今月の古本から「マイクロエースカタログvol.1」
先日の塩尻行きの戦利品のひとつです。
物は2003年度発行のマイクロエースカタログvol1
この趣味を再開した前後のタイミングで2と3は持っていたのですが、最初の仕様もそれなりに面白いのかもと思い購入した物です。
なんと言っても一冊百円でしたし(笑)
手に取って見るとこれがまたずっしりと重い!
現行の体制になってからのマイクロエースは2003年頃の時点でもこれくらいの厚みのあるカタログが出せるくらいにラインナップを充実させていたという事なのでしょう。
紙質も当時のKATOやTOMIXのそれに比べて厚みがありカタログというよりも普通に本屋で売っているムック本と変わりません。
巻頭で目を引くのが当時のマイクロの売りの一つだった「ジオラマレールセット」線路と沿線のシーナリィベース(とりあえず沿線の街並みを構成できるくらいの広さ)を組み合わせたプレートで、別売りされていた架線柱などのパーツの一部は今年のモジュール改修の折に使わせてもらったことがあります。
その当時の印象では「線路と地面だけの無造作な構成のエンドレスだなあ」という物だったのですが、発売初期ということもあってかメーカーもそれなりに力を入れた作例を掲載しています。
流石にストラクチャー類は他社製品の流用がメインですが、都市・近郊風と田園風の2種類の作例を用意しているところにそれなりに気合いを感じさせてくれるものがあります。
実際、地面と建物だけでも列車の走る風景は引き立つものですが、ものが単純な構成なだけにその効果がよく視覚化されています。
車両類は発売時期相応のラインナップですが実車の解説が意外に詳細で単純に「鉄道図鑑」としても読める構成。同じ構成は他社のカタログでもあるのですが、本書の場合は実車についてはモデル説明とは別のコラム形式にしているのが読みやすさにつながっている印象です。
模型自体の説明では例えば「当社が得意とする多色刷りを駆使した鮮やかな製品は、あなたのレイアウトでも間違いなく愛嬌を振りまく存在となるでしょう」(キハ40系700番代の解説より)といった読者のエモーショナルな琴線を刺激させてくれる文言が楽しい。
最近の他社のカタログ、どうかすると専門誌ですらこうした表現をしていない無味乾燥さに比べると何かホッとさせられます。
(読む人によっては「余計なお世話」とか「気恥ずかしい」とか思う人もいるでしょうが)
内容的にはその後に出たvol2に比べると読み物として読める内容なのでお得感はありました。
ですがラインナップが充実した分2の方が情報量では圧倒します(当たり前か)
とはいえ2はボリュームアップに伴い重くなってしまった上に、紙がペラペラな分検索がしにくくなっていることを思えば手軽に読める分1もそう悪くない印象ではあります。
光山鉄道管理局
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この趣味を再開した前後のタイミングで2と3は持っていたのですが、最初の仕様もそれなりに面白いのかもと思い購入した物です。
なんと言っても一冊百円でしたし(笑)
手に取って見るとこれがまたずっしりと重い!
現行の体制になってからのマイクロエースは2003年頃の時点でもこれくらいの厚みのあるカタログが出せるくらいにラインナップを充実させていたという事なのでしょう。
紙質も当時のKATOやTOMIXのそれに比べて厚みがありカタログというよりも普通に本屋で売っているムック本と変わりません。
巻頭で目を引くのが当時のマイクロの売りの一つだった「ジオラマレールセット」線路と沿線のシーナリィベース(とりあえず沿線の街並みを構成できるくらいの広さ)を組み合わせたプレートで、別売りされていた架線柱などのパーツの一部は今年のモジュール改修の折に使わせてもらったことがあります。
その当時の印象では「線路と地面だけの無造作な構成のエンドレスだなあ」という物だったのですが、発売初期ということもあってかメーカーもそれなりに力を入れた作例を掲載しています。
流石にストラクチャー類は他社製品の流用がメインですが、都市・近郊風と田園風の2種類の作例を用意しているところにそれなりに気合いを感じさせてくれるものがあります。
実際、地面と建物だけでも列車の走る風景は引き立つものですが、ものが単純な構成なだけにその効果がよく視覚化されています。
車両類は発売時期相応のラインナップですが実車の解説が意外に詳細で単純に「鉄道図鑑」としても読める構成。同じ構成は他社のカタログでもあるのですが、本書の場合は実車についてはモデル説明とは別のコラム形式にしているのが読みやすさにつながっている印象です。
模型自体の説明では例えば「当社が得意とする多色刷りを駆使した鮮やかな製品は、あなたのレイアウトでも間違いなく愛嬌を振りまく存在となるでしょう」(キハ40系700番代の解説より)といった読者のエモーショナルな琴線を刺激させてくれる文言が楽しい。
最近の他社のカタログ、どうかすると専門誌ですらこうした表現をしていない無味乾燥さに比べると何かホッとさせられます。
(読む人によっては「余計なお世話」とか「気恥ずかしい」とか思う人もいるでしょうが)
内容的にはその後に出たvol2に比べると読み物として読める内容なのでお得感はありました。
ですがラインナップが充実した分2の方が情報量では圧倒します(当たり前か)
とはいえ2はボリュームアップに伴い重くなってしまった上に、紙がペラペラな分検索がしにくくなっていることを思えば手軽に読める分1もそう悪くない印象ではあります。
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この記事へのコメント
実は私も同じものを持ってます。
というか、マイクロのカタログは1号しか持ってません。
実物について詳しい解説が載っているのは良いのですが、限定品まで載せるのは如何なものかと。
通常の製品さえ再生産のサイクルが長いマイクロ、二度と入手出来ないかもしれない限定品など載せるべきではないと思います。
2号以降になると単なる製品の羅列になってしまい必要が無い限り見る機会がないカタログになってしまいましたね(カタログとしては正しい造りかもしれませんが)
あとから読み返す前提ならば限定品の掲載は却って面白いとは思います。
カタログが無いアイテムですが、これが鉄コレなんかだと過去の製品であっても限定品を捕捉するだけで一苦労ですから。
村から来ました。
マイクロエース
怒涛の製品ラッシュでしたね。
C53とED71 EF56
ダイキャスト崩壊該当ロットは全て廃車になりました。
最近、おソロおソロに電車・気動車の動力チェック。。
台車分解 グリス除去驀進中です。
マイクロエース
痒いところの型式を出すので
今でも、たまに手を出しますよ。
また、来ますね。
遅ればせながらコメントありがとうございました。
C53とED71のダイカスト崩壊はわたしも経験してしまっています。
(汗)結局ボディコンバートと他機へのパーツ取りとして動力の生涯を全うさせましたが(汗)
あのショックはなかなか忘れられるものではありません。
とはいえ「まさかこんなのを製品化するとは!」というマイクロのラインアップのセンスは面白いですね。雑誌の広告も独特のキャッチフレーズで楽しませてくれますし。
なのでマイクロ自体にそれ程の悪印象もなかったりします。
こういう内容のブログですがこれからもよろしくお願いします。
>まさかこんなのを製品化するとは!
そういえば昨日、うちの近所の中古ショップでマイクロエースのマニアック車両シリーズの1つ、ED42を格安でゲットしました。
「動作不調」とあったものの、実際はクリーニングと集電シューを少し伸ばしただけで改善。外見の破損部位も自力で直せる範囲でラッキー。
色物な外見のわりに意外に走行性能もよく(同社のED17には劣るが)、ミニカーブS字も脱線しません。
ただ、国鉄の再現は数が足りないし、うちの鉄道にラック区間もないのでED40をならい「国鉄からの払い下げを急勾配の軌道線用に購入」という設定にして、ラック機器を除去(ネジを外すだけ)して、そこに自作のエアータンク(プラ丸棒)を設置させ、塗装とナンバープレートを変更させてあります。
EC40もアプト機構を撤去して京福の機関車になっていましたね。私も前にスクラッチに挑戦した様な気が(大恥)
思えばED42はしなの時代とマイクロ時代で別々にモデル化されていますね(そういえばED17なんかもそうでしたが)
話題になるのは殆どしなの時代の奴ですが、マイクロになってからの奴もワールド工芸のモデルよりも足回りがそれっぽくて、そう悪くないと思います。