マンガ「PIKE」と猫屋線の単端のはなし

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 大晦日の朝、近所のコンビニのマガジンラックで見つけた今月号の「ヤングキング」(少年画報社)
 実はかねて紹介している鉄道模型ネタのWEB漫画「TEZMO SYNDOROME」の作者、佐藤一繝の読み切りが掲載されているものです。
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 タイトルは「PIKE(パイク)」
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 コンパクトにまとめられたレイアウト風セクションのことを「パイク」と呼称するのですが、一般向けの漫画でこういうマニアックなタイトルを使うのは結構な冒険と思います。
(鉄道模型のファンでもPIKEの意味がわからない人は結構いますし、うちのクラブのメンバーでも本作のタイトルのマニアックさに驚いていた方がいます)

 ストーリーは、
 気軽に遠出ができない時世柄、風呂桶をベースに温泉とホーム、社と古木の聳える山をモチーフにしたパイクを製作する姉のはなし。
 「TEZMO〜」がキャプションで情報密度の高さを感じさせているのに対して、本作は絵の情報量の多さで厚みを感じさせる作風になっていて、読み返しても飽きない構成でした。

 本作に登場している車両は鉄コレのナローゲージ80猫屋線の単端をモチーフにしている様です。
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 この単端、1両だけでも鉄道が成立できる身軽さと万能性から、ナローゲージ80の登場当初からリリースを期待していた物でした。
 二軸貨車並みに短い体躯に「ボンネットのついた客車」の様なボディを載せゆったりのんびりと田舎道や山岳地帯を流す様な路線が似合いそうなこの車両はまさにPIKE向けの車両。

 もちろんこの漫画には最も似合う車両でしょう。
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 わたしもこの単端は2両買い込みましたが、うち1両は本作同様に鉄コレオリジナルの動力を当てがいました。
 もう1両は当時新発売されたばかりのKATOのポケットライン用のコアレスモータ動力と差し替えてみましたが、走行性は非常に滑らかになる反面、足回りの見た目が「単端らしからぬ重厚さ」になってしまう弱点があり、一長一短です。

 今月のヤングキングは本作の他に2本の非鉄道系の模型ネタ漫画を集めて「模型女子愛好倶楽部」というコーナーになっています。
 3本を合わせて読んでも、結構楽しめますのでおすすめと思います。

光山鉄道管理局
 HPです。


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