真夏の運転会2019で「Tゲージ」に驚く
先日設営の話をしたショッピングセンターでの夏の運転会から
勤務の都合上私が参加できたのは最終日の午後だけだったのですが、いつものクラブの運転会とは異なるノリだったので時間こそ短かったものの随分堪能させて頂きました。
今回の運転会は設営も含めると足かけ4日にもわたる長期のものでしたが、グランシップでさえ3日かけた事を考えると結構な長期戦です。
また、前述したようにクラブとしてではなくメンバー個人がイベント用に所有しているレイアウトでの運転というのもかなり新鮮でした。
レイアウト上を疾走するのは会場の地元で活躍するものが主ですが、レイアウトのシーナリィ自体は伊豆周辺の風景をモチーフにした物に統一されており、レイアウト全体が一種の遊園地的な楽しさを持っているのが特徴です。
製作年次が古いので今の目で見ればラフな所もあるかもしれないですが、ほぼすべてのモジュールが室内灯標準装備で夜景が楽しめる点や本線に立体交差を設けた8折式のトラックプランのおかげで列車の走りに単調な所がありません。
ところで前回の設営の折に最も私の目を惹いたのがこのサブエンドレスの線路です。
Zゲージにしてはまだ小さい。まさかこれの上を列車が走るなんて事はないだろうと思っていたのですが
これが何と軌間3ミリのTゲージの模型をベースに作ったロムニー鉄道のミニチュアでした。
Tゲージなど話には聞いていても現物を目にする機会がなかったのですが驚くほど小さい!
Zゲージですらこれと比べたらバケモノに見えますし、感覚的には「Nゲージスケールのレイアウトで150分の1のライブスチームの模型列車が再現できそうなサイズ」かもしれません。
これのフルスケールだったら、B4判サイズで結構な大レイアウトが実現可能と思います。
ベースが栄進堂の103系らしいですから車体の方は当然フルスクラッチ。客車の方をユーレイ化させて運行しています。
ロコも103系ベースでラフな造形に見えるかもしれませんが、鉛筆よりもずっと細いサイズである事を考えるとこれ以上の細密化は難しいでしょう。何より、この大レイアウト上ではなまじな細密感などどうでもよくなると思いますし。
上の写真、まん中の独立したエンドレスがTゲージのそれです。列車はエンドレスの右奥にありますが、Nゲージと比較してもその小ささが実感できるかと。
しかも走りは意外に活発で巡航速度での走行ではサイズのハンデを感じない点、これまた意外でした。
ここではNゲージメインの運転なのはもちろんですが、大レイアウト内でこのTゲージのロムニー鉄道の走行は好いアクセントとして機能していたと思います(8折のエンドレスなのでNでは1列車辺りの走行時間が長く、本線の同じ所に列車が来るのにクラブのモジュールの倍の時間がかかるため、場つなぎとしてのサブエンドレスの存在価値が高い)
それにしても、いいものを見させてもらいました。
光山鉄道管理局
HPです。
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この記事へのコメント
残念ながら、どれも直ぐに廃れてしまいしたが…
余りにも小さすぎて却って扱い難かったからだと思います。
私もバンダイが出したZZゲージ(1/300)を試しに買ってみましたが、車種が少なく3両編成が限度なこと、車両本体にボタン電池を搭載する方式なので速度調整が、できない、レールのバリエーションが少ない等の弱点も多くて直ぐに手放しました。
このZZゲージ、バンダイが「世界最小の自走式鉄道模型」と派手に宣伝してましたが、その直後さらに小さいTゲージが登場すると、 やる気を無くしたのか直ぐに撤退してしまいました。
疾風のように現れて疾風のように去って行った、月光仮面みたいな規格でした。
バンダイは世界最小という称号が欲しかっただけかもしれません。
バンダイの鉄道模型はスタートレインやBトレインショーティーみたいなヒット商品もあることはありますが、いまいちパッとしませんね。
ガンプラの技術を活かして、本格的に正規のNゲージに参入して欲しいのですが。
バンダイのZZゲージ、私も持っています。そちらと同様に方向転換や速度調整ができない為にほとんど出番を作れないでいます。
その意味からTゲージの凄い点は従来のテツドウモケイとほぼ同様の操作性を備えている点ですね。
バンダイがBトレで鉄道模型界に食い込もうとしていた意図は感じますし実際ある程度まで支持を得られたのは興味深いです。実際他のフォーマットに比べてNゲージが主流であり続けてこられた一因に鉄コレとBトレの存在があったと個人的には感じています。
ただ、これまた個人的な印象で言うならバンダイと言うメーカー、超合金やプラモでは絶大な技術力を示してはいますが何故か「モーターの付いたモデル」ではぱっとしない感じも持っています。
現にBトレの動力も自社製品よりKATOのBトレ用の方が評判がいい様ですし。