橋上駅に思うこと
今回はNゲージストラクチャーでふと思ったことから。
最近は故郷やうちの近所でも駅舎の新築が続きピカピカの新築駅舎にお目にかかる機会が増えました。
ここ10年くらいで4つか5つくらいが新築されましたか。
そして新築された駅舎の殆ど、と言うか全てが地上駅舎から橋上駅舎に変わっています。
昔だったら駅前広場にどんと本屋が鎮座しているものでしたが、今では駅前に見えるのは階段ユニットだけ。
駅を跨ぐような迫力ものの駅舎(しかも3階建くらいの高さ)が駅前広場を睥睨していると言うのがここ最近の定番です。
確かに駅前の再開発までを視野に入れれば駅舎を挟んで両側に出入口が作れるのは有利ですし、これまでさびれてきた「駅裏」に光が当たるであろうメリットは容易に想像できます。
ですがこの橋上駅という奴、固定式のレイアウトの作例に登場するのが意外に少ない気がします。
自分がレイアウトを作る立場になったら容易に想像できてしまうのですが、今あげた実物の橋上駅のメリットはスペースの制限のある固定式レイアウトでは逆にデメリットが目立つように感じられます。
ただでさえ駅前広場のスペースが十分で無い事が多い日本のレイアウトで、線路を挟んだ両側に広場が必要な橋上駅はまず立地条件で不利です(但しものは考えようで、シーナリィの設定次第では「丘陵の斜面に駅舎が組み込みやすくなる」「ビルに直結した駅舎が作りやすい」という面もあると思います)
しかもホームの上に駅舎が被さる構造は線路のメンテナンスや車両の脱線時に面倒な要因となりますし。
しかし一方で実際の市場ではKATO、TOMIXの2大メーカーが揃って橋上駅を製品化し、しかもモデルチェンジまでして現在でも売られています。
更に中古モデルの市場を見ていると意外に橋上駅の出物が多いのも事実です。
私自身過去に橋上駅を3軒購入しましたがそのいずれもが中古モデルでした。
ここから想像されることはこの橋上駅という奴は「お座敷運転でのアイテムとして普及、定着している側面が大きいのではないか」という事です。
短時間での設営、撤収が当然のお座敷運転ならばデメリットは少ないでしょうし、むしろ「ロフト大平原」のアクセントとしてはかなりいいランドマークと思います。
ですが実物の世界でも橋上駅が主流になってくれば今後、橋上駅を上手くシーナリィに取り入れた固定式レイアウトが増える事も十分に予想できそうですね。
光山鉄道管理局
HPです。
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