ワールド工芸の電動貨車

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 久しぶりに積みプラ消化作です。
 数年前に秋葉のIMONで購入したワールド工芸の電動貨車キット。
 休日蟄居の友として先日製作しました。
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 とはいえ、今年は殊の外雨が多く好天に恵まれませんでした。
 ですから塗装を必要とするキットでありながら、天候面の問題でこれまでなかなか取り掛かれなかった車両でもあったのです。
 6,7月に休日と晴れ間が重なったわずかの偶然を利用して各パーツを塗装。ようやく先日組み立てました。
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 とはいえこのキットは動力ユニットは組み立て済み。そのままでも自走できますがノーマルだといかにも軽すぎる。付属のウェイトを積んでどうにかといったところです。
 2軸ですが駆動するのは片側。コアレスモータを床下に組み込んでいますから、やや荷台の床が高いものの「真ん中が向こうへ抜けている動力車」という昔のNゲージだったら考えられない構造の車両が実現できるわけです。

 車体の組み立てはABSボンドを使うのを除けば、単に箱を組み立てるだけなので塗装さえしなければ20分もあればできます。
 カラーリングは以前紹介した甲武鉄道のロハに準拠してオリーブドラブ。
 2両並べたときの統一性を取りました。
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 一応完成した貨車にワムを引かせてみたら若干ですがワム70000よりも小振りだったのには驚きました。コアレス故にスローはそこそこ利くはず・・・だったのですが車体の軽さと集電の不安定さからゆったりした走りはやや不向きかもしれません。
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光山鉄道管理局
 HPです。


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この記事へのコメント

鉄道模型大好きおじさん
2020年08月09日 22:11
ワールドといえば以前は金属製品ばかりでしたが、最近はプラキットが増えましたね。
少子化などで鉄道模型をやる人が激減しているので、門戸を広げたんでしょうね。

レサレサ
2020年08月10日 11:39
>鉄道模型大好きおじさん
>金属製品→プラキット

アルモデルのとて簡シリーズはそこそこ売られているのを考えると、素人にとっつきにくいのは「金属製品」というより「はんだ付け」だと思います。

はんだ付けの方が強度面はいいんでしょうが、私もレールをはんだ付け(チキの積荷用に真鍮の薄板を下に敷いて数本束にする)の際、初めてやった時はフラックスをいくら塗ってもはんだが付かず弾かれまくってすぐにとれて困りました。

話変わりますが、自分がアルモデルの製品で初めて購入したのも確か電動貨車でした。
「A1014 とても簡単なデワ」という奴で当時ははんだ付けができないので瞬間接着剤で組み立て・・・なのですが、それを逆手に取ってネット上で見かけた「ハイブリッド工作(真鍮車体にプラ棒を直接接着する)」なるものを実行し、ごつごつしたいかにも角材で組んだような車両に改造。
最初赤く塗ってましたが、あとでシンナーで落として黒に塗りなおして現在に至っています。
次にサイコロデワが欲しかったですが売ってなかったので、名鉄デキ101が初期は電動貨車のように使用されてたというのを思い出し、ジオコレの奴を改造(ボンネットを切除)してアイコムの2軸動力をはめ込んで両面テープで止めました。

現在こいつらは休車気味ですが、単台車の枠みたいなパーツ(上記のデキはジオコレのTR23を改造したものをつけてた)が入手出来たら、単車の電動車をダミーでも作ってみたいです。
光山市交通局
2020年08月10日 22:17
>鉄道模型大好きおじさん
>レサレサさん

 はんだ付けはある程度慣れを要する事と事前の準備に手間がかかる事が大きなハードルと思います。そのハードルを越えると金属モデラーはのめり込みやすいのではないかと。
 慣れてしまえば「一度付けたものを再剥離するのが容易」「瞬着より短時間に強度のある接合が可能」というメリットもあるにはあるのですが。

 ワールドのプラキットは大物よりも特異な形状の物や小型車にラインアップが集中しているのが特徴的ですね。

 ワールド工芸の場合、コアレスモータ仕様の低床動力ユニットが出た事もこの流れへのひとつのターニングポイントになった気がします。
 台車に動力が内蔵できることで従来では考えられなかった形状のモデルがNゲージで出せる様になった事もひとつの革新ではないかと思います。
 
 その意味では今後のラインナップが楽しみなシリーズと感じています。
2020年08月12日 16:22
コアレスモータの小型化により、台車部分にモータを収納したバージョンですね。

1軸のみでの駆動なので、多少心配がありますが、それよりは、重量不足による集電不良が課題かもしれませんね。

毎年12月には、さいたま鉄道模型フェスタに行っていましたが、今年は軒並みイベントが中止で、こちらも無理そうですね。
毎年、ワールド工芸のジャンクパーツを買うのを楽しみしているんですが・・・。
光山市交通局
2020年08月13日 22:55
>oomoriさん

 仰る通りで電動貨車の場合付属のウェイトがないとまともに集電しない感じです(しかも飛ばすと急カーブでは派手に吹っ飛びますしw)

 コアレスの動力ユニットは以前弘南鉄道の機関車を作った時に初めてまみえましたが、軽すぎて牽引力には不安を感じたものです(まあ実車のお仕事がラッセル車1両を押すだけなのでどうにかなっている気もしますが)

 イベント、特に即売会系のそれが中止になるのは痛いですね。
 3密そのもののイベントだけに無理もないのですが、どうにかならないものかと(涙)