レイアウトで仙石線まつり・その2

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 休日蟄居の中の自宅運転会も、梅雨明け後からこのかた暑さのせいでなかなかやる気が起きません。
 レイアウトの部屋に冷房でもあればいいのですが、なかなかそういう訳にはいかないだけに猛暑の日中は運休状態というのが増えています(汗)

 そんな中を縫って今回は仙石線シリーズの第二弾をば。
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 前回も紹介したように仙台で4扉の通勤電車を見かけてそこに都会っぽい空気を感じたものですが、時期的にあの当時見た通勤電車とは恐らく72系かモハ40系辺りだったろうと思います。
 どちらもいわゆる「旧国」と呼ばれる電車のグループですから4扉(3扉)とはいえ電車の形状としては古色蒼然たるものはあったはずです。

 ですがもし、私がもう2,3年遅れて仙石線を見ていたら「都会っぽい雰囲気」とやらは更に強められていたのに違いありません。
 なぜといって1976年頃から旧国に属する72系電車がアコモ改造の名の下「外見だけは東京のと同じ103系高運転台電車」になっていたからです。

 電車に興味のない一般の人が見たら「東京で見るのと同じ電車が仙台を走っている」としか思わないでしょう。
 ファンからすれば床下を見ればこれが旧い電車そのものの足回りである事はひと目でわかるでしょうが。
 実際にはアコモ改造とは言っても走行系が昔のままですから何度か乗ってみれば騒音やら臭いやらとかは前とそれほど変わらないのに気づかれたかもしれないですが。
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 その改装車ですが製品としては鉄コレで数年前にリリースされています。ウグイス色とスカイブルーはそれぞれ山手線・京浜東北線と同じカラーリングですが中間車が2両続けてパンタ付きな所に旧国上がりの素性が感じられはします。
 (しかもクーラーなしですし)
 ウグイス色は前面に黄色い帯を付けて辛うじて「これは山手線の電車ではありません」と言いたげなルックスになりましたが。
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 その103系が仙石線に流れてくるのはそれからずっと後。
 2M構成のモハに先頭車を付けた4連の割合こじんまりした編成ですが、カラーリングはラッピング電車さながらの賑やかな仕様になりました。
 こちらはKATO(ラウンドハウス)から「タイプ」としてリリースされています。実車は前面窓が2連(二枚窓?)なのですが製品は普通の103系と同じ3連。
 他にも差異があるかもしれないですが、雰囲気は十分に仙石線の103系しています。細部に目くじらさえ立てなければ運転している分にはほとんど気になりません。
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光山鉄道管理局
 HPです。


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この記事へのコメント

鉄道模型大好きおじさん
2020年09月05日 07:30
高度成長期の頃は旧型電車の車体を新型車並に更新するのが流行りましたね。
特に私鉄では冷房車までありましたし、後に高性能化改造が簡単に出来るよう設計されたものもありました。
私の地元を走る近鉄にも6441系、1000系、920系といった車体更新車が存在しており、僅か4両とはいえ特急車両でも18000系がありました。
1000系や920系は後に高性能化改造されました。
光山市交通局
2020年09月07日 22:48
>鉄道模型大好きおじさん

 身延線のモハ62系なんかもそうした仲間のひとつですね。ただしベースが63系ですから冷房どころではなかったですが(これは仙石線の73系でも同様です)

 どちらかというと行き当たりばったりの車体更新をやりがちな旧国鉄系に比べると冷房の件と言い、私鉄の場合はそうした用意周到さが垣間見られるところが面白いですね。