今月の入線車・ロコインターナショナルのBR144・5

 先日の入線車から。今回は久しぶりに外国型の電機です。
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 物はロコインターナショナルのBR144・5型電気機関車。

 同じショップには最近欧州型の機関車類の出物がいくつかあったのですが、カラフル且つ近代的な機種(例えばBR103やE151みたいなやつ)はカッコはいいのですが、うちのレイアウトでは橋させるには浮いてしまいそうです。
 むしろそこそこ古い型の機関車の方が古典的な日本形みたいで特に貨物列車とは相性も悪くありません(単機回送状態でも様になりますし)
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 そんな訳で居並ぶ出物の中から今回選んだのがこのBR144・5でした。
 箱型の車体のEDタイプで必要以上に出しゃばらないデザインは落ち着いていて好感を持てます。

 走行性は中古の外国型としてはまあ標準的な走り。適度にスローも効いてくれます。
 さて、このBR144‣5ですが、実は昨年入線させたミニトリックスのE44のバリエーションなのだそうです。

 元々のBR144は戦前生まれのドイツ機で、戦後ドイツが東西に分かれた後もそれぞれの地域で1980年代頃まで長い事現役を続けてきたという経緯のある電機だそうで、彼の地には保存機も残っているらしいです。
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 144それ自体はご覧の様な凸型の車体なのですが、今回の144.5はごく少数存在した箱型車体の仕様との事です。
 言われてみれば、足回りになんとなく共通したところも感じなくはありません。
 買う時はそんな事を全く意識していなかったのですが、偶然というのはあるものです。
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 外国型の電機は単純な箱型でもどこかしら好い味があって日本形のレイアウトでも古風な風景には似合う感じがしますね。
 ただ、こちらも交流機ですから時代設定は合わないのですが(汗)

 惜しいことに架線集電前提のパンタグラフは日本型に比べるとかなり跳ね上がった形状になるのが不自然です(汗)
 パンタの形状自体も味はあるものの、今の水準で見るとかなりラフに見えますし。

 という訳で、先日は花輪線貨物列車の先頭に立ててみましたが、これはこれでなかなかいい雰囲気を見せてくれました。
 面白いのは、ヘッドライトが点灯するだけでなく機器室の中にも明りが灯る事。これが意外といいアクセントになっています。
光山鉄道管理局
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この記事へのコメント

鉄道模型大好きおじさんく
2020年09月27日 09:13
同じ形式で凸形と箱形があるということですか?
と、いうことは日本形で言えばEF13が凸形から箱形に改造される過渡期みたいな ものでしょうか?
Eltonojhn
2020年09月28日 22:32
鉄道模型大好きおじさん:

此れは改造ではなく、マイナーチェンジのようですね。
日本に例えると、EF65のPF型が出てきたような感じでは?
光山市交通局
2020年09月28日 22:37


>鉄道模型大好きおじさん
>
 ドイツ語版のWikiを和訳したもので調べたのですが悪訳すぎてはっきりしなかったです。感じとしてはあちこちの勾配線区に対応するために新製と改造が入り混じっているのではないかと思われます。

 E144自体はドイツでは傑作機とされている様で使用期間も長く保存機も結構ある模様です。日本の交流機の歴史の浅さに比べると戦前から80年代まで活躍していたというのはすごい話ですね。
光山市交通局
2020年09月28日 22:38


>Eltonojhnさん

 情報ありがとうございます。外国型のデータは現地語の和訳に頼らざるを得ないのですが要領を得ないものが多かったので助かりました。