線路際の「レンガ街」

 先月からこっち、赤レンガ造りのストラクチャーを数軒立て続けに消化していますが、これらを並べてみると意外と様になっているのに驚くやら自画自賛したくなるわで盛り上がっています(笑)
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 特に線路沿いの風景にはよく似合います。

 まあ、ヘルヤンの工場は元々扇形庫や機関庫のパーツを転用したもののようですしウォルサーズの貨物駅も装飾はともかく形状は貨物駅っぽいので似合わない方がおかしいと言えなくもありませんが。

 最近はこの種のレンガ造りの工場や倉庫が地域のランドマークになったり、観光施設に転用されるケースが増えています。
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 特に工場の場合、明治・大正期に当時は町外れの野っ原だったところに建てられたものが多く、それが戦後、特に昭和末期や平成期までの間にスプロール現象に伴い、周囲が都市辺縁部の住宅街になってしまったケースが多いようです。
 なので地域のランドマークというかシンボルとして保存されるケースが結構あり、和風の都市近郊風景として違和感なく存在できている様子です。

 (現住地にそう言う実例がないのが残念ですが)

 地方の拠点都市をモチーフにしたレイアウトを指向している当鉄道にとっては赤レンガ建造物というのはその意味でも魅力的なのです。
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 早速これらの建物類を仮設台に載せ、周囲を和風の建造物で固めてみると予想通り違和感の少ない、しかも存在感のある一角が出現しました。
 何しろ建物の前にハイエースとAE86が置かれただけで異国情緒が一瞬で消えてしまったくらいです(爆笑)

 事前の予想ではもっと違和感があるかと思われたのでこれは嬉しい誤算でもあります。
20210927SE (2).jpg
光山鉄道管理局
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この記事へのコメント

レサレサ
2021年11月16日 22:53
意外にレンガ製の工業ストラクチャーは日本の古風な風景に合うんですよね。

私が以前(10年以上前)ネット上で見かけた奴だとモデル・パワーのオランダの鋳物工場(ファーラーのfa222202の同型)が「ヤマト醤油醸造所」に改造されているのがありました。
塗装以外に「木造の張り出し部分増築(ベースはKATO鉄道官舎)」「屋号を書く」などの改造がされてますが、これだけでかなり和風になる不思議。
(掲載されてたのはすでに閉鎖されている『私的な鉄道模型ページ「G−PIT@」』という所の「レイアウトを作ろう!(ストラクチャー工作編)」ですが、サイトのタイトルで検索かけるとアーカイブスで保存されたものが見れます。)
光山市交通局
2021年11月18日 21:39
>レサレサさん

 情報ありがとうございます。
 ご紹介のサイトをチェックしましたが、なかなかうまく化けたなと感心しました。

 木造の増築部分が付くだけでかなり雰囲気が変わりますね。

 海外メーカーの工場系れんが建築は和風の風景に転用できるものが多いので一種穴場と思います。
秋津のOB
2021年11月19日 20:27
たびたび失礼します。少々この記事とはズレますが一席……。

あの大地震から更に数年前、年始に紀勢本線で紀伊半島を周回してました。紀州鉄道にも寄り2軸レールバス乗って西御坊へ。その先の日高川駅跡へ行くべくなるべく廃線跡に沿って歩いてました。そうしたら左に廃線跡、右に煉瓦塀の道に出てます。どうも旧い工場跡地のようです。さっきGoogle MAPのストビューで確認すると、今現在は建機レンタルの某社営業所で使っているようです。

裏通りだしわざわざ経費を掛けて塀を改築することもない、ということか今年8月のストビュー撮影時点ではまだ健在だったようです。そのまま先へ行くと一時ブロック塀に変わりますが、また煉瓦塀が復活してますね。

もし煉瓦建築物を置く余裕がないなら塀だけで表現するのもありかもしれませんね。
光山市交通局
2021年11月20日 21:38
>秋津のOBさん

 今では地震対策もあって純粋なレンガ塀というのもなかなか見なくなりましたね。

 ですが時間がたつほど風合いが付いて来るという点ではレンガ塀も捨てがたい味わいがあると思います。