「日本電車発達史」

 1月末頃の地元イベントで入手したカラーブックスから
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 「日本電車発達史」(吉川文夫著)

 カラーブックスの鉄道ネタは基本的に発行当時の最新の鉄道を中心に国鉄や各私鉄の沿革を後半のモノクロページでざっと流すというのが普通の形式です。
 ですからたいていの場合は(発行年次に合わせて)昭和50年代か60年代の車両ばかりが俯瞰されているわけで、当時のオールドファンにはやや食い足りなかったかと思われます。

 ですが本書はそうした形式と異なり日本の電車第一号となった明治時代の創業当時の京都市電から始まり、明治、大正、昭和(本書の初版は平成元年)の歴史を俯瞰しながら、その時代時代を象徴する様な車両を年代順に並べる構成となっています。
 他の鉄道本なら当たり前なのですが、ことカラーブックスの場合この形式はかなり新鮮に映ります。
 しかも文庫サイズなので手軽に読めるというのも身上。
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 オールドファンには懐かしいであろう、近鉄のモ200(かつてのデボ1)とか東武のデハ7とかの昭和20年代、30年代に撮られた車両の写真などはこういう形式の本でなければ「カラーブックスでカラー写真を拝めなかった」でしょうからこれだけでまず嬉しい。
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 さすがに発行年代が年代なだけに「205系通勤電車が最新鋭」になってしまうのですが、電車の世界は他の乗り物に比べて実に変転が激しいのでそれまでの時代の俯瞰だけでも十分楽しめる内容になっていると思います。

光山鉄道管理局
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この記事へのコメント

レサレサ
2020年03月11日 00:11
並び順というと私の持っている学研の『機関車・電車』の場合、蒸気機関車とか電気機関車のような種類別でそれぞれが過去から現在の順に並んでいるのですが、私鉄・外国車両が後回しなのはともかく、なぜか国鉄同士でも機関車は「電気機関車→ディーゼル機関車」の順番なのに、動力分散組は「気動車→電車」の順番です。

・・・登場順だと蒸機→電車→電機→気動車→ディーゼル機なのに。

もしかして蒸気動車基準かとも思ったのですが、この図鑑にのせられている唯一の蒸気動車キハ6400は1912年製造だし、国内最古(1905年の瀬戸自動鉄道)でも電車の方が早いんですよね…何順だ?

ちなみに同書のキハ6400はスペックのデータがでたらめで「全長:約20m」、「重量・出力・製造年」が記載なし…実車が残っているのになんという手抜きw
しかも唯一載っている全長のデータが間違っているし…(というか、図でも同じページにある全長20mのキハニ36450よりどう見ても小さい)
光山市交通局
2020年03月11日 23:10
>レサレサさん

 たまたま学研の図鑑が手元にあったのでチェックしてみたのですが仰る通り気動車が電車の前でしたね。失念していました。

 馬力はともかくキハ6400は15M級で自重24トン弱位のようですね。
 いわゆるスティームトラムの類に入る車両でしょうか。鉄コレ動力を使って作ってみたい気もしますね(それともIORI工房さん辺りがキットを出しているかな?)