ノス鉄「DB20」の動力をコンバートする その2

 先日紹介したノスタルジック鉄道コレクションのDB20の動力コンバートのネタです。
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 これまでにポケットライン用、マイクロのフリー機関車用、そしてトミーナインスケールのKSKタイプCタンクを検討したところで一旦手詰まりになり少々考え込んでしまいました。

 オリジナルのDC20そのものの足回りにするのは一時保留するにしても、もう少しTR7より個性のある足回りにしたいと軌道修正(というか妥協)しました。
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 そこで思い出したのが過日、ワールド工芸のC55のレストアの際oomoriさんから提供して頂いたテンダードライブ用動力(但しこちらは4軸なので外観は更にDC20から遠ざかりますw)

 とりあえず手持ちのそれをDB20のボディに合わせると意外なほど見事にハマったのには驚きました。
 ただし動力側の幅が幾分広いのでDB20の柵面窓のはめ込みガラスパーツは取り外し、更に純正動力固定用にボディ6箇所にあるポッチを削りとる必要があります。
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 これだけの事ですがBタイプとはまた異なる足回りにはなりました。
 一見、運転台下のステップが4軸の動力台車の首振りに干渉しそうですが、実はワールドの動力は台車自体が首を振らない構造なのでその点でも好都合でした。

 走行性は前のC55の時に試運転済みで良好な性能でした。当然このDD20(笑)も楽々動かせます。

 あとオリジナルのDC20の特徴でもある「屋根上の2連のエアータンク」です。
 実はノス鉄の台車フレームには大きめのエアータンクのパーツがあるのですがエアータンクだけ取り外す事ができます。ただし半分だけなのでノス鉄単体だと二つ貼り合わせて丸いエアータンクが一個しか作れませんが、動力ユニットTR07にも同じ台車フレームが付属しているのでこれを使ってもう一個のエアータンクを追加できます。

 これをDB20の屋根上に移植するのは簡単と思います(パイピングまで表現するかは置いておいて)
光山鉄道管理局
 HPです。


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この記事へのコメント

レサレサ
2021年08月10日 22:58
>ワールドの動力は台車自体が首を振らない構造
この車両動力化だと、台車が首を振るBトレ動力を使用した私は首振りの干渉を避けるため、はしごを切断しましたw

これを見て、アメリカでは客車や車掌車にステップがあるので首振りで当たる台車マウントの連結器がつけにくく、KATOのカブースもボギーなのにボディマウント(しかも、こっこに台車の車輪が当たるので急カーブを通れない)だったのを思い出します・・・
光山市交通局
2021年08月10日 23:13
>レサレサさん

 今回の改造では「できれば車体のステップはカットしたくない」と思っていましたからワールドの動力の構造は有難かったですね。

 因みに前述したマイクロの3軸動力はシャシ側にステップがあるのでDB20のステップをカットすれば見た目の整合性は取れそうでした。ただ、微妙にシャシが大きいのをどう処理するかが難で。

 そういえば先日覗いたヨ〇バシの店頭でマイクロのEF59タイプのフリー機関車が売られていましたが動力の構造があれと同じだったら購入はちょっと躊躇します(中古モデルでの打率が5割。つまり2両に1両は走らない個体でしたから)
レサレサ
2021年08月22日 23:32
追記:RMMの今月号みたら、アルナインが「自社のロッド3軸動力改良してDB20にはめれる奴」を販売するそうです。

私や光山市交通局さんの苦労は何だったんやw
光山市交通局
2021年08月23日 23:40
>レサレサさん

 この件に関しては「嬉しさも半分複雑な気分が半分」ですね。

 尤も箱買いした場合は同型のDB20が2両はある勘定になりますから1両はオリジナル、もう1両の動力にアルナインという使い分けが利きそうではあります。

 動力を別にしてもDB20についてはボディも手の加え甲斐がある造形なのでそちらからアプローチするのも面白そうではあります。