マンガの中のテツドウモケイから・「不器用な匠ちゃん」
高志国太郎さんのブログ記事「漫画の中のNゲージ」を拝見して以来「鉄道模型が出てくる一般漫画」というジャンルに興味を持ち、折を見ながら鉄道模型漫画を探しているのですが、最近拾い上げた成果(笑)から。

物はメディアファクトリーの「コミックフラッパー」に掲載されていた須賀篤志作「不器用な匠ちゃん」
というのが初期のストーリー
(実はこれを書いている時点で全6巻のうち2巻までしか読んでいないのですが汗)
作品は割合最近完結した様ですが趣味の特殊性(笑)を別にすればよくある恋愛ものの王道をなぞっている作品という印象です。
さて、ここからが本題。
寛乃が出会った渡井進の趣味というのが(やっぱり)「鉄道模型」なのがわたし的の注目点なのは言うまでもありません(笑)
何しろこいつが寛乃に出会って最初に頼み込んだのが「レイアウト用の人形製作」という展開なのですからたまりません。
「電車だけでなく駅舎や風景、その場にある物全てを作り追求してゆくのが『鉄道模型』と言うんですよ!!」とのポリシーのもとBトレインショーティ(らしい)のレイアウトを制作中らしいです。
(でもNスケールの人形を自作するなんて相当なマニアでもやらない気がしますがw)
彼がBトレイン(らしい)に入った理由が「車両は山手線だと約1万円と少し、実際の編成にするなら別売りのセットを足して約3万かかります。これにレールとコントローラが付くから最低でも4〜5万円はかかりますね ははははは」
という実に身につまされるものだったりして。
ですが薄給なら薄給なりに「100均ショップの素材でジオラマ(というかパイク)」を楽しんだりしているいかにも現代っ子(死語)な鉄道模型ファンです

因みに100均素材のパイクは私の所属しているクラブのメンバーにこれの得意な方々がいまして、運転会のたびに新作が展示されたりしているので私にも馴染みが深い話です。

「簡単なジオラマでもその中で車両がうまく走ったときは なんか・・・達成感がすごいんですよね・・・」という渡井のセリフにはこの趣味の魅力が端的に語られていますが、これまで読んできた鉄道模型の出てくる漫画でこういう素朴な部分をきちんと書いている物は少なかったと思います。
渡井の趣味が語られる(つまり鉄道模型中心の話)部分は単行本1巻の第2話ですが、ここだけでもそれなりに楽しめると思います。
まあ、以後も所々に出てくる様なので残りの話を読まなければと思います(汗)

それにしても、鉄道模型のジオラマ(パイク)造りと社会人ラブコメ描写の合体とは私も想像できませんでした。
これに限りませんが一般漫画で鉄道模型が出るネタというのはメインの読者層が異なる雑誌が多いせいか相当にバラエティが広いと感じます。
なので、折を見てこういう題材も探索してみたいと思います。
光山鉄道管理局
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物はメディアファクトリーの「コミックフラッパー」に掲載されていた須賀篤志作「不器用な匠ちゃん」
主人公は手先は器用で恋愛には不器用な歯科技工士の藍川寛乃 二十歳。彼女の唯一の趣味は「武器フィギュア製作」(!)だがオタバレを恐れるあまり周囲には趣味を秘密にしていた。
そんなある日、寛乃はとある大型雑貨店(東急ハ●ズ?)の工具コーナーで偶然出会った見ず知らずの青年サラリーマン、渡井進(二十三歳)に自分の趣味を見抜かれる。それをきっかけに渡井の入っているミニチュア工作同好会に入ることに。
最初は渡井の朴念仁ぶりに振り回される寛乃だったがいつしか・・・
というのが初期のストーリー
(実はこれを書いている時点で全6巻のうち2巻までしか読んでいないのですが汗)
作品は割合最近完結した様ですが趣味の特殊性(笑)を別にすればよくある恋愛ものの王道をなぞっている作品という印象です。
さて、ここからが本題。
寛乃が出会った渡井進の趣味というのが(やっぱり)「鉄道模型」なのがわたし的の注目点なのは言うまでもありません(笑)
何しろこいつが寛乃に出会って最初に頼み込んだのが「レイアウト用の人形製作」という展開なのですからたまりません。
「電車だけでなく駅舎や風景、その場にある物全てを作り追求してゆくのが『鉄道模型』と言うんですよ!!」とのポリシーのもとBトレインショーティ(らしい)のレイアウトを制作中らしいです。
(でもNスケールの人形を自作するなんて相当なマニアでもやらない気がしますがw)
彼がBトレイン(らしい)に入った理由が「車両は山手線だと約1万円と少し、実際の編成にするなら別売りのセットを足して約3万かかります。これにレールとコントローラが付くから最低でも4〜5万円はかかりますね ははははは」
という実に身につまされるものだったりして。
ですが薄給なら薄給なりに「100均ショップの素材でジオラマ(というかパイク)」を楽しんだりしているいかにも現代っ子(死語)な鉄道模型ファンです

因みに100均素材のパイクは私の所属しているクラブのメンバーにこれの得意な方々がいまして、運転会のたびに新作が展示されたりしているので私にも馴染みが深い話です。

「簡単なジオラマでもその中で車両がうまく走ったときは なんか・・・達成感がすごいんですよね・・・」という渡井のセリフにはこの趣味の魅力が端的に語られていますが、これまで読んできた鉄道模型の出てくる漫画でこういう素朴な部分をきちんと書いている物は少なかったと思います。
渡井の趣味が語られる(つまり鉄道模型中心の話)部分は単行本1巻の第2話ですが、ここだけでもそれなりに楽しめると思います。
まあ、以後も所々に出てくる様なので残りの話を読まなければと思います(汗)

それにしても、鉄道模型のジオラマ(パイク)造りと社会人ラブコメ描写の合体とは私も想像できませんでした。
これに限りませんが一般漫画で鉄道模型が出るネタというのはメインの読者層が異なる雑誌が多いせいか相当にバラエティが広いと感じます。
なので、折を見てこういう題材も探索してみたいと思います。
光山鉄道管理局
HPです。

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この記事へのコメント
鉄道模型が出てくる漫画なら、こち亀は如何でしょうか?
主人公の両さんは鉄道模型愛好家として有名ですからね。
HOゲージの金属キットまで作る程ですから大したものです。
鉄道模型で寿司を運ぶ話とかありました。
>鉄道模型大好きおじさん
>
実は今回の次に取り上げる予定でいるのがその「こち亀」ネタです。鉄道模型関連のはなしが多そうですが、とりあえずレイアウトに絞って書いてみようと思っています。
ですが、今回の「不器用な匠ちゃん」が「後になるほど話が濃くなっていく」のが判明したため(笑)先にそちらに触れてから・・・という事になりそうです。
その折は御笑覧ください。
レギュラーキャラに国鉄子(こく てつこ)という鉄オタ女がいて鉄道研究会の部長、国一家総出で実物・模型含めての鉄オタ・・・はいいのですが。
海水浴ネタの回で皆が移動手段に使ってたのが「流線形ボディのレトロ気動車(江若の気動車が似ている)」というマニアックなものというのが・・・
絶対適当に描いてて出す代物じゃねーぞw
(ただし、モノローグで「電車で海に行った」ってあるので作者鉄道用語に疎いのかな?…語り手のぷにえがアホって描写だったら、上述の鉄子が「汽車よ!」ってツッコミ入れそうだし。)
スネ夫が鉄道模型レイアウトを製作して、のび太に見せびらかすという、お決まりの粗筋ですけど。
「天才バカボン」にも鉄道模型ネタがありました。
本官さんがHOゲージのD51の三重連をバカボンパパに自慢するのですが、バカボンパパに1両破壊されて激怒してました。
バカボンパパに悪意は無かったのですが…
>レサレサさん
漫画やアニメ、ドラマなどで気動車を電車と言っているのを見ると、我々鉄道ファンとしては面白くありませんね。
そればかりか、ニュースでまでも気動車を電車呼ばわりしていることもあります。
あんまり重箱の隅を突っつくのもなんですが、正しい日本語を使ってもらいたいものです。
電車と言わずに列車と言えば良いと思います。
列車と言えば電車でも気動車でも正解ですからね。
>鉄道模型大好きおじさん
>
ドラえもんの「のび太の模型鉄道」は以前このブログで取り上げた事があります。
宜しければ以下のリンクでご笑覧ください
https://taketorizaka.seesaa.net/article/391539450.html
「のび太のレイアウト(笑)のはなし」
またそれに関連して現在も正体不明なドラえもんの一編の記憶について触れた項があります。
https://taketorizaka.seesaa.net/article/462076044.html
「まぼろしのドラえもんと16番レイアウトのはなし」
>
マンガ家には「隠れ鉄道ファン」みたいなのが意外と多いと聞きますね。
私の記憶では30年ほど前のゆうきまさみ作「究極超人あ~る」で写真部(作中では「光画部」と呼称)の雪山合宿でDD14(だったか)の「特雪」を撮影する下りがありました。
(同じ原作のビデオアニメでは「飯田線の撮影旅行」がテーマだったりして)
一般レベルでは「機関車が牽かない箱型の車両」はすべて「デンシャ」tぽ呼称するのが普通になりましたね。
先月終了した「電化区間が全く登場しない第3セクターらしきディーゼルカーが登場する某田舎アニメ」でも同様の描写があります。
確かにあのアニメでは毎回、気動車を電車呼ばわりしてましたね。
最後まで訂正されることはありませんでした。
あのアニメ、小学生と中学生が同じ教室で授業を受けているとか、設定に無理がありますね。
田舎の分校だと小学校と中学校が同じ校舎という学校は珍しくないと思いますが、小学生と中学生が同じ教室で授業を受ける訳がありませんからね。
教師の資格も異なりますし。
原作者さんは単に田舎を舞台にしたかっただけで、全く実情が解ってないみたいです。
そう考えると、気動車を電車と呼ぶのも仕方ないですね。
まぁ、重箱の隅を突っつかなければ面白いアニメではありました。
私も一期から観てましたからね。
超メジャーなのだと『千と千尋の神隠し』の終盤で千が銭婆のところに行く際に乗った鉄道が「海原電鉄」というそれはねーだろなネーミングだったのを思い出します。
海を走る列車自体はファンタジーってことで分かりますが、どう見ても架線ないじゃんw(サードレールは漏電するだろうし)
・・・まさか「電化する予定で『電鉄』と社名をつけたけど、現実には資金不足で非電化状態で開業して現在に至るという裏設定。」でもあるのか?(ジブリならやりそうだが)
あのアニメは「子供と一緒に飯を食べながら観られる貴重な深夜アニメ」だったので全シリーズ観ていました。
(その子供も今では「Reゼロ」にはまるお年頃になってしまいましたが)
「栗原電鉄」みたいに電化から非電化に移行した鉄道だったのかもしれません。いずれは「海原でんえん鉄道」とか改名したりしてw