今月のジャンク車から エンドウの京阪5000系のはなし

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 今回は久しぶりの入線となったジャンクモデルから。
 二月ぶりくらいに覗いた中古ショップの掘り出し物です。

 物はエンドウの京阪5000系。通称「三津五郎」と呼ばれる18M級の5扉車の4連です。
 一部パーツの欠損がある事、ヘッドライトが点灯しない瑕疵があったせいか1両あたり1000円ちょっとという割合リーズナブルな値付けでした。
 エンドウのブラス造形の電車モデルの中でも5000系は先頭車の庇部分をブラスの厚みで処理している点、また塗装も結構複雑な塗分けをクリーンに仕上げている点で模型として私の好みにぴったりくる車両でもあります。

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 さて、この5000系ですが実はすでに4連の編成を別なショップで既に入手しています。
 それなのになぜ今回わざわざ二編成目を入線させたかと言いますと、実車の7連編成、または4連と3連のコラボ運用を期待しての事です。

 実際、モデルのパッケージに掲載されている編成表でも4+3の7連となっていましたしこの編成の場合18M級なのでフル編成でも長すぎて困る事がないのが有難い。
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 ・・・とそこまでは良いのですがこの5000系、前回のも今回のも先頭車のカプラーがスカート一体のダミーカプラーなのが悩みどころ。
 同じエンドウの電車でも近鉄のスナックカーなどは増結専用のT車セットと言うのが出ていたのですが、そこまでの配慮はこの5000系にはないようです。
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 となると先頭車の加工以外方法がないわけですが、カトーカプラーにしろTNカプラーにしろスカート部の加工は必須。
 元の台車がカプラーポケットをごっそりカットしているうえに台車自体も他メーカーと異なる構造なので他社の台車でコンバートと言うのが考えにくいのです。
 どうしたものか、当分は悩みそうですね(汗)

 (店頭で「パーツ欠損」との表示があったのは片側の先頭車の検電アンテナの欠落ですが、これはまだ自作パーツによるリペアが利きそうです)

光山鉄道管理局
 HPです。昨日「車両紹介」の項一部更新しました


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この記事へのコメント

鉄道模型大好きおじさん
2020年06月29日 23:04
エンドウの京阪5000系は古いながらもクオリティの高い製品ですね。

実物の5000系、初期の車両は3両と4両に分割可能でしたが、途中から7両固定編成に変更されましたね。
もっとも殆ど7両編成で運用されてましたから、分割させる必要が無いと判断したのだと思います。
昭和55年、DQN中学生による置石脱線事故で本形式が被災した時は分割可能な構造が幸いして4両編成による運用がありました。
当時、旧型車による運用が多かった宇治線で暫定運用されたので、利用客の注目を浴びたという逸話もあるそうです。
光山市交通局
2020年07月01日 20:28
>鉄道模型大好きおじさん

返事が遅くなり申し訳ありません。
例外的ながら4連の運用があったというのは今回初めて知りました。
エンドウが5000系を出したのは例の事故に前後するタイミングだったと思いますが、基本4連の編成での製品化だったのは偶然の一致とはいえ面白い現象です。

 ですがやっぱりエンドウさんには3連の増結セットを出して欲しかったです。4連×2だとどうしてもパンタ非搭載の先頭車が足りないですから。