コスミックのタワーマンションに挑む・その1

 12月生まれのわたしですが、自分から吹聴していなかった事もあって、ここ数年くらい家族はもとより親兄弟までもがその事をすっかり忘れられている観があります(爆笑)
 そんな訳で誕生プレゼントの類もあまりないのですが、その分は「誕生日」を言い訳に大物キットなんかを買い込んだりしています。

 とまあ、前置きはそれくらいにして、
 今年の「わたしへの誕生プレゼント」となったのはコスミックの「タワーマンションキット」でした。

20211205SE (14).jpg
 この製品はNゲージスケールの日本形ストラクチャーとしては、おそらく初の高層建造物ではないかと思います。
 現代の都市形の風景にはこの手の高層建造物はつきものですが、特にマンションの場合「気が遠くなるほどのベランダ取り付け作業」が必須な事もあり、自作するにもかなりの難物と思っていました。
 それがキットという形で製品化されたのは驚きでしたし、見た目も悪くありません。

 そんな訳で、このタワーマンションについては夏の発売の時から購入を迷っていましたが、この機会にようやく手掛けることにした訳です。

 通販で届いたキットは薄い箱ながらずっしりと重く、なかなかの手応えです。
 キット自体はカッティング済みのアクリルパーツ。外壁に窓ガラスとベランダを取り付けるだけのイージーさに見えます。
 ですがキットとはいえ、何しろベランダ周りのパーツの多いこと!
 とりあえずここで腰が引けそうです(汗)

 キットの素体はつるつるの白いアクリル板の状態なので、まず各パーツを外壁の色に塗装してから製作に取り掛かりました。

 カットされたアクリルの組み合わせですが各パーツの精度が高いので、かなりかっちり組み込めました。
 ただ、アクリルの材質ゆえか、切り離し時や塗装で下地に貼りついた紙を剥がす時などに細かいパーツが割れる事があり、その都度補修はしています。
20211205SE (10).jpg
 とりあえず壁面は形になってきました。

 ところで今回の組み立てでは二面づつふたつのパーツを並べました。

 実はこのキットで唯一気になっていたのが「一棟だけポツンと建っていても何だか寂しく感じられること」でした。とはいえ、二つも三つも買うほど予算が許してくれません。
 なので二面づつ別個に組み立て「ロウレリーフ風ツインタワーマンション」として組み込もうかと思っています。

 幸いこのキットの敷地形状は、ほぼ正方形なのでこの手の二分割はそれほど違和感は感じません。
 (ただし、レイアウトに組み込む際には「視点が限定される」難点もあります)

光山鉄道管理局
 HPです。


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この記事へのコメント

Manic
2021年12月24日 07:00
一棟だけ、とのくだりで山形県は上山市にあるタワーマンション、通称バブルの棟を思い出しました。そんな風景を再現となるとレイアウトというより珍百景製作となってしまいますね(苦笑)。インパクトは大きい建物ですが使い方が難しいですね。
光山市交通局
2021年12月25日 14:59
>Manicさん

 わたしの故郷の盛岡でも最初にオープンした「マンション」(確か1974年頃の竣工)が「山間の住宅地にポツンと聳えるマッチ箱」状態でした。
 そのマンションは今でも現役ですが、令和の世になっても周囲に高層建造物がない状態が変わっていないので未だに異様な光景を現出させています(笑)

 カッコよく言えば「地域のランドマーク」ともいえる「田舎町の孤峰」的な建物は観光地でもそれなりに見かけますが、一歩間違うと風景を寒々しく見せる事も多いですから、その点では考え物ですね。
 (これはレイアウトばかりでなく現実の景色でも同じですが)

 今回のマンションの使いどころですが、トレインフェスタの会場に隣接する東静岡の駅前みたいな風景を想定しています。ここは静岡の隣の駅ですが駅前再開発区域でもあるので時代が揃った建物が多いので違和感は少ない気がします。
 そういえば、盛岡駅の西口周辺も割合近いイメージですね。