カラーブックスの「日本の私鉄 北関東 東北 北海道」
そう言えばまだ紹介していなかった「思い出のカラーブックス」ネタから
「日本の私鉄 北関東 東北 北海道」(井上広和 高橋 摂共著)
カラーブックスの日本の私鉄シリーズでは中小私鉄を地方別にまとめて取り上げたものが何冊か出ています。
その中で、わたしの故郷を含めた東北地方の地方私鉄を取り上げているのが本書です。
実はわたしの故郷の岩手の場合、私鉄と呼べる鉄道は当時ですら殆ど貨物専業だった「岩手開発鉄道」くらいしかありませんでした。
(電化路線だった「松尾鉱山鉄道」は1972年頃に廃止されていましたし)
ですから、私鉄という概念がどうにもぱっとイメージできず「私鉄=都会の大会社」という先入観が強かったのです。
ところが本書を読むと、私鉄が活躍していないのは岩手だけの話で、他の県には電車が定期運行されている私鉄が複数存在することを思い知らされる訳です。
しかもその何れもが、地域の足としてそれなりに定着している訳でこれは結構なカルチャーショックでした。
それとは別に「岩手よりも確実に都会の地域」と思っていた関東地方に「気動車専門の私鉄」がこれまた複数存在する事実にも結構驚かされる事でした。
本書の初版は鉄コレが登場する20年近く前ですが、あの当時地方私鉄への注目度はファンの間でもそれほど高くはなかったと思います。
そんな折に本書が上梓された意味は大きかったのではないでしょうか。
カラーブックスゆえにカラー写真の見開きを多く使ったビジュアル系の文庫本ですが、巻末に当時の貨物専業鉄道(あるいはそれに準じる私鉄)の駅構内配線図が付属しているのは今となっては貴重な資料と思います。
光山鉄道管理局
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ですから、私鉄という概念がどうにもぱっとイメージできず「私鉄=都会の大会社」という先入観が強かったのです。
ところが本書を読むと、私鉄が活躍していないのは岩手だけの話で、他の県には電車が定期運行されている私鉄が複数存在することを思い知らされる訳です。
しかもその何れもが、地域の足としてそれなりに定着している訳でこれは結構なカルチャーショックでした。
それとは別に「岩手よりも確実に都会の地域」と思っていた関東地方に「気動車専門の私鉄」がこれまた複数存在する事実にも結構驚かされる事でした。
本書の初版は鉄コレが登場する20年近く前ですが、あの当時地方私鉄への注目度はファンの間でもそれほど高くはなかったと思います。
そんな折に本書が上梓された意味は大きかったのではないでしょうか。
カラーブックスゆえにカラー写真の見開きを多く使ったビジュアル系の文庫本ですが、巻末に当時の貨物専業鉄道(あるいはそれに準じる私鉄)の駅構内配線図が付属しているのは今となっては貴重な資料と思います。
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この記事へのコメント
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一度乗った事があったにも拘らず、花巻電鉄を忘れていました。
と言いますか、花巻電鉄は私鉄と言うよりも「軽便電車」のイメージが強かったので無意識に私鉄の範疇から外していた様な気がします(まあ、それでも私鉄な事は私鉄なのですが汗)
当時の印象では「道路の隅っこをちまちま走る妙に貧弱な電車」といった感じを子供心に受けたものです(汗)
今では廃線跡の一部は歩道兼サイクリングロードになっていますが、当時の幅の狭さを最も良く感じられる場所と思います。
(初めて来た人は殆どが「こんなところを電車が走れるはずがない」と思うらしいです)