バックマンストラクチャーの「農家」

 トミーナインスケールでも売られていたバックマンの懐かしNゲージストラクチャーから
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 今回は「農家」を紹介します。
 和風のわらぶきとか瓦葺きの住宅の農家と異なりこちらの農家は日本の農村風景の中ではさすがに違和感を感じてしまう建物です。
 ですからこれを当時レイアウトに使った人はアメリカ型ファンを除けばそういなかったと思います。

 事実、これが売られていた当時はデパートの模型売り場で結構長い事売れ残っていた記憶があります。
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 ですからこれも「アメリカの田舎風の住宅を現代の新興住宅地にもってきました」という感じのノリに使うのがよさそうです。
 あるいは少しマニアックな喫茶店や食堂、あるいはドライブインに使うとかも良いかもしれません。

 ところで1枚目の写真、二階の窓枠が少し落ちかかっているのにお気づきと思います。
 実は最初は単にモデルが壊れかけているくらいにしか見ていなかったのですが、よく見ると窓枠ではありません。
 なんとこれ、「網戸」のパーツが別体で付いていたのです。

 確かに農家の窓には虫よけの網戸くらいあってもいいですし、むしろそれが当然なのですがよく考えてみたら「日本型の住宅模型で網戸を標準装備したものは完成品、キットを問わずひとつもない(はず)なのです。
 50年前のバックマンのストラクチャーにこういう細やかさがあるとは思いませんでしたからこれも結構なカルチャーショックです。
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 更に裏手にはプロパンのボンベや空き樽なんかも配置されていて(造形が大味なものの)意外なほど細密な感じがあります。
 サイズ的に小さすぎる弱点がありますが、単独の民芸品的モデルとして飾り棚やテレビの上なんかに飾っても面白そうなアイテムではあります。

光山鉄道管理局
 HPです。


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