レイアウト用の人形のはなし

 今年は例の騒ぎもあって、モジュールを持ち込むイベントがあるかどうかもはっきりしないですがモジュールやレイアウトに手を加えること自体は続けたいと思います。
 実は今回のイベントに出す予定のモジュールはかなり前に製作した物なのですが街並み風景が中心で車の通りもそれなりにある物でありながら「全くの無人状態」という弱点があります。
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 ごく初期の製作という事もあったのですが、当時はレイアウトに人形を配するメリットを私自身よく認識していなかったので移動時の破損を減らす意味でも敢えて人形を配置しなかったのです。
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 ですが今では当時とは全く逆で人っ子ひとりいないレイアウトとかモジュールというものが考えられないくらいに人形を配置しまくっていますから我ながらわからないものです。
 今回の改修の柱のひとつも「モジュールの無人状態の解消」ですが、昨年来補充している人形類のいくつかはその際に役立ちそうです。

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 YFSの「サトウさんとモブさん」計130人
 モブというのは直訳すれば「群衆」となりますがアニメなんかでは「その他大勢」といった無性格な背景キャラといった意味の言葉になりますか。実景では群衆といえども一人一人が性格や個性を持っているもので二人として同じ人はいないものですが(当たり前か)レイアウトやジオラマの世界ではこうした無性格なキャラを背景に配することで主役を引き立たせるという使い方もできます。

 このセットが想定しているモブキャラはほとんど似たような色の服装と背格好、適度に省略されたディテールですが本来はホームなどの背景用群衆を想定しています。ただ、モブさんだけでは却ってリアリティを欠きますから「サトウさん」という前景用のよりディテール(描きこみ)の多い人形を組み合わせて使う様になっています。これは横断歩道の前とか踏切周辺なんかにも応用が利くと思います。
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 同じ人形でもこちらは一点物と言いますか、他に使いようのないシーン限定のフィギュアといえます。
 これは昨年秋葉のポポ〇デッタで見つけた「救急隊と患者(あるいはけが人)」です。
 そこでは同型のフィギュアが数セットバーゲンされていたのですが流石に二つ以上買うのはためらわれました。

 それはそうでしょう、事故現場でも火災現場でも「全く同じポージングの救急搬送が二つも三つも並んでいたらそっちの方が不自然ですから」
 これはプライザーの奴だったと思いますが、こういうのが製品として商売になる(くらい売れている)という事自体が凄いと思います。
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 最後に甲府モデルの「鳥」
 これもアイデアとして面白いと思います。というか「あるようでなかったアクセサリ」
 ペーパーの切り抜きなので平面なのは仕方ありませんが小鳥ならそれほど不自然ではないと思います。家の屋根の上に数羽並べるもよし、駅前広場の土鳩よろしくアトランダムの配置するもよし。
 町中の廃ビルの屋上に大量に巣食わせても面白いと思います(廃ビルの屋上が近場のカラスや鳥の巣窟になっているケースは意外と多い)

光山鉄道管理局
 HPです。


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この記事へのコメント

レサレサ
2023年10月03日 19:50
数年越しで悪いのですが、最近知りました低コストの「満員電車用の群衆」の作り方をご紹介します。

材料はプラ角棒で、高さが5~6mmぐらい(床高さによって異なる)、幅は通路に収まる程度、長さは客室全域ぐらいあればいいようです。

これを何か(熱で変形しなければなんでもいい)に仮接着後、はんだごてや熱した五寸釘などで撫でまわしたりへこみをつけたりしてボコボコした物体に変え、その後全体を灰色塗装した後、周囲を斑に服の色で塗り、上部の凸部に軽く黒を塗って髪の毛を表現すれば完成。

・・・どう見ても人間には見えませんが、鉄コレやGMキットなどの内部照明がない車両に入れると「群衆らしいもの」がいるように見えます。
光山市交通局
2023年10月05日 20:05
>レサレサさん

返信が遅れてすみません。
一種のオブジェの様ですが、Nゲージの車両に組み込むなら効果的なやり方かもしれないですね。

バックマンなんかにあった「シルエットの乗客」よりはリアリティはありそうです。
折を見て試してみたいテクニックです。