ノスタルジック鉄コレのEB10に思うこと
今回は先日リリースのノスタルジック鉄道コレクションネタから
今回のラインナップで注目株の随一はおそらく国鉄EB10形ではないかと思います。
わたし自身ついこの間まで「こんな小型機がプラの量産品でリリースされるなんて当分ないだろうな」とか思っていましたから。
今回のラインナップでは国鉄型のEB10のほか「富井化学工業バッテリー機関車」なるフリースタイルに近い蓄電池機関車の2種類が出ています。
そして今回のシークレットというのが「国鉄AB10 31」だそうで、ネット奥なんかでは早くも出物にとんでもない値付けの入札が付き始めている様です。
元々EB10という機関車は蓄電池機関車のAB10にパンタグラフを載せて電気機関車化したという経緯の機種であり、基本的に形態は同じものです。
ただし全く同じという訳ではなく、本来のAB10と並べるとそれなりに印象が異なる事がわかるのですが。
今回のシークレットを拾う事こそできませんでしたが、AB10については以前八王子の中古屋でワールド工芸のモデルを入手しています。なのでEB10と並べて比べてみる事ができます(ついでに写真でお目にかかるシークレット仕様とも)
同じタイプとはいえ、片やプラの量産モデル、片や洋白板製のキットメイク品ですが。EB10の方はプラの肉厚は感じられますが、エアフィルターなどのモールドは割合あっさりとしておりサイズの割には品のある造形に感じます。
逆に「あっさりし過ぎ」に見えなくもありません。
一方、ワールドのAB10は洋白パーツを貼り重ねる構成上、メリハリのあるフィルター表現。リベットの表現も強めでよく言えば「密度の高い造形」悪く言えば「サイズの割にうるさいディテーリング」とも取れます。
走行性ですが鉄コレのTM–TR07はスムーズさにはやや欠けますが不満もあまり感じません。但しKATOの現行ポケットライン動力のスムーズさを知っている人には物足りないかもしれません(KATOの方が400円くらい安いですし)
ワールドのAB10はそのポケットラインの旧動力を使っていますが、現行動力ほどではないにしても走りはそこそこスムーズ、と言うか元気の良い走りを見せてくれますw
と、この二つを漫然と並べる分にはどちらも一長一短という印象でした。
因みにノス鉄シークレットのAB10の写真を見ると、前面窓の形状の相違は作り分けられているものの、実車にはなかったらしい(というかEB10への改造時に付けられた)ボンネット上にふたつの点検蓋が付いた造形になっています。また車輪の前後についている砂箱の形状もEB10と同じになっています(実車のAB10はEB10とは微妙に形が異なります)などの相違があり(そもそも実車が2機しかなかったのに31号機というナンバーも変です)
ここは「AB10タイプ」と解釈した方がよさそうですね。
光山鉄道管理局
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今回のラインナップで注目株の随一はおそらく国鉄EB10形ではないかと思います。
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今回のラインナップでは国鉄型のEB10のほか「富井化学工業バッテリー機関車」なるフリースタイルに近い蓄電池機関車の2種類が出ています。
そして今回のシークレットというのが「国鉄AB10 31」だそうで、ネット奥なんかでは早くも出物にとんでもない値付けの入札が付き始めている様です。
元々EB10という機関車は蓄電池機関車のAB10にパンタグラフを載せて電気機関車化したという経緯の機種であり、基本的に形態は同じものです。
ただし全く同じという訳ではなく、本来のAB10と並べるとそれなりに印象が異なる事がわかるのですが。
今回のシークレットを拾う事こそできませんでしたが、AB10については以前八王子の中古屋でワールド工芸のモデルを入手しています。なのでEB10と並べて比べてみる事ができます(ついでに写真でお目にかかるシークレット仕様とも)
同じタイプとはいえ、片やプラの量産モデル、片や洋白板製のキットメイク品ですが。EB10の方はプラの肉厚は感じられますが、エアフィルターなどのモールドは割合あっさりとしておりサイズの割には品のある造形に感じます。
逆に「あっさりし過ぎ」に見えなくもありません。
一方、ワールドのAB10は洋白パーツを貼り重ねる構成上、メリハリのあるフィルター表現。リベットの表現も強めでよく言えば「密度の高い造形」悪く言えば「サイズの割にうるさいディテーリング」とも取れます。
走行性ですが鉄コレのTM–TR07はスムーズさにはやや欠けますが不満もあまり感じません。但しKATOの現行ポケットライン動力のスムーズさを知っている人には物足りないかもしれません(KATOの方が400円くらい安いですし)
ワールドのAB10はそのポケットラインの旧動力を使っていますが、現行動力ほどではないにしても走りはそこそこスムーズ、と言うか元気の良い走りを見せてくれますw
と、この二つを漫然と並べる分にはどちらも一長一短という印象でした。
因みにノス鉄シークレットのAB10の写真を見ると、前面窓の形状の相違は作り分けられているものの、実車にはなかったらしい(というかEB10への改造時に付けられた)ボンネット上にふたつの点検蓋が付いた造形になっています。また車輪の前後についている砂箱の形状もEB10と同じになっています(実車のAB10はEB10とは微妙に形が異なります)などの相違があり(そもそも実車が2機しかなかったのに31号機というナンバーも変です)
ここは「AB10タイプ」と解釈した方がよさそうですね。
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この記事へのコメント
客車はうちの電鉄の旧カラーである濃緑+白帯にする予定。(サハ?)
バテロコは2軸と小ぶりなので、三井三池炭鉱の電車改造の通勤列車の牽引機モチーフでパンタをつけてうちの炭鉱鉄道のダルレッドに塗り替える予定。
DB20は悩みましたが、台枠の一部を切り取っていたBトレ動力があったので電鉄の電気機関車にしようと思っています。
動力ユニットは入手できなかったので、バテロコはユーレイ(客車が鉄コレまんまなのでこっちに入れる)、DB20はBトレ動力で動かす予定です。
今回のノス鉄のラインナップはレサレサさん好みではないかと思っていましたが入手出来て良かったですね。
今回のノス鉄については私も純正動力以外で適合するユニットが無いか試行錯誤中です(主にDB20をターゲットにしていますが)
「足回りが必要以上に重厚になる」という欠点がありますが現行のコアレスモータタイプのポケットライン動力も台枠の一部をカットするとどうにか収まりそうです。
さてノス鉄、なかなかのヒットになっているようですね。客車を少々集め小型機関車に牽かせてみたいものです。プラレールみたいな3両がしっくり来そうな気がします。そこは汽車遊びの原点として刷り込まれたからかも知れません。
ぼちぼち買おうかと思いましたが、M-9モーターをまだ使っていたらと思うと動力ユニットを買う踏ん切りが付きません。文句あるなら総本山などでチビ凸動力ユニット買えば良いのですが…。
レサレサさんへのコメントでも書きましたが、ポケットラインの動力もシャシの一部カットでノス鉄への搭載は可能ではないかとみています(店頭でサイズを比較した時の印象ですが)
チビ凸用動力は走りっぷりについては文句のないユニットですが、構造上「ノス鉄よりも足回りが重厚になってしまう」のを我慢できるかが評価の分かれ目と思います。
(或いは動力を共用している他社キットの様に一旦分解しモータ、ギアのレベルから組み直してもいいかも)
日曜と夜使って改造を施し、
・バテロコ→全体的にサビたような色合いの鉱山の凸電
・ハ形客車→濃緑色の電鉄の付随車(サハ?)
・DB10→アルナインのとて簡にでもありそうな電気機関車(30t級ぐらい?)
が完成いたしました。
この中では足回りを総とっかえの30t級電機が面倒でしたね。
・まず動力が入らない、入っても不安定。
→ボディ下部のスカートと梯子をまず切断。続いて一体形成だった窓のランナーを破壊してゴム系接着剤でつける。
その後、妻面窓ガラスの下(ガラスに元々あった足部分は切り取る)にに2㎜角棒×2をつけ動力の前後を支える。
・本来想定のBトレより全長が短いのでカプラーが突き出る、デッキでごまかそうにもこやつには正面扉がない。
→もともとボディと接触しやすいのでカプラー上のカバー(? この動力は下部ポケットが台車と一体、上部がコの字型の部品をかぶせてカプラーを保持している。)を取り1㎜厚のプラ板を差し込みごついスカートに見せる。
カプラーはスリットをプラ板に入れ保持。(首は降らなくなるが台車マウントなので大丈夫)
固定に関しては両面テープを使用していますが、もうちょっといいのはないかなぁ…
あれから私の方でもDB20の動力コンバートを色々検討したのですが、現行品ではどれも帯に短したすきに長しで決定版に中々当たりません。
ですがダークホース的な存在の動力を見つけたので近いうちに報告できると思います。