バックマンの「旅客駅」
トミーナインスケール時代のバックマンストラクチャーから一席。
貨物駅と並んで日本風レイアウトに使いづらい建物としては「旅客駅」があります。
アメリカでは日欧の様な「高さのあるホームから同一平面上で客が列車に乗る」というのは都会を別にすると昔は稀でした。
列車が来ると乗客は客車のステップをよじ登って乗車するというのが昔の田舎の駅などでは普通だった訳です。
ですから旅客駅と言っても隅っこの駅の本屋がポツンと建っているだけと言う風景が当たり前でした。
そんな事もあってかTOMIXの前身であるトミーナインスケールのバックマンストラクチャーではホームはラインナップされていません。
地上駅舎だけが製品化され、カタログにも掲載されているのですが真っ黄色のカラーリングに、日本の感覚だと到底駅本屋に見えないまるでファンタジックな建物が「旅客駅」と称して売られていた訳です。
今回のモデルも中古だけに前のユーザーは他の建物と共に一定期間このモデルをレイアウトに組み込んでいた形跡がありますが、彼がよほどのアメリカ型ファンか、かなり無国籍に徹したレイアウトを作っていたのでもない限りこの駅舎の扱いには苦労していたのではないでしょうか。
ただ、そうした事情を離れて単純にこの建物を見るとこじんまりとしていながら良く纏まった形状はしていると思います。
ベース部分は駐車スペースになっている様でこれまたバックマンの建物の美点(と私が勝手に思っている)である「自動車がベースに固定され、建物周囲には人形やアクセサリ類が取付済み」となっているせいで購入した時点で周辺部の雰囲気まで表現できているのが有難いです。
さて、この建物ですがその形状とベースの駐車スペースなんかを合わせると「レストランかドライブイン」ならどうにか日本風のレイアウトでも使えると思います。
こういう異国情緒全開モードのレストランだったら都市部のビルの谷間にだって存在できそうですし看板や駐車場の車の差し替えなんかでショウユ味を加えるのは容易ではないかと。
あるいは鉄道趣味のオーナーの意向で敢えてアメリカの駅舎風に作りましたと言う言い訳もたちそうです(笑)
光山鉄道管理局
HPです。
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アメリカでは日欧の様な「高さのあるホームから同一平面上で客が列車に乗る」というのは都会を別にすると昔は稀でした。
列車が来ると乗客は客車のステップをよじ登って乗車するというのが昔の田舎の駅などでは普通だった訳です。
ですから旅客駅と言っても隅っこの駅の本屋がポツンと建っているだけと言う風景が当たり前でした。
そんな事もあってかTOMIXの前身であるトミーナインスケールのバックマンストラクチャーではホームはラインナップされていません。
地上駅舎だけが製品化され、カタログにも掲載されているのですが真っ黄色のカラーリングに、日本の感覚だと到底駅本屋に見えないまるでファンタジックな建物が「旅客駅」と称して売られていた訳です。
今回のモデルも中古だけに前のユーザーは他の建物と共に一定期間このモデルをレイアウトに組み込んでいた形跡がありますが、彼がよほどのアメリカ型ファンか、かなり無国籍に徹したレイアウトを作っていたのでもない限りこの駅舎の扱いには苦労していたのではないでしょうか。
ただ、そうした事情を離れて単純にこの建物を見るとこじんまりとしていながら良く纏まった形状はしていると思います。
ベース部分は駐車スペースになっている様でこれまたバックマンの建物の美点(と私が勝手に思っている)である「自動車がベースに固定され、建物周囲には人形やアクセサリ類が取付済み」となっているせいで購入した時点で周辺部の雰囲気まで表現できているのが有難いです。
さて、この建物ですがその形状とベースの駐車スペースなんかを合わせると「レストランかドライブイン」ならどうにか日本風のレイアウトでも使えると思います。
こういう異国情緒全開モードのレストランだったら都市部のビルの谷間にだって存在できそうですし看板や駐車場の車の差し替えなんかでショウユ味を加えるのは容易ではないかと。
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