コスミックのタワーマンションにふと思うこと
先日紹介したコスミック製のタワーマンションキット。
実際に配置してみると、この建物はレイアウトの街並みの中では抜群の存在感があります。
近年、地方都市でも駅前にこの手のマンションが林立するのは珍しくなくなってきましたが、現代の駅前の情景としてはこの手の建物は欠かす事のできないものになりつつあります。
これにあと、アオシマの立体駐車場でもあると完璧かもしれないと思い配置してみました。
実はアオシマの立体駐車場も、普通のレイアウトに組み込むにはかなり場所と嵩を取る代物なのですが。
それでもタワーマンションと組み合わせるには良い雰囲気のモデルではあります。
さて、タワーマンションや他の建造物の組み合わせを一通りいろいろと配置して思ったこと。
鉄道というものが一種の施設産業であることを考えると、レイアウトといえども「駅前の情景、沿線の情景がレイアウトの性格を決定づける大きな要素である事」が改めて感じられます。
かつて16番がレイアウトの主流だった時期には、相当のシーナリィの付いたレイアウトであっても「駅前には店一軒ない」「沿線の生活臭を感じない」様なものが多かったものです。
(おそらくその流れが変わったのは16番では「摂津鉄道」の登場以降ではないかと思います)
が、それからNゲージを中心に一般建造物の製品化が進み、それに伴いモデラーの方も自分のレイアウトのシーナリィイメージに合った一般建造物をスクラッチ、或いはキットバッシュする様になってきた事で「作者のイメージに合わせた駅前風景・沿線風景」が表現しやすくなってきました。
それは単に自作だけでなく「市販品であっても各メーカーの製品群の中からイメージに近い組み合わせをセレクトすることで街並みとしての個性と性格づけをすることが容易になってきた」事でもあります。
前述の様に、タワーマンションと立体駐車場の組み合わせだけでも「平成20年以降の近郊の再開発地区」をイメージさせることができますし、ローカルな建造物の組み合わせで大雑把に地方や地域が特定できる街並みづくりもできそうです。
そして前者の風景ならば「4連以上の20M級4扉の通勤車」が似合いそうですし、後者なら街並みの規模から「単行気動車」が似合うか「幹線級の旧客列車が似合うか」を作り分けられるでしょう。
まあ、レイアウトによっては「風景によって走らせる編成のイメージが限定されてしまう」弱点もあるでしょうが(レールと駅だけの組み立て式レイアウトなんかはそれに対するアンチテーゼとなり得ましょう。実際には成立の順序が逆なのですが)
或いは、最近わたしがやっている様にベースを単なるステージと見立てて特撮映画のセットよろしく走らせる編成に応じて情景を差し替えるという方向もありかもしれません。少なくとも最近は、それができるくらいには一般建造物のアイテムは充実していますし。
ですが、これだけマッスのある建造物の類に囲まれているのに、わたし個人の感覚としては「やっぱり主役は列車」なのです。
鉄道が一種の施設産業である以上、沿線とは無縁に存在できないし感覚的にも「この列車にはこういう風景と組み合わせてみたい」という思いがレイアウトやモジュールの製作動機になるのもままある事です。
(その割にはわたし自身があまりにも浮気性であることも痛感させられますが)
少なくとも今のNゲージでならそういう事が出来る様になってきている事をも今回感じさせられました。
光山鉄道管理局
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実際に配置してみると、この建物はレイアウトの街並みの中では抜群の存在感があります。
近年、地方都市でも駅前にこの手のマンションが林立するのは珍しくなくなってきましたが、現代の駅前の情景としてはこの手の建物は欠かす事のできないものになりつつあります。
これにあと、アオシマの立体駐車場でもあると完璧かもしれないと思い配置してみました。
実はアオシマの立体駐車場も、普通のレイアウトに組み込むにはかなり場所と嵩を取る代物なのですが。
それでもタワーマンションと組み合わせるには良い雰囲気のモデルではあります。
さて、タワーマンションや他の建造物の組み合わせを一通りいろいろと配置して思ったこと。
鉄道というものが一種の施設産業であることを考えると、レイアウトといえども「駅前の情景、沿線の情景がレイアウトの性格を決定づける大きな要素である事」が改めて感じられます。
かつて16番がレイアウトの主流だった時期には、相当のシーナリィの付いたレイアウトであっても「駅前には店一軒ない」「沿線の生活臭を感じない」様なものが多かったものです。
(おそらくその流れが変わったのは16番では「摂津鉄道」の登場以降ではないかと思います)
が、それからNゲージを中心に一般建造物の製品化が進み、それに伴いモデラーの方も自分のレイアウトのシーナリィイメージに合った一般建造物をスクラッチ、或いはキットバッシュする様になってきた事で「作者のイメージに合わせた駅前風景・沿線風景」が表現しやすくなってきました。
それは単に自作だけでなく「市販品であっても各メーカーの製品群の中からイメージに近い組み合わせをセレクトすることで街並みとしての個性と性格づけをすることが容易になってきた」事でもあります。
前述の様に、タワーマンションと立体駐車場の組み合わせだけでも「平成20年以降の近郊の再開発地区」をイメージさせることができますし、ローカルな建造物の組み合わせで大雑把に地方や地域が特定できる街並みづくりもできそうです。
そして前者の風景ならば「4連以上の20M級4扉の通勤車」が似合いそうですし、後者なら街並みの規模から「単行気動車」が似合うか「幹線級の旧客列車が似合うか」を作り分けられるでしょう。
まあ、レイアウトによっては「風景によって走らせる編成のイメージが限定されてしまう」弱点もあるでしょうが(レールと駅だけの組み立て式レイアウトなんかはそれに対するアンチテーゼとなり得ましょう。実際には成立の順序が逆なのですが)
或いは、最近わたしがやっている様にベースを単なるステージと見立てて特撮映画のセットよろしく走らせる編成に応じて情景を差し替えるという方向もありかもしれません。少なくとも最近は、それができるくらいには一般建造物のアイテムは充実していますし。
ですが、これだけマッスのある建造物の類に囲まれているのに、わたし個人の感覚としては「やっぱり主役は列車」なのです。
鉄道が一種の施設産業である以上、沿線とは無縁に存在できないし感覚的にも「この列車にはこういう風景と組み合わせてみたい」という思いがレイアウトやモジュールの製作動機になるのもままある事です。
(その割にはわたし自身があまりにも浮気性であることも痛感させられますが)
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