16番の自作客車のはなし

今回は久しぶりの16番ネタ。

 先日の「おうちでグランシップトレインフェスタ」に関連した入線車の話です。
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 Twitterの動画でもアップロードしたのですが、トレインフェスタに因んだ16番モデルのお座敷運転で混合列車を仕立てた際にお目見えさせたモデルがありました。

 ペーパーキットの素組みなのか、あるいはまったくの自作モデルなのかは判然としないのですが、16番のダブルルーフ客車。
 実はこれ、先日久しぶりに覗いた中古ショップの出物です。

 2か月ぶりくらいに覗いたショップだったのですが、そこでNゲージのジャンク品に混じって袋詰め状態で売られていました。
 これは地方の中古ショップで売られる16番やHOゲージのモデルとしてはかなり異例な事です。
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 恐らく自作品ゆえに値付けの見当が付けられなかったと思えるのですがこれで1両800円。
 丁度昨年来小型古典機の増備が著しかった折、それが牽引する客車としては丁度いいと思い購入しました。
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 屋根板は当時市販されていた木製の既製品と思われますがベンチレータは真鍮製の別パーツ。床板も木で床下機器も木製削り出しで車体もペーパー製ラッカー塗装の様子。連結器もベーカー型です。

 これらの状況から鑑みてこのモデルは昭和40年代くらいの16番ファンの自作車両ではないかと推定しました。
 形態はオハ31風ですが台車の軸間距離が短めなので急カーブに対応したフリーととらえるのが正しそうです。
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 なにせジャンク品扱いの売り物だけに購入時点でベンチレータの一部が欠落していましたがこれらはリペア可能でした。
 ただ、車輪がはまっていた1両目の台車の車輪の絶縁方向が間違っていたため、試運転でいきなりショートを連発したのには一瞬焦りましたが(まあ、これなどは正しい向きに車輪をはめ直せば済むはなしですが大汗) 
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 ともあれ、これに適当な二軸貨車を組み合わせたミキストがお座敷のエンドレスをとことこ走る様はなかなかノスタルジックな気分ではありました。
 フェスタの当日にこれを走らせられたので自宅で行なう「おうちフェスタ」がお祭りっぽい盛り上がりになったのは幸いです。

光山鉄道管理局
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