クリスマスイブのひとり運転会で思ったことw

ここ数年,クリスマスイブの夜は家族が寝た後に「こたつの上で一人運転会を楽しみつつワインを傾ける」のがわたし個人の恒例になっています。
特に今年はわたしのミスで「クリスマスケーキの予約を忘れていた」せいで前代未聞の「お寿司でクリスマス」と言う仕儀になってしまったので余計思い出深くなりそうです(大汗)

昨年は猫屋線のナロー車両をミニカーブのエンドレスで周回させる運転をやっていたので今年も唯一の新規入線となっていた「猫屋線直通用路面電車」の単行を走らせていました。
こたつの天板の上でくるくる回るナローの路面電車の姿は単純な光景ながらなんとなく和まされます。

が、それを眺めているうちに「そうだ,うちにはもっとクリスマス向けの車両と線路があるじゃないか」と思いついたのが運の尽きw
これまた、ひさかたぶりに引っ張り出したのが「50年前のメルクリン基本セット」

ご覧の様に実物偏重のマニアから見れば玩具としか言いようのない線路のデザインと車両の構造です。
が、これがこたつの天板の上でグラスとミニカーの間を縫って走る様は、これだけでパーティがやってきた様な華やかさと和みとを同時に与えてくれます。
しかも、50年前のモデルと思えない「スムーズかつスローもしっかり効く走り」は感動もの。この耐久性と走りの質感を両立させている部分は、例えばメルセデスのセダンに通じる高級感を与えていると思います。
おかげで、それからたっぷり30分近く「ミニ列車がエンドレスをぐるぐる回りするだけ」の光景を堪能させて頂きましたw

こうした人徳を持つモデルが、単に玩具くさい外見というだけで評価されないのは正しい事なのかどうか。
今、市場の中心になっている超が付くくらいの細密モデルで「50年後も買った時と同じ様に楽しめるモデル」がどれだけあるでしょうか?
今回のイブの運転会は改めて「鉄道模型の魅力とはなんだろうか」をも考えさせられました。
光山鉄道管理局
HPです。

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この記事へのコメント
当方のN動力車各種がもう50年保つかどうか…ですか。それより当方の寿命と目が保たないでしょうね…。流石にKATOの首振りスカートなEF70、DD13旧仕様、tomix製スプリング駆動の面々…はプラ車体が保たない気もしますけど…。
もし、洋菓子店で品切れしてもスーパーで買うことも出来ますし。
メルクリンの小型蒸気機関車と客車、良いですね。
カトーポケットラインのチビロコみたいなものでしょうか?
スケール物も良いですが、誰でも気軽に手軽に楽しめる模型も必要ですね。
中古モデルで50年かそれに近いモデルを走らせていると動力のくたびれっぷりと、走行性自体のがさつさは気になるところです。
メルクリンの場合、良くも悪くもある程度玩具的なポリシーが残っている事で「いつまでも使える耐久性」と「適度な省略と割り切りを生かした造形」のノウハウが蓄積されている事が却って時代を越えた魅力につながっている面もあるのではないでしょうか。
個人的には普通のケーキはスーパーやコンビニよりも自分の気に入った味のお菓子屋さんを見つける方が好きなタイプです。
ですがイブの夜に限ってホール単位のケーキしか買えないのが困りものですね。家族の中でも味の好みがあるので何種類かの味を買い揃えたいのにそれが難しかったりしますし。
メルクリンも最近のモデルはかなり模型らしい造形になっていますが、玩具と模型の中間的な造りの旧モデルも時代を越えた愛らしさを感じさせます。
それでいて走行性は今でも通用する安定性を持っているのですから侮れません。
今だと基本セットでも数千円で買えるケースがありますからむしろリーズナブルですし、最新のシステムとの上位互換も確保されているので気楽に鉄道模型を愉しむという点で面白い存在と思います。