16番のセクションで夢想すること・・・

今回はベースボードの段階から未だに進んでいない16番セクション工作から。

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 先日、ネットを眺めていてレイアウトとジオラマに関して興味深い記事を拝見しました。

 それに触発された事で最近(どころじゃないレベルで)計画段階のまま停滞している16番のセクションに進展の兆しを感じています。
 個人的な意見ですが、16番以上のモデルの場合、周囲の風景も去る事ながら車両そのもの、それも足回りのアクションを眺める事にN以上のプライオリティを感じています。

 出来るだけギャラリーの目の高さに近い、機関車を仰角で眺められるアングルで、そしてスロー走行の中で鉄道車両ならではの走りの質感を楽しむ事が16番以上のサイズのモデルでは重要と思います。
(これはあくまで「現実の自分の居住環境の条件に照らしわせても…」ですが)

 言い換えればその部分をクリアできればシーナリィテリングは線路周辺に最低限のレベル、後は遠景の背景画程度の物があれば「走行風景」としては十分ではないかと思います。
 と、まあここまではごく最近までの私の考えだった訳です。

 レイアウトが一種舞台芸術、あるいは映画のセットに近い物と解釈するなら、こういう方向もありかなと思っていたのですが、機関車の単機回送に限定した場合、舞台は舞台でももっと別なモチーフがあるのではないかと気が付きました。
 それは「ファッションショー」のそれです。

 ファッションショーの舞台と言うのは本当に舞台だけの空間で、モデルさんがその上を歩き回りながらデザイナーご自慢のファッションを余すところなく見せる空間です。
 で、舞台の先端に来るとモデルさんは必ず「くるりと回って元来た方へ戻ってゆく」
 
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 これをレイアウトのあてはめてみると、鉄道模型の場合「ターンテーブル」というこうした要素に打ってつけの施設があるではありませんか。
 実物の目的こそ違え線路の終端にターンテーブルを配置して機関車をくるりと回し元来た方角に戻っていかせる事で「公式、非公式の両側のサイドを居ながらにして眺められる」訳です。
 もちろん機関車を眺められるという性質上ターンテーブルは上路式である必要がありそうです。それと出来れば運転の手間の軽減のためにも鎖錠装置は必須と思います。

 出来ればターンテーブルに至る線路も単純な直線ではなく、フレキシブルレールのメリットを生かせる微妙なカーブを付ける。
 こうする事で機関車の走りの魅力である「曲りの質感」もそこそこ再現できそうです。
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 おそらくですが、これだけのセクションならば幅20~30センチ内外、長さは部屋の長辺程度の物でも十分ではないかと思います。
 これまでお座敷運転以外で16番を走らせる機会がなかなか作れなかったですが、この程度の物が常設できれば「思い立った時にいつでもお気に入りの16番機を走らせられる」と思います。
 (この「いつでも」が大事なのはNのレイアウトで経験済み)

 肝心のターンテーブルをどうするかという根本的な問題はあるものの16番セクションに関するブレイクスルーを得たような気分でいます。
 あとはいつ着手するか…
光山鉄道管理局
 HPです。


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