みにちゅあーとの「鋭角ビル」

みにちゅあーとの積みキット消化のはなし
P5233514.jpg
 今回は「鋭角ビルA」を製作しました。
 以前このブログで製品版の日本型ストラクチャーのビルは単純な箱形態が多く単調なのが弱点といった意味の事を書きました。
 その考えは今でも大きく変わっていないのですが、さんけいさんの鋭角ビルはその意味で私の琴線を大いに刺激してくれたキットです。

 都市部は勿論ちょっと大きな町並みでもこういう三角の敷地に合わせたビルというのは意外に多くお目に掛かります。
 市街地のY字路の角、田舎だと旧街道からバイパスに分岐する場所なんかに使えますし、どうかすると碁盤目状になりがちなレイアウトの街並みに変化をつけてくれそうな好アイテムと思います。
P5213510.jpg
 今回のは説明書によればみにちゅあーとの中で星4つの難易度との事で手間はかかりますが、時間をかけて腰を据えればそう難しい事はありません。
 ただ、このキットの場合敷地形状に合わせた壁面の組み合わせに個性は感じるものの「建物の組み立て自体には面白みが薄かった」のは確かです。
(それでも過去に紹介した2種のビルよりははるかに楽しかったですが)
IMG_6238~photo.jpgIMG_6239~photo.jpgIMG_6240~photo.jpg
 ですがこのキットの真骨頂は建物の形状が仕上がったあと、テナントをはじめとするアクセサリの擬装工程にあります。
 以前紹介の本屋と同様、1階部分のコンビニ店頭には自販機やごみ箱、のぼりやポスターまで店頭のアクセサリが豊富に用意されています。、
 これらが全て付くと相当に細密感(と生活感)に溢れた雰囲気が出せるのです。
 2階、3階部分は床板だけなのですが、窓の大きい建物だけに仕切りやインテリアを工夫したらさらに見栄えがする事でしょう。
 (私の場合素組みに拘り過ぎてインテリアをつけなかったのを今になって後悔しています)

 実はこのキットの工作で一番手間がかかったのがこの擬装工程だったのですが、一番楽しかったのもこの擬装工程でした。
 実際、キットバッシュでも自作でもビルの工作の一番の楽しみはこれではないかと思えます。
P5233512.jpg
 テナントが入り看板やアクセサリが追加されることで街並みの中で生きるビルの雰囲気は創生されますし、それがなければただの箱作りになってしまう事が大半な気もします。
 (因みにみにちゅあーとでも店舗や住宅の類は建物の構造それ自体に個性があるので前半の組み立ての方が楽しい事が多かったです)

光山鉄道管理局
 HPです。


にほんブログ村


にほんブログ村


にほんブログ村


鉄道模型ランキング

現在参加中です。気に入ったり参考になったらクリックをお願いします。


この記事へのコメント