レイアウトに賑わいを、そして・・・
先月の半ばころのこのブログでモジュールの改修のひとつに「無人状態の風景に人形を追加する」というのを書きました。
そこで思い出したのですがこれまで私の作ってきたレイアウトやモジュールは一部を除いて「風景のどこかに人混みがある一角があるか人の集まるイベントが設定されている」という特徴があります。
レイアウトのモチーフに都市を選んでいるからという事もあるのですが風景の活気を表現するのに人間の存在が欠かせないという事も大いにあると思います。かつてはレイアウトにおいて動きのない人形を配置するのに少なからず疑問を持っていたのですが、それが今では人のいない風景が考えられない位ですから。
もちろんモチーフによって疎と密のメリハリはつけているつもりですが、人の多い空間を作っている時には独特のわくわく感を感じていたのも確かです。
もちろんここ10年くらいの間にレイアウト用の人形のラインナップが充実してきたことや割合手軽に入手しやすくなっている事も大きな要因なのですが、その根底にあるのが「風景の中の活気を作りたい」事、逆に言うなら田舎暮らしゆえに感じる「人混みのない風景の侘しさ、活気のなさ」が身に染みているからだとも言えます。
ですからモジュールが改修されるたびに人口が増えてゆき、秋葉や何かをほっつき歩いていても人形の安売りでもあるとすぐ飛びついてしまう自分がいたりするわけですが。
そんな目で見ると最近の肺炎騒動がもたらした「繁華街の無人状態」が現実になっている事に少なからずぞっとするものを感じたりもしています。こうした風景は人混みあってのものですし、人が集まる事による活気が風景の大きな構成要素として成り立っている訳ですから。
よもや人混みの風景がレイアウトの中でしか見られなくなりつつある現実が来る事になるとは、ついふた月前には想像もできない事でした。
とにかく今は一刻も早い事態の収拾を祈るのみ。そしてそれまでは何事につけても用心しなければなりません。
光山鉄道管理局
HPです。
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この記事へのコメント
現実の世界も早く、この町のような活気を取り戻して欲しいものです。
車内用にシルエットの切り抜きみたいな奴がどこかのメーカーにありましたが、あれのもうちょっとマシな造形で「十数人ぐらいの人間が一体形成でそのまま地面に置けるような人形」。
製作コストが同行というなら「半身だけの人」と「首から上(差し込み用の金属線付き)」のパーツを量産してユーザーで接着して群衆にして塗装とかでもいいのに。
窓から乗客のシルエットが見えるのは確か、バックマンのアメリカ形路面電車ではないでしょうか?
あの路面電車、外国形としては異常に安いので買おうと思ってたら、いつの間にか売り切れてました。
>バックマンの路面電車
私が言っているのはそれじゃなくて単色のプラの切り抜きみたいな奴です。
気になってさっき調べたところ、YFSの「満員戦隊シャナイダ」という商品でした。
>鉄道模型大好きおじさん
>
>非常事態宣言が全国に拡大され、田舎も厳戒態勢に組み込まれましたが、一人一人の用心が今ほど求められている時もありませんね。
私も休日は蟄居状態ですが事態の収拾を待ち望んでいます。
JAMとかソニックシティのイベントなどでは安価な人形のセットがよく出ているので群衆が欲しい時などたまに買う時があります。
先日紹介した「サトウさんとモブさん」なんかもその流れの上のセットですが、群衆の一体成型でない所がまだまだ過渡的な製品の気がします。
>鉄道模型大好きおじさん
>
バックマンの路面電車は私も持っていますが山梨交通の動力に流用してしまいました。仰るように今ではかなり入手は難しいですね。
バックマンは客車なんかでも同じようなシルエット処理のモデルを出しています。
>レサレサさん
>
>単色のプラの切り抜き~
ペーパー製ですがこれに近いものを半年くらい前に甲府モデルの試作品で見た事があります。本来なら製品化されているかもしれないのですが、今のこのご時世ではどうなっていますか。