ジオコレの薄型ビル

 先日紹介の東横INNとほぼ同じタイミングでリリースされたジオコレの新アイテムから。

 薄型ビルA/Bです。
 この三つが殆ど同じタイミングでリリースされたのは何か因縁じみた感じもあります。
 というのは、この3軒、大きさが殆ど同じで普通のレイアウトに使うにはかなり持て余しそうなサイズだったからです。
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 Aはややクラシカルな趣。落ち着いた雰囲気なので個人的には好感を持っています。
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 近代風のBはこれまた最近見掛けるようになってきた「ホテルルー●イン」に何となく似ています。まさかGMの東横インの向こうを張って・・・と言うのはうがち過ぎでしょうね笑
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 このふたつ、壁面投影面積は広いですが奥行きは数センチの薄っぺらいサイズが特徴です。
 レイアウトではこういうのを「ロウレリーフ」と呼びレイアウトの奥行きの少なさをカバーする手段として特に固定レイアウトでよく使われる手ですし、欧州のメーカーにはロウレリーフ専門のメーカーまであるくらいです。

 ですが今回の製品をロウレリーフとして使うには少々躊躇させられる点もあります。
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 これはパッケージ記載の使用法の一例です。

 背景代わりにジオラマの奥に配置するというのは分かるのですが、手前側の建物に比べると不自然に大きすぎる。
 と言うか一部を除いて鉄道模型用に作られた建物と言うのは実物よりもやや小ぶりに作られる事が多い(皮肉な事にジオコレの建物の殆どがそれに該当します)ために今回の薄型ビルが配置されると背景を通り越して「巨大な壁」にしか見えないのです。

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 例えばうちのレイアウトでこれをロウレリーフとして使おうとすると精々がこんな感じになります。
 どうかすると背景画を食ってしまいレイアウト全体をごみごみと見せかねない気がします。純粋に背景代わりに使うなら遠近法も考慮して高さは高くなるにしてももう少し小ぶりな建物たちの連続体として製品化された方が実用度は高いかと思います。

 ・・・とここまでは批判的な書き方になってしまいましたが、ではこの建物に存在意義がないかと言うとそんな事はありません。
 実はある使い方を試したところ、想像を超える効果が確認できましたし、その意味では大いにお勧めできるアイテムである事もわかりました。
 それについては次の機会にでも
光山鉄道管理局
 HPです。


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