カツミの二軸客車たちから


先日の帰省の戦利品から
今年に入ってから16番のフリー機や小型ロコの増備がさらに進んでいますがその勢いをさらに加速させるアイテムが入手できました。
帰省のたびに立ち寄っている行きつけの県南の中古ショップ。ここ2年ほどは鉄道模型の扱いが縮小中なのですが、今回もNのモデルには大したものはなかったので手ぶらで帰り掛けた時、ジャンクのコーナーに16番の出物がいくつかあるのを見つけました。その中にあったのが、

カツミ模型店のフリーの2軸客車3両。
かつて入門用16番鉄道模型セットの定番だったブルトレ風のショーティ客車です。
おそらくバラ売りでもかなりの量が売られていたモデルと思われ、16番を扱う中古ショップではそれなりに見かけるモデルです。

今回故郷のショップで見つけたモデルは他所に比べると安価な方で手を出しやすいものでした。
ナハフ20風の車掌車と名は20風の中間車2両と言う組み合わせ。16番セット物よりも1両多いのがミソです(笑)
造形だけ見れば今のマニアの目からすると完全に玩具以外の何者でもない格好ですが、かつてはこれをきっかけに鉄道模型の世界に足を踏み入れた16番ユーザーもそれなりの層で存在していたと思います。
ところで今回のモデルを並べていて気がついたのですが、中間車の2両の客車の腰の高さが微妙に違う。

足回りを真横から見たら台車周りの造形が異なっているのが分かりました。床板も左の方がやや高めにマウントされているようです。恐らく製造時期の違いによる仕様変更と思いますが、前のユーザーは最初はセットで買い、後から中間客車1両だけバラ買いしたのではないか…なんて事が想像されます。

さて、これの牽引機ですがEB58かEB10といった純正(爆笑)ロコもいいですし先日入線したつぼみのBテンダー蒸機なんかも行けそうです。
この種のフリー&ショーティのボディのモデル、ここ最近増備のピッチが急ですが16番の愉しみ方としてこういうのがあってもいいかなとは思っています。
光山鉄道管理局
HPです。

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この記事へのコメント
今で言うNゲージのBトレみたいなものでしょうか。
そういえば、松本吉之さんが書いた「鉄道模型考古学」に昔は手軽に鉄道模型を始められるよう、実物を短縮した模型が流行ったと書かれてたのを思い出しました。
値段的なメリット以外にも、急カーブに強そうですね。
カツミといえば天賞堂と並んで超高級模型というイメージがあります。
昔はこのような製品も出してたんですね。
昭和40年代頃は「精密モデルの天賞堂」に対し「走行主体のカツミ」と言うブランドイメージがある程度定着していました。
自由形でも天賞堂のCタンクなんかは「本当にどこかに居そう」なリアリティがありましたし、カツミとは作風が違う印象でしたね。
尤もそのカツミでも天賞堂並みのディテーリングのシュパーブラインと言うブランドがありましたが、一方でダイカストやプラを取り入れて安価にスケール機を楽しむダイヤモンドシリーズの二本立て(通常品も入れると3本立て?)で幅広いニーズに対応しています。
Nゲージ()がメインでなかったTOMIX登場前夜までは16番もファンの開拓には積極的だった事が伺われますね。
ところで、当方のブログにリンクを張りつけたく思いますがよろしいでしょうか?(突然で申し訳ございませんが・・・。)
EB58と二軸客車はNゲージ登場までは鉄道模型の入門編としてかなり普及していたようですね。昨年のJAMを見に行ったときそれらのモデルを一堂に走らせていたクラブがあって、なかなか和まされるものがありました。
リンクの件了解しました。そちらのブログも拝見させて頂きましたが、宜しければこちらの方でもリンクを張らせて頂けると有難いと思います。
よろしくお願いします。
当方のサイトからもリンクの貼り付けはOKですので、よろしくお願いします。
それでは当方のサイトでもリンクを貼らせていただきます。