鉄コレ第30弾の「会津鉄道キハ8500」

 鉄道コレクション30弾の編成から
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 今回紹介するのは会津鉄道のキハ8500.
 これまでの鉄コレ離れした様な「垢ぬけた特急車」と言った趣の外見ですがそれもそのはずこの車両のルーツはかつて「北アルプス」号として高山に乗り入れていた名鉄のキハ8500です。

 JR線内ではキハ85系「ワイドビューひだ」を向こうに回して活躍していただけあって見た目からしてデラックス感が半端ありません。
 元々は中間車を挟んだ3連での運用もあったのですが会津へ譲渡の際に中間車をオミットして2連での運用に振り替えられています。
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 ですが会津鉄道の管内ではゴーストップの多い低速運用がメインで名鉄時代の様な長距離高速運転での運用が少なかったせいか、一部部品の損耗が激しく比較的早い段階で引退しているそうです。

 さて、モデルですが垢ぬけた印象の前面部や特急型気動車そのままのボディ造形はこれまでの鉄コレを見慣れた身からすればかなり異色なものの、成形色のボディカラーや裾の絞り込みの造形に微妙に雑さを感じるところもあって良くも悪くも鉄コレらしいという印象でした。
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 実はこちらも動力化しているのですが「大きな窓から動力ユニットが丸見え」という近鉄18200系と同様の弱点も露呈しています。

 さて、
 実は名鉄時代のキハ8500は既にマイクロエースから製品化されており、こちらは最初から動力内蔵、しかもヘッドライトが点灯するというアドバンスを持ちます。
 ですが、それとは別に赤い電車の企画で「アンレール」という鉄コレみたいなモデルのブランドでも3連編成のモデルが出ており、私もこちらを数年前に中古モデルを購入していました。

 このアンレール、インテリアがない事を除けば鉄コレによく似た構造。
 改めて今回の鉄コレと並べてみると造形がかなりラフなものになっていますが、一方で鉄コレにない中間車が入っている事とデカールや後付けパーツが充実しているという特徴もあります。
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 多少ラフでも構わないのであればこちらの仕様を鉄コレ同様にN化できない事もなさそうです。
 (ただ、マイクロの完成品も既に出ている事を考えるとそうまでしてN化するメリットがあるかどうかは微妙ですが)

光山鉄道管理局
 HPです。


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この記事へのコメント

鉄道模型大好きおじさん
2021年02月28日 15:27
会津鉄道は名鉄からキハ8500系を譲受した時、東武浅草から会津若松までの直通列車を運転する構想だったそうですね。
だから会津鉄道では使い道が無さそうな中間車も引き受けたのだと思います。
しかし、東武に気動車の資格を持つ運転士が居ないことや、給油などの問題で断念したそうです。
中間車も早々と廃車にしましたね。

もし、東武熊谷線が今でも存続していたら、或いは熊谷線の廃止がもっと後だったら、東武に気動車の運転が出来る運転士が居たでしょうから、東武浅草~会津若松の直通列車が実現していたかもしれませんね。
キハ8500系も本来の用途に使われて、車両寿命が縮むこともなかったかもしれません。
光山市交通局
2021年03月01日 00:25
>鉄道模型大好きおじさん

 東武線直通はいかにも福島の鉄道が考えそうな構想ですね。
 (大震災後の今はどうかわかりませんが、以前から福島はそれなりに首都圏意識がある所でしたから)

 仰るように元々長距離走行前提のデザインと動力なので荷が重かったのは確かでしょう。
 その点でマレーシアに行った編成がどういう条件で走っているのかは興味があります。なんても向こうでは「単行運用」をしていたらしいですから(驚)