5月8日で「キハ58」のはなし
GWスペシャル企画(笑)
今回は5月8日に因んで「キハ58の日」でこじつけます。
以前見たあるテレビドラマで「鉄道模型バトル」の話があってEF58の編成を繰り出すライバルに対して主人公が「C58が牽引するキハ58」を繰り出して勝利するという話を見た事があります(一体どういうバトルだ?)
今回の記事を上げるにあたってC58やEF58を選択することも考えましたが、個人的な馴染みの多さに引きずられてキハ58を選ぶ事にしました。
(でも故郷の山田線はキハ58とC58が並び立っていた時期があるはずなのですが)
キハ58は前回紹介のキハ52と並んで故郷ではよく見かける馴染みのDCでした。急行としての運用はもちろんでしたが、普通列車でもキハユニ26やキハ52を併結した3両編成はちょくちょくお目にかかっていたものです。
(どうかすると首都圏色、旧国鉄色、急行色のトリコロール編成の3連もあったりして)
そのせいか(他のファンの方はどうか知らないのですが)キハ58という形式自体に「急行列車=特別なDC」というイメージは私には希薄でした。
後から増えた首都圏色は当時の私にも違和感の塊に見えたものですが、キハ58やキハ52の国鉄色ともいうべきカラーリングは非常に馴染み深かった上に日本の風景によく似合う温かみのあるカラーリングに思えたものでした。
今でも私にとって「鉄道のある普通の風景」を思い浮かべるとき、その主役はキハ52かキハ58なのです。
ただし国鉄色の。故郷で見かけた盛岡色を含めてキハ58のカラバリはそのどれもが私にとっては違和感の極北なのです。
EF57の時にも書きましたが80年代初めのNゲージは新規参入するメーカーが増えたり老舗メーカーでも新製品のリリースが増えたりして急速にラインナップの充実が図られました。
この直前までNゲージャーからリリースが待ち望まれていたキハ58系も例外ではなく「ある日突然エーダイナインとTOMIXがほとんど同時に競作リリース」という壮挙でユーザーを驚かせる事になります。
以後もKATOやマイクロエースが参入、JR化以降増えた様々なカラーバリエーションも次々に製品化。
挙げ句の果てには富士急行が発注していた「両運転台のキハ58」なんてマイナーの極北の機種までモデル化されるに至ります。
急行としての運用を含めて、キハ58ほどどんな風景にも溶け込める車両というのは他にないと思います。大都市圏のターミナルでも、一日3本しか列車の走りそうにないローカル線でも、どうかすると高架線上の新幹線と並走するシチュエーションすら違和感を感じさせないのですから (流石にリニアは無理かw)
国鉄時代〜21世紀初め頃までの設定であればどんなレイアウトにも似合うという意味ではとても使える車両ではないでしょうか。
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今回は5月8日に因んで「キハ58の日」でこじつけます。
以前見たあるテレビドラマで「鉄道模型バトル」の話があってEF58の編成を繰り出すライバルに対して主人公が「C58が牽引するキハ58」を繰り出して勝利するという話を見た事があります(一体どういうバトルだ?)
今回の記事を上げるにあたってC58やEF58を選択することも考えましたが、個人的な馴染みの多さに引きずられてキハ58を選ぶ事にしました。
(でも故郷の山田線はキハ58とC58が並び立っていた時期があるはずなのですが)
キハ58は前回紹介のキハ52と並んで故郷ではよく見かける馴染みのDCでした。急行としての運用はもちろんでしたが、普通列車でもキハユニ26やキハ52を併結した3両編成はちょくちょくお目にかかっていたものです。
(どうかすると首都圏色、旧国鉄色、急行色のトリコロール編成の3連もあったりして)
そのせいか(他のファンの方はどうか知らないのですが)キハ58という形式自体に「急行列車=特別なDC」というイメージは私には希薄でした。
後から増えた首都圏色は当時の私にも違和感の塊に見えたものですが、キハ58やキハ52の国鉄色ともいうべきカラーリングは非常に馴染み深かった上に日本の風景によく似合う温かみのあるカラーリングに思えたものでした。
今でも私にとって「鉄道のある普通の風景」を思い浮かべるとき、その主役はキハ52かキハ58なのです。
ただし国鉄色の。故郷で見かけた盛岡色を含めてキハ58のカラバリはそのどれもが私にとっては違和感の極北なのです。
EF57の時にも書きましたが80年代初めのNゲージは新規参入するメーカーが増えたり老舗メーカーでも新製品のリリースが増えたりして急速にラインナップの充実が図られました。
この直前までNゲージャーからリリースが待ち望まれていたキハ58系も例外ではなく「ある日突然エーダイナインとTOMIXがほとんど同時に競作リリース」という壮挙でユーザーを驚かせる事になります。
以後もKATOやマイクロエースが参入、JR化以降増えた様々なカラーバリエーションも次々に製品化。
挙げ句の果てには富士急行が発注していた「両運転台のキハ58」なんてマイナーの極北の機種までモデル化されるに至ります。
急行としての運用を含めて、キハ58ほどどんな風景にも溶け込める車両というのは他にないと思います。大都市圏のターミナルでも、一日3本しか列車の走りそうにないローカル線でも、どうかすると高架線上の新幹線と並走するシチュエーションすら違和感を感じさせないのですから (流石にリニアは無理かw)
国鉄時代〜21世紀初め頃までの設定であればどんなレイアウトにも似合うという意味ではとても使える車両ではないでしょうか。
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この記事へのコメント
それもそのはず、手元の学研の図鑑『機関車・電車』(昭和48年初版・昭和52年に改定)によると当時「日本で一番両数が多いディーゼルカー」がキハ58だったそうです。
D51と比べるとマイナーな一番だなぁ・・・
キハ58系気動車は全国を同じ姿・塗装で走っていましたから、全国から来たお父さんお母さんが「これに乗って学校へ通ったのよ」と子供に話せる思い出の車両なんだそうです。
国鉄時代は「どこに行っても代り映えのしない同じ車両が走っている」と言われていたのに変われば変わるものです。
新車の甲種回送列車や非常時の救援などでは、おそらく実例があったのではないでしょうか?
ところでキハ58系といえば、東北地区にキハ65が1両も配置されてなかったのが不思議です。
山間部を走る路線が多いにも関わらず、大馬力のキハ65が配置されないという矛盾。
同じエンジンや変速機を搭載するキハ181系が配置されてたのですから、メンテナンスの問題ではないでしょうね?
こちら西日本ではキハ65はメジャーな形式で、キハ58系の急行にはよく連結されてました。
父親の田舎でも毎日必ず見かけましたし…
新潟ー名古屋を走りぬいた急行赤倉でも全車両キハ58とキロ28だけでした。
あるサイトによると、2両のキロ28と指定席車のキハ58の2両だけが冷房車で、自由席車は非冷房だったとか・・
>「日本で一番両数が多いディーゼルカー」
学研の図鑑にそんな記述がありましたか(笑)
故郷では急行ばかりか普通列車にも併結されていましたから無理からぬ話ですね。
この手の「どこに行っても存在する縁の下の力持ち」みたいな機種を個人的に「偉大なる凡庸」と呼んでいるのですが、そうした車両が思い出の共有という点で功績を残せるというのはやはり大したものだと思います。
模型の世界でもそれは同じなのでしょうね。
キハ58はJR化以降、オリジナル塗装やイベント列車の種車に使われることも多かったのですがどれもが(個人的にですが)ピンときません。
そう言われてみればキハ65を故郷で見かけた記憶がないですね。
現住地の急行には併結された事があるそうなので東北だけの現象だった可能性は高そうです。
それを別にすれば個人的にはキハ65も好きな機種です。キハ58の編成に混ぜ込んでもいいアクセントになりますし、単体の編成も悪くないと思いますし。
そこまで書いていて思い出したのですがNゲージのキハ65、私は故郷の中古ショップ(東北の)で購入していますねw。
なるほどキハ65にはそういう事情もあったのですね。参考になりました。
「赤倉」の指定席車が冷房で自由席車が非冷房とは。普通列車にも使われるキハ58ならありそうな話ですね笑
そういえば私の故郷、少なくとも山田、釜石、田沢湖線ではキロ28を見た記憶がありません。グリーン車の付いた急行と言えば東北本線の電車か客車ばかりでした。