宮沢模型の2900形蒸気機関車

 先日入線の16番中古モデルから。
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 宮沢模型の2900形蒸気機関車。
 形式が非常にマイナーな上にプロポーションが独特なこともあって一見すると自由形に見えてしまうロコですがこれでもれっきとした実在の機関車です。

 モデルの初登場は1965年ということですから初期モデルだとすればかれこれ54年ものの16番モデル。何しろKATOの最初のNゲージモデルであるC50と同じ頃のモデルという事になりますから。
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 明治期の名機であるB6機関車をベースに先輪を追加して誕生した形式で総勢17両。実は私の故郷の盛岡の機関区にも1両在籍していたそうです。とはいえ、実車の資料を探そうとしても私の手持ちの書籍では写真はおろか記述自体が見つからず、近所で最も資料が充実している行きつけの鉄道カフェで調べてもなかなか見つからなかったのには往生しました(そこまでやってヒットしたのが写真が二枚と10行ちょっとの記述だけ。むしろWikipediaの方が詳しかったりして汗。宮沢模型さんもよくぞこんな題材を見つけたものです)

 2120辺りよりもサイドタンクが長い上にサイドタンク前部に欠き取りがあるせいもあってぽっちゃりとした独特のプロポーション。
とはいえ制式機らしくパイピングやディテーリングは自由形よりも多く凝縮感は感じられます。
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 B6ほどスマートではないもののなかなか親しみやすいデザインといえ、レイアウトなどで生き生きするタイプのロコとも言えます。

 走行性は年式を考えるとまあまあ。
 最初は前進は出来ても後進でギアが引っかかりなかなか走らなかったのですが、モーターの搭載位置を調整したら実にスムーズになりました。
 こういう調整がしやすいのが旧式の16番モデルの身上のひとつです(笑)
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 走らせて楽しく、飾ってもそこそこ様になる量産16番の小型蒸機というのは意外に少ないと思います。

光山鉄道管理局
 HPです。


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