アンレールの名鉄キハ8500のはなしその2
先日紹介のアンレール名鉄キハ8500にN化作業を施した時のはなしです。
このモデル、取り付けの説明書は各パーツごとに写真付きですし各車番の違いもそれなりに解説されているのは鉄コレよりも気合いが入っています。
今回はとりあえず鉄コレの会津仕様にない車番を選択し、付属パーツの取り付けを行いました。
前面貫通幌や無線アンテナ、避雷器、電話アンテナなどを付けるとそれなりに細密な感じはしますがそれでも鉄コレとの差は如何ともし難い(笑)
実際、片側の先頭車では信号炎管のパーツを飛ばしてしまい、手持ちのKATOの電車用パーツを流用したのですがこの程度のパーツですら細密度の差が大きい事を実感させられました。
この編成が「名鉄のディーゼルカー」である事を雄弁に示せるのが前面の「北アルプス」の表記の付いた表示幕ですが、ここはデカール貼り付けで表現できる・・・のはいいとして肝心の文字が白地でなく(デカールではよくありがちな事ですが)クリアなので「正面から見たら文字が読めない」のは誤算でした。
そのくせ斜め前から見ると時折文字が見える事があるので妙なストレスがたまります。
このモデル最大のネックは異様なほどに厚ぼったい塗膜ですが、ネットで私が調べた範囲では車体の材質が極めてシンナーに弱く下手に剥離剤を用いるとボディまでもが手ひどく侵されるらしいのでここは我慢するほかないようです。
さて、この8500ですが会津仕様では鉄コレの20.5M級動力を用いるのですが、今回鉄コレ仕様と並べてみた範囲では長さに関してはほぼ同じな様なので動力さえあれば自走できる可能性はあります。
前述の様に鉄コレ動力に「合わせた様な」別パーツの台車枠も付いていますし。
ただ、肝心の動力が品薄なのがなんともですが。
ここまで見た印象ではアンレールの8500は模型としてはラフさが目立つ構造なのに説明書やデカール、インレタなどで妙に気合いが入っている所があり独特なアンバランスさを感じさせるモデルと言えます。
鉄コレの8500と並べると造形の差は明らかなのですが、それでも遠目で観るとそれほど違和感はありません。
たぶん、名鉄仕様のキハ8500も鉄コレからリリースされそうな気もしますし、今出物があったとして敢えてアンレール仕様を買う意味があるかどうかというと微妙な所です。
ただ、初期の鉄コレにあった様な「手を加える愉しみ」を妙に掻き立ててくれる何かも持っているモデルではありました。昔のTMSでダイヤペットのEF66をN化した記事を見た事があるのですが、その感覚にごく近いものかもしれません。
その意味ではわたしが買った当時よりもかなり安くなっていればそれなりに面白いモデルかもしれません。
現に今回の記事は鉄コレのキハ8500のそれよりも長くなりましたし(笑)
このキハ8500は動力化についてもひと騒動ありましたがそれについては次の機会に。
光山鉄道管理局
HPです。
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