モジュール改修のとっかかり、水面のリニューアル

 先日お話しした来年のグランシップ(あるといいな)に向けてのモジュール改修のはなしから。
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 このモジュールの肝は道路橋、鉄道橋合わせて4つの橋が架かる川の部分でした。
 持ち運びを頻繁に行うゆえに水面の表現に重くて割れたりヒビが入る恐れのあるレジンが使えなかった(と言うより恐れをなした)ので、川の水面の表現には水性のクリアニスの重ね塗りで対処しています。

 これは職場でたまたま使っていたデコパージュの技法を応用したものですが、デコパージュの場合は滑らかでまっ平らな表面にしなければならないのに対し、川の表現に使うならむしろ波のような凸凹があった方がリアルになると思い、わざと凹凸の付くように塗り重ねていました。

 建造中から完成直後にかけてはまさに「ぬめる様な水面」が表現でき、自己満足に浸ったものです(大汗)
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 ですが年月が重なると当然水面に埃がたまり、水面というよりも古ぼけたキャンバスみたいな状態になります。
 水性ニスなので、軽い汚れなら濡れティッシュで拭いても多少はごまかせますが、年月が経過するとそれにも限界があります。

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 という訳で、今回は水面を拭き掃除した後に改めて水性ニスを重ね塗りしました。
 実はこれができる事がニスを使うメリットであると思います。

 原液のままだと刷毛で広げるときに気泡を生じやすいので多少の水を混ぜて落ち着かせます。刷毛もペンキの様に滑らせるのではなく、波を表現するようにちょん、ちょんとつつく様にニスを乗せてゆくと水面ぽくはなります。

 水底を作ったうえでレジンを流すような本格的な奴のようにはいきませんが、視点を下げて眺めると当初の様なぬめる様な水面が復活してくれました。
 あとは前回十分に表現しきれなかった石垣や川べりの植生の追加を考えます。

光山鉄道管理局
 HPです。


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この記事へのコメント

レサレサ
2020年10月24日 10:57
昔のTMSにあった水野良太郎の漫画に「釣り人の前で水面をモップ掛けする人が『水面が汚れてたら魚が見えないでしょう』と言って去っていく」ってあったのを思い出しましたw

それはさておき、この水面の汚れや傷問題ですと諸星昭弘さんの『テーブルサイズのNゲージレイアウト』で「水面下の色を塗った後透明プラ板を乗せ(接着しない)その上に波をジェルメディウムで。」という交換式案がありました。

構造上狭い水面限定ですが・・・
光山市交通局
2020年10月24日 22:59
>レサレサさん

 昔は透明プラバンが普及していなかったこともあってか「板ガラスを水面に見立てる」というのもありましたね。これも今では見なくなりましたが波に見立てるのに都合にいい波ガラスもポピュラーにありましたし。

 そういえば最近「ガラス屋さん」の店も見なくなりました。


 余談ですが水野良太郎氏のヒトコマ漫画、集めたらかなりのボリュームになる筈ですから何とか一冊にまとめた奴を見たい気がします。
 TMSの1000号記念とかで出ないものでしょうかね。