今月の入線車から・KATOの701系1000番台盛岡色

 今回紹介するのは私個人がかねてからリリースを待望し、それでいて出る事が複雑な気分にさせる新車の入線です。
 そう、KATOの「701系1000番台盛岡色」です。
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 3年前にマイクロが色違いをリリースし、昨年には鉄コレのNewDays特注品が出、おまけにその間に通常品の鉄コレの701系をベースにした改造モデルを2編成までも私に作らせた701系盛岡色!

 ようやく出ましたと言うか遂に来たと言うか、嬉しい反面複雑な気分にも襲われるモデルではあります。
 マイクロなんかは701系自体は以前から出していたのに盛岡色だけが後回しにされ17年くらい待たされていたのですが、いざ出始めるとまさか3年間で3社が矢継ぎ早に出してくるなんて思いませんから、ひとつ出るたびに一喜一憂させられてそれなりにストレスではありました。
 ましてや鉄コレが出したら当分出ないだろうとか思って青い森鉄道の仕様をベースに盛岡色の編成をふたつも作りましたし(そう思っていたらまさかのNewDaysからの鉄コレリリースでしたし)

 それにしても最近のKATOはライバル社が一渡りモデルを出してからもっと出来の良いモデルをぶつけてくるという、まるで昔の松下かトヨタみたいなリリースの仕方(これを個人的に「KATOの決定版商法」と呼んでいますがw)をしてくるので他社から新型車が出ても購入のタイミングを計るのが難しくなっている気もします。
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 とはいえ、今回の701系は屋上機器が異なる更新後の仕様なので既存製品とは変えている事で他社モデルとの完全なダブりが避けられているのは何よりです。
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 通常2連、繁忙期4連の編成に対応させるためかM車は片側台車駆動。この辺りは以前出ていたE127系と同じ機構ですが店頭で見た限りでは走行性はなかなかスムーズでした。
 造形に関しても最後発でしかもKATOの製品だけに造形の冷たさは感じるものの、細密感とのバランスも好いと感じました。

 701系従来品のスカートはE127系のそれを流用していたそうですが、今回のモデルではスカートも新製したとの事。またカプラーにカバーの付いた仕様は701系の模型では初めてではないかと思います。
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 さて真打ともいうべきKATOの製品が出ましたから701系盛岡色は事実上3社競作という状態になりました。
 それぞれの相違については次の機会に比較してみようと思います。

光山鉄道管理局
 HPです。


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