TOMIXのリニューアル版タキ3000
久しぶりに入手した新車ネタ。
まず余談ですが、先日現住地からほど近い駅前に開店したヨ●バシカメラ、家からは車で結構な距離なのですが、気が付いてみると10日に一度くらいのペースで押しかけています。

鉄道模型をはじめとするホビー系の品揃えが良いのはまあ、予想通りでしたし、実際これまでは地元のショップで扱っていないアイテムばかりを買っていたのですが、ここのわたしにとって1番のメリットは「家電製品やスマホのパーツ、プリンターのインクなんかを買って貯まったポイントがそのまま鉄道模型の購入にも使える点」にあります。
これらのサプライ品や家電系の買い物だとわたしだけでなく家族が使うものも買う訳なのでポイントの貯まりが早く、それだけ回せるポイントも増えるわけで。
とはいえ、予約してまでして欲しいものだったら行きつけのショップで済ませますし、最近は上京の機会が激減しているのでいわゆる衝動買いの機会も減っていることもあって、ポイント買いするアイテムはほとんど衝動買いに近いアイテムになりますw
今回拾ったのがTOMIXのタキ3000の2両セット。定価で4000円以上というのはNゲージの貨車のお値段としては仰天物。ポイントでも貯まっていないとまず手を出さな買ったであろう代物でした。

実車は昭和の時代に主に米軍の燃料輸送様に用意されたタンク貨車。
「タキ3000」の表記以外は横文字のオンパレードで「アメリカのレイアウトに紛れ込んだ日本の貨車」みたいな雰囲気が漂う不思議な車両です。
(8両セットの方は実車の事情からもう少し地味なレタリングだそうですがこちらもバラ売りしてくれれば良いのに)
ですが今回のわたしの注目点は実はそこではありません。
50年前のトミーナインスケールで最初のボギー貨車としてリリースされたのがこのタイプのタキ3000。当のTOMIXまでが「45年目のリニューアル」を宣伝しているくらいです。
これがもう少し安かったらもっと手軽に買えたでしょうが、ポイント買いでもなければ手を出せなかったでしょう。


最初期のタキ3000はお値段こそ450円という安さだったものの造形がラフだった事、同時期にKATOがリリースしたタキ3000とは同形式で形態が異なるタイプなのにサイズや造形の落差が大きく、そのままKATOのタキとは繋いで使えなかった事などが祟って割合早いうちに廃れてしまったアイテムでした。
今回のリニューアル版はその45年前のタキ3000に近いプロトタイプなのでまさにバージョンアップ版と言ってもいいでしょう。
帰宅後早速当時もののタキ3000とKATOのタキ3000を併結させて比較してみます。
45年前のナインスケールのモデルは妙に腰が高く、造形も当時の目で見ても結構ラフなものです。特に手すり周りの太さは目立ちますがタンクそのものの形状はごく単純なだけに単独で見ればそれなりに我慢できるレベルと思います。
ただ、台車の転がり抵抗は大きいので専用列車の長編成でもやろうものなら物によっては機関車が息を切らしそうです。
KATOのタキは手すり周りの造形は今でも通用するくらいの精密感。腰高の傾向も少なく、台車の転がりもスムーズでしたから、あの当時と言わず今でも一級品として通用するレベルでした。
対して今回のタキ3000はKATOよりもさらに腰が低く、タンク貨車らしいどっしり感を感じさせるのが特徴です。台車の転がりは3車の中で最もスムーズ。と言うか、目でわからないくらいの僅かの線路の凹凸でもするすると転がってゆきます(おかげで線路が微妙に波打っているモジュールでは静止状態の写真がなかなか撮れない汗)


貨車そのものはあまりにマニアックな題材なので誰にでもお勧めしかねるところがあるのですが、今回のものをベースにした「普通のタキ3000」がリリースされれば歓迎されるに違いありません。
KATOの仕様との併結も造形の落差が少ないので十分楽しめそうですし。

光山鉄道管理局
HPです。

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まず余談ですが、先日現住地からほど近い駅前に開店したヨ●バシカメラ、家からは車で結構な距離なのですが、気が付いてみると10日に一度くらいのペースで押しかけています。

鉄道模型をはじめとするホビー系の品揃えが良いのはまあ、予想通りでしたし、実際これまでは地元のショップで扱っていないアイテムばかりを買っていたのですが、ここのわたしにとって1番のメリットは「家電製品やスマホのパーツ、プリンターのインクなんかを買って貯まったポイントがそのまま鉄道模型の購入にも使える点」にあります。
これらのサプライ品や家電系の買い物だとわたしだけでなく家族が使うものも買う訳なのでポイントの貯まりが早く、それだけ回せるポイントも増えるわけで。
とはいえ、予約してまでして欲しいものだったら行きつけのショップで済ませますし、最近は上京の機会が激減しているのでいわゆる衝動買いの機会も減っていることもあって、ポイント買いするアイテムはほとんど衝動買いに近いアイテムになりますw
今回拾ったのがTOMIXのタキ3000の2両セット。定価で4000円以上というのはNゲージの貨車のお値段としては仰天物。ポイントでも貯まっていないとまず手を出さな買ったであろう代物でした。

実車は昭和の時代に主に米軍の燃料輸送様に用意されたタンク貨車。
「タキ3000」の表記以外は横文字のオンパレードで「アメリカのレイアウトに紛れ込んだ日本の貨車」みたいな雰囲気が漂う不思議な車両です。
(8両セットの方は実車の事情からもう少し地味なレタリングだそうですがこちらもバラ売りしてくれれば良いのに)
ですが今回のわたしの注目点は実はそこではありません。
50年前のトミーナインスケールで最初のボギー貨車としてリリースされたのがこのタイプのタキ3000。当のTOMIXまでが「45年目のリニューアル」を宣伝しているくらいです。
これがもう少し安かったらもっと手軽に買えたでしょうが、ポイント買いでもなければ手を出せなかったでしょう。


最初期のタキ3000はお値段こそ450円という安さだったものの造形がラフだった事、同時期にKATOがリリースしたタキ3000とは同形式で形態が異なるタイプなのにサイズや造形の落差が大きく、そのままKATOのタキとは繋いで使えなかった事などが祟って割合早いうちに廃れてしまったアイテムでした。
今回のリニューアル版はその45年前のタキ3000に近いプロトタイプなのでまさにバージョンアップ版と言ってもいいでしょう。
帰宅後早速当時もののタキ3000とKATOのタキ3000を併結させて比較してみます。
45年前のナインスケールのモデルは妙に腰が高く、造形も当時の目で見ても結構ラフなものです。特に手すり周りの太さは目立ちますがタンクそのものの形状はごく単純なだけに単独で見ればそれなりに我慢できるレベルと思います。
ただ、台車の転がり抵抗は大きいので専用列車の長編成でもやろうものなら物によっては機関車が息を切らしそうです。
KATOのタキは手すり周りの造形は今でも通用するくらいの精密感。腰高の傾向も少なく、台車の転がりもスムーズでしたから、あの当時と言わず今でも一級品として通用するレベルでした。
対して今回のタキ3000はKATOよりもさらに腰が低く、タンク貨車らしいどっしり感を感じさせるのが特徴です。台車の転がりは3車の中で最もスムーズ。と言うか、目でわからないくらいの僅かの線路の凹凸でもするすると転がってゆきます(おかげで線路が微妙に波打っているモジュールでは静止状態の写真がなかなか撮れない汗)


貨車そのものはあまりにマニアックな題材なので誰にでもお勧めしかねるところがあるのですが、今回のものをベースにした「普通のタキ3000」がリリースされれば歓迎されるに違いありません。
KATOの仕様との併結も造形の落差が少ないので十分楽しめそうですし。

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この記事へのコメント
さて用途や時代がかなり特定されるためこれを買ってませんが、本川越ポポンで眺めてはいます。腰が下がり手すり各部の造り込み、そして値段に隔世の感を禁じ得ません。派手なレタリングのせいもあるのか、写真では分かりにくいですがタンク体各所の鉄板継ぎ目まで表現されてますね。
まあガソリン代の値上がり、となればプラ素材の原料も相応に上がっているのはわかります。先述のような出来映えゆえ金型も安くはなさそうですし。
> 「アメリカのレイアウトに紛れ込んだ日本の貨車」みたいな雰囲気が漂う不思議な車両です。
奇しくもKATOが日本型貨車を米国っぽく、色変えとレタリングを駆使した貨車セットを出していたような…。
私もKATOのタキ3000で銀色の奴を中古で安くいくつも購入したのですが、微妙に気に入らなかった(そもそも実物に銀色のはない)ので、壊れてたドーム部分の手すり撤去後、色を黒に塗ってウェザリングし、ガンダム系プラモ用のステッカー張ってアメリカ風タンカーにしちゃいました。
(うちの機関車はアメリカディーゼル機なのでよく似合う)
設定上は私有貨車のつもりですが、その割に企業ロゴが小さいようなw
仰る通り金型代は馬鹿にならないと思いますが、今後バリエーションが増えてくれれば(ついでに安くなれば…は無理かな)ある程度償却はできそうですね。旧製品同様の日本石油輸送と旧日本石油が出てくれればありがたいです。
それにしても最近の原材料の高騰は石油に限らず色々と出てきていますね。なにしろ卵やベニヤまで高くなっていますから。
これらがコロナの影響だとするとやり切れません。
銀色のタキ3000は仰る通り実車に存在しない色なのですが、最近ではそこにプレミアがついている例もあるそうなので何が何やら…ですね(汗)
そういえば黄色とかもあった様な気がしますが、KATOは以前ブルトレ併結用に「青いEF70 」を出した前科があるのでその延長かも知れませんね。
化成タンク車らしく中和剤入れと言い張って台枠上か下に箱を追加したり、タンク鏡面に加熱管らしき怪しい配管を1本這わせる、なんてのもありかもしれませんね。
KATOのタキ3000は初期の段階で3,4色くらいカラバリを出していますね。
実車にあったかどうかよりも、編成の見た目のバリエーションをつけたい意図があったのだと思います。かつて「青いEF70 」を出していたKATOらしい話です。
その中で銀色の仕様だけはわたしの手元にあります。かつてはこれらの仕様は中古でも異様に安かったのですが流石に最近はそんな事も無いようですね。