルにはありません。
 また、原則単行での運用を想定してかカプラーは両端ともダミー(交換用アーノルドはついています)
 まあ、これが編成の先頭に立つなんて仮に実例があったとしてもぞっとしませんからこれはこれで良かったかなと。

光山鉄道管理局
 HPです。


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この記事へのコメント

2019年03月03日 13:18
こ、これは・・・!?
片側にパンタ3基を集中配置とか、確かに変態度(笑)全開、極北と言えるでしょうね!
しかし、ニッチ車両に賭けるマイクロエースの情熱は、並大抵のものではないと思い知らされます。
光山市交通局
2019年03月03日 22:42
>KOUさん

パンタの載ったキハ07と言うだけで只者ではない(笑)のにあの通りの外見ですから、どこに居ても目立つ事夥しい車両なのは間違いありません。

 検測車と考えればJRのキヤやEast-iと違い1両だけでも使える上に、小レイアウトでも使える取り回し性があるので意外に使いでのあるモデルかもしれません。

 あの真っ赤なボディもレイアウトや運転会では結構目立ちそうです。