今月の入線車から TOMIXのEF62と旧客たち

先日、中古ショップで入手したヴィンテージモデルから。
久しぶりにお邪魔した鉄道民宿の中古ショップで見つけたものです。
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物は「TOMIXの初代EF62とGM・MODEMOの旧客7両セット」
「セット」と言ってももちろん正規品ではなく前ユーザーの思い入れの詰まった「個人セット」という感じの組み合わせでした。お値段の安さ はもちろんありますがこういう「前ユーザーの顔が見えそうな」中古モデルには時々惹かれてしまう事があります。

EF62は初代モデルの青を既に入線させていますが今回はEF64 37を思わせる茶色塗装。ぱっと見も37号機っぽい雰囲気です。
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前面に妙な筋が入っていますが、これは先に青色塗装が出た時前面のクリーム部を別パーツ化で表現した時の名残です。こんなのが今出たらクレームの大嵐になるのは確実の様な気もしますが、遠目で見ればまず気になりませんし「当時は大らかだった」という縁を偲ぶ事もできましょうw

時期的にモーターはスプリングウォーム駆動の奴でしょうか。懐かしげなノイズを奏でつつ力強く走ってくれました。1990年代のモデルという事もあってもっとラフな造形かと思っていたのですがフォルムと印象把握の点では今でも通用できるレベルかもしれません(まあ新車ならKATOからもっと精密なのが出ていますが)
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客車の方はオハニ40、オハ61✖️2、オハフ61、スハ32✖️3という組み合わせ。葡萄色のカラーリングと合わせてなんだか渋いです。スハ32は元中村精密のキットをMODEMOの完成品で再リリースした物らしいですが、私の持っているMODEMOのスハ32はこれまでシングルルーフばかりだったので茶色一色のダブルルーフ仕様は嬉しいものがあります。キットメイクも破綻がなくマニュアル通りに丁寧に作られた方でしょう。

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試しにKATOの初代C50に繋いでみたのですがモデルの年代差が大きいにも拘らず違和感なく纏まって見えたのには感心しました。
編成としての纏まりも良く、他の機関車とも走らせるのが楽しみな組み合わせです。
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光山鉄道管理局
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この記事へのコメント

鉄道模型大好きおじさん
2021年08月22日 00:58
最近は余りにも細かいことに突っ込む人が多すぎますね。
精巧に出来ているに越したことはありませんが細かい部分など、どのみち走らせたら分からないと思います。
昔はスカートが首を振るEF65や66、運転席のガラスが真っ黒なEF81、パンタグラフが異常に大きな583系、胴長の阪急電車、運転席がモーターに占拠された蒸気機関車、運転席にワイパーが無いキハ20系など、何でもありでしたけど文句を言う人は少なかったと思います。
そもそも新幹線と在来線が同じレールを走ること自体がおかしい訳で…
言い出したらキリがありません。

ワイパーの無いキハ20系は今でも売ってますね。
秋津のOB
2021年08月22日 20:53
たびたび失礼します。茶色の62は持っていませんが……。

青い62ならtomix旧仕様とKATO現行品の下関仕様を持ってますね。前者は前面ステップ縁に銀、パンタ直下屋根板をグレー、パンタ支持棒を黒と塗り分けました。FRP製モニターはリアルタッチイエロー、スカートをリアルタッチグレー2でウォッシングしてます。これらだけでも結構印象が変わるものと思います。後者は今のところ全く手を加えず。

文句あれば自前で何とかしてみては如何?と思いたくなる論者がいるのは否めないところです。量産品ゆえデフォルメはありますし、多少でもコストを抑えるべく共用部品がある。そもそも編成組んで走らせれば若干のディテールの差異など無視できると思うのですよ。先述の如くマーカーの色挿しでもいいから手を加えてみたら、不満も和らぐでしょうに……。

まあ旧い製品よりお高くなったのは否めませんから、言いたくなる気持ちを否定はしません。しかし文句言うだけなら審議拒否と議員の肩書きにしがみ付くしか能がない野党議員でもできます。そんなLVへ堕してはいけません。

今となっては随分と昔のことですが、GM製完成品の京急車両で乗務員扉と最前客扉の間隔が2ミリ短い、と言ってわざわざ切り継ぎと再塗装を厭わず修正した者とその大工事を受けた模型を見たことがあります。はてさて……ここまでやれる不平屋はどれくらいいることやら?

しかしながら……tomixの中華製M-9モーター、アレだけはいただけけません。ハズレを引くと数回の貸しレイアウト乗り入れでショートします。密閉型ケーシングゆえ内部洗浄の効果は薄いし、フライホイールを外し分解掃除をした方のブログを見ました。しかしながら通算走行時間が3時間、下手したら1時間半程度で再発したとのこと。どうも模型用モーターはマブチに限ります。

長々と申し訳ありません。
光山市交通局
2021年08月23日 23:31
> 鉄道模型大好きおじさん
>
 鉄道模型の世界は他ジャンル以上に考証マニアが多い世界ですから細かい事に突っ込む人種も多いですね。

 ただ、考証ばかりに気を取られて他のもっと大事な点を見落としがちな人も多い気がします。
 
 また、黎明期のNゲージが細部の造形に問題のあるモデルが多いのも事実ですが当時のファンはそれらの部分を修正する事に「腕の見せ所」を感じていた事も多かったと思います。
 また、そうする事で「他にはない、自分だけのモデル」をものする満足感を味わっていたのではないかと。
光山市交通局
2021年08月23日 23:37
>秋津のOBさん

旧モデルのよくできた物は色刺しひとつでかなり細密感が上がるものですね。

テツドウモケイのはなしから脱線しますが、最近日本車のリリースが多いホットウィールのミニカーをよく見るとトミカよりも造形は大雑把なものが多いのですが、色刺しの効果でひとクラス上の細密さを表現しているのに驚かされます。
 (それでいてお値段がトミカより安い)

 これなどは元の造形の確かさと同時にちょっとした演出で精密さを演出するセンスの賜物と言えるのではないでしょうか。
 このセンスが鉄道模型のファンに浸透すればこう少しこの世界も窮屈さから逃れられるのではないかと思えますね。