現地調達のEF64-1000番台のはなし

今回はトレインフェスタでの入手品その2です。
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 クラブのモジュール運転用に持ち込んだ編成の中に「24系いわて平泉号」というのがあります。
 これは数年前震災復興支援イベントの一環として山梨~平泉間を直結させたイベント列車として企画されたもので、普段ブルトレなどとは縁のない中央線を疾走する24系というだけで十二分な非日常感を味わわせてくれた一本でした。

 これの製作記(といってもカニの改造だけ)は以前このブログでも書いたことがありますが、当時の牽引機はED75の700番代とEF64の1000番代でした。
 もちろん今回のイベントにもそれを持ち込むつもりだったのですが手持ちのKATOの64のコンディションが今ひとつで持ち込みを断念。ED75のみで運用する事にしていました。
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 ところがトレインフェスタの物販ブースの中に中古の鉄道模型のコーナーがあり、そこを覗いていてEF64の1000番代を見つけたのです。
 このコーナーで単品で売られていた電機はこれひとつだけ。しかもしなの時代のマイクロエースのせいかお値段も安価に収まっていました。
 これは「いわて平泉号」を牽かせる為に神様がお引き合わせくださったに違いありません(いや、本当にそう思ったのです)

 早速購入してその足でモジュールに直行。
 カプラーがKATOカプでアーノルドの24系とそのままで繋がらないので手持ちの台車についていた奴と急遽コンバートして「いわて平泉号」の先頭に立てました。
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 こうした加工がその場で出来るのも軽作業のコーナーを備えるクラブのモジュールならではです(まあ、翌日「なぜかバラバラになっていたマイクロの485系のパンタの再組み立て」なんて用向きでも使いましたがw)

 モデルとしては年式相応にノイジーでガサツな加速をする動力ですがモジュールで24系6連を牽引するには問題ありません。むしろ気になるのは1980年代の電機モデルに特有の「カプラー首振り用のでかい切り欠き」がとにかく目立つ事でした。
 なまじ前のオーナーがKATOカプラーに換装していただけに、スカートの間抜けさが強調されてしまっています。又スカートそのものも実車よりもやや後退した位置についているのも不自然には見えます。
 一方でその他の車体造形はKATOともTOMIXとも異なる独特な個性を持ちながら当時としてはかなり細密に見えるもの。避雷器は別パーツの挽物でいいアクセントになっています。
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 こんな風に「運転会用の機関車の現地調達」なんて事ができたというのも鉄道模型のイベントならではの面白い体験だったと思います。

光山鉄道管理局
 HPです。


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