フライッシュマンの大物車

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 もう10月だというのに夏の帰省の戦利品から

 今回故郷の中古ショップではなぜかNゲージの外国形の中古によく当たりました。
 以前紹介のミニトリックスE44もそこでの掘り出し物なのですが、そことは別のショップでもフライッシュマンを中心に外国形を見かけました。

 そこでの戦利品がこの2両。
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 フライッシュマンの大物車。このジャンルはTOMIXのシキに始まりZゲージのミニクラブ仕様の大物車、更に昨年は甲府モデルのシキ180を作っていたのですが、フライッシュマンのそれはそのどれとも異なる形式で日本型に混ざって使われても違和感がなさそうです。
 他社のシキは2軸か3軸のボギー台車を複数組み合わせる事で大物車らしさを感じさせるのですが、フライッシュマンのそれは何と4軸ボギー台車の組み合わせで個性的であると同時に独特の重量感を持っています。

 また、日本型のシキはマイクロのシキ800クラスですら手に持った時に図体の割にやけに軽い印象の物が多かったのですが、このフライッシュマンの仕様はシャシ自体がダイカストなのか独特のどっしりした重みを感じます。事によると空荷状態で走らせても安定した走りを確保するための工夫かもしれません。実車でも貨車と言うのは荷を満載にしている限りは重いものですが欧州メーカーの貨車も意外に重いものが多く、走る時の重量感が演出しやすい事はよく感じる所です。

 ただ、他社のシキが複数の台車の組み合わせとフレームの動きの大きさで見た目に反してかなり小回りが効くのに対して、フライッシュマンの4軸台車は物理的な小回り性に欠け、TOMIXのミニカーブはクリアできませんでした。
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 もう1両、スペインのイベルトレイン社製の長物車も一緒に入手。
 こちらは日本で言えばチキに相当する貨車と思いますが、積んでいる丸太が見るからに材木と言った感じの質感なのが気に入りました。
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 今回の2両の貨車をためしにモジュール上で9600に牽かせてみましたが「本当にこういう編成があったのではないか」と思わせるくらいしっくりきたのには驚きました(笑)

光山鉄道管理局
 HPです。


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この記事へのコメント

レサレサ
2019年10月05日 15:21
貨車、特にこういう特殊用途の物は機能性重視でどこの国でもさほど違和感内から流用できそうですね。
(RMMの7号でアメリカの貨車をタキ・シキ・トキに改造というのもあったが、色の塗り替えとタキ手すり変更だけで違和感なし。)

ところで4軸ボギーなので曲線が通らないという話ですが、車軸はどういう構造なんでしょうか?
もし中間2軸を外せば通過できそうなら、ここを少し小さいKATOのBトレに使う車軸を嵌めれば少し違うんじゃないでしょうか。
光山市交通局
2019年10月05日 21:54
>レサレサさん

 本文では書かなかったのですが、今回の様な大物車などは特にそうなのですが欧州型の貨車は実在性とはまた別な所で素直に「カッコいい」と思える所があり、そこがまた魅力的に思えますね。

 4連台車は普通のボギー台車が4連化した構造な上にD型蒸機より車軸の間隔が広めなので小径カーブに弱かったのだと思います。
 メルクリンZゲージの大物車は本来14軸なのを模型では4軸でごまかしていたのですが、今回の奴も中間軸を二つばかり抜けば案外行けるかもしれないですね。