8620花輪線3重連を走らせる
先週来(わたし個人が)盛り上がっているKATOの8620ネタ。
罐を3両も買い込み、セット物の貨物列車セットまで入線させた以上はやりたい事は決まっています。
「8620の3重連の貨物列車をレイアウト上で走らせる」事。
カプラーも重連用に替えましたし、さっそくやってみる事にしました。
8620は物がNゲージのモデルとしてはかなり精密なうえにパッケージがやや渋めなので、最初に箱から出す段階からやや覚悟を強いられます(笑)
重連用カプラーは先輪の軸にはめ込む方式で端梁ごと首を振る方式。
実は今回の8620で個人的に最大のウィークポイントと思えるのがこのカプラーでした。
互換性重視で基本アーノルドカプラーを採用している当鉄道ですが、ファインスケールで小ぶり、かつ最高レベルの細密度のモデルにもなると「アーノルドの標準カプラーがでかいこと!!」KATOカプラーなら外見上のダメージは少なそうです(但しそうなると次位の貨車にKATOカプラーとアーノルドカプラーを装備した控車を設定する必要がありますが)
とりあえず外見は目をつぶって3両のロコを繋ぎ花輪線セットの二軸貨車8両を牽かせると(メーカー推奨の方式ながら)花輪線の3重連編成は一丁上がりです。
まずはロコだけで試運転ですが、今回の86は重連カプラー周りの挙動がやや神経質。3両の機関車が完全にシンクロせず、個体差で微妙に速度が異なる事と、重連カプラーを装備した先輪が頼りない挙動を見せるせいか、スピードが高すぎたり線路のジョイント部分の段差や隙間が大きいと先輪が脱線しやすい傾向がある様です(特に2両目と3両目にその傾向が強い)
上述の様に重連用カプラーの部分が先輪にはまっているだけなので、場面によっては線路上にカプラーを落っことすトラブルもありました。
(余談ながら140Rのミニカーブでも真っ先に先輪が脱線します)
ただし、これは8620らしからぬ高速走行をやってはじめて顕著に出る傾向の様です。モデル自体はかなりスロー走行も効きますから「きちんと整備された線路で3重連らしい低速走行」で走らせる分には問題は出ませんでした。まあ、この編成で時速100キロ走行をやるのはナンセンスですし。
3重連らしいスピードで走らせる8620の貨物列車はとてもいい雰囲気で、かねてからの夢が実現した喜びもあって嬉しさもひとしおです。
気になると言えば「どこから見ても花輪線の沿線に見えないレイアウトのシーナリィ」である点。貨物列車だけに「イベントの記念編成」という言い訳が立たない都市風の風景で構成される光山市の沿線市街地を50年はタイムスリップした様なローカル貨物列車が練り歩くことになりました。
(今度OE88でも牽かせてみようかなw)
光山鉄道管理局
HPです。昨日「車両紹介」の項一部追加しました。
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この記事へのコメント
あと、電車の運転席側とか…
私も基本的にはアーノルドカプラー派なんですが、蒸気機関車の先頭側に使うのは躊躇してしまいます。
だから蒸気機関車同士では極力重連はしたくありません。
蒸気機関車の次位に電気機関車やディーゼル機関車を繋ぐ異動力車重連ならよくしてますけど。
欧州形の蒸気機関車なら先頭側もアーノルドカプラーが標準装備ですから、重連にするのも抵抗が無いです。
欧州の人は蒸気機関車の先頭側にアーノルドカプラーが付いていても気にならないのでしょうか…
そういえば欧州形は圧倒的にアーノルドカプラーが主流ですね。
米国形ならケーディーカプラーが普及しつつありますけど。
なんだかんだ言ってアーノルドカプラーはNゲージ揺籃期の規格でしたから今の様なフルスケール細密化の流れの中でやや取り残されがちになっている点は否定できないと思います。
本来ならもう一度統一規格でよりリアルかつ機能的なカプラー規格が策定されればいいのですが現状のメーカーごとの囲い込み路線の中では難しいかもしれませんね。
また、アーノルドやケーディーが彼の地で現在も支持されている理由のひとつとして「ごく簡易な解放ランプを使えば遠隔操作による自動解放が可能」という側面を無視できません。
あちらでは貨物列車や客車列車の編成や機関車の交換を遠隔操作で行うニーズが多いのですが、固定編成、専用貨物編成が主流になっている日本ではそのメリットがよく理解されない面も多々あると思います。