NHK特集「ジョバンニの銀河1983」と謎のBタンク
今回も「テツドウモケイの出てくる映像」ネタをば。
前回「核戦争後の地球」でNHKの特撮とそこに出てくる鉄道模型を取り上げましたが、前回とは別なアプローチでファンタジーを映像化したものを取り上げます。
ものは1982年放映のNHK特集「ジョバンニの銀河1983」
本作は宮沢賢治の没後50年を記念して製作された一作ですが、当時のNHKの特撮と多様な素材を駆使して「銀河鉄道の夜」を映像化したものです。
宮沢賢治が童話作家の顔とは別に、化学や天文学にも造詣が深かった事は今も語り継がれているところです。
中でも当時「石っこ賢さん」と言われていた鉱物学の研究については今でも多くの研究資料が遺されています。
(ポニーキャニオン NHK特集名作100選「創造の世界編」LDより画像引用)
銀河鉄道の映像ではそれらの鉱物標本を偏光顕微鏡で捉えたファンタジックな写真を背景に、模型の列車を合成する形で999とは別な形で「銀河鉄道のファンタジー」を映像化することに成功しています。
(もちろんVTR特撮の機材が潤沢に整備されていたNHKだからこそ可能だった面もあったと思いますが)
(ポニーキャニオン NHK特集名作100選「創造の世界編」LDより画像引用)
ここに登場する銀河鉄道はおそらく市販の模型を使ったと思われるのですが、安全弁付近の発煙ギミックが付いている事、模型でもHOやNゲージではなかなか再現されないネジ式連結器を装備している点から見て、それなりのラージスケールモデルだったのではないかと思われます。
これらを元に映像化した「銀河鉄道の夜」ですが、過去のアニメや映像と異なる独特なファンタジックさに引き込まれます。
実は本作も本放送時にβⅢでエアチェックして何十回となく再生してきたのですが、そのうちどうしても高画質の素材でみたくなり、10年ほど後にLDが出た時には速攻で予約・購入した経緯があります。
(って、このLDというのが「他のドキュメント9作と抱き合わせのボックス仕様」つまり本作一本を観るためにLD5枚も購入する羽目になったという曰く付き汗)
前回「核戦争後の地球」でNHKの特撮とそこに出てくる鉄道模型を取り上げましたが、前回とは別なアプローチでファンタジーを映像化したものを取り上げます。
ものは1982年放映のNHK特集「ジョバンニの銀河1983」
本作は宮沢賢治の没後50年を記念して製作された一作ですが、当時のNHKの特撮と多様な素材を駆使して「銀河鉄道の夜」を映像化したものです。
宮沢賢治が童話作家の顔とは別に、化学や天文学にも造詣が深かった事は今も語り継がれているところです。
中でも当時「石っこ賢さん」と言われていた鉱物学の研究については今でも多くの研究資料が遺されています。
(ポニーキャニオン NHK特集名作100選「創造の世界編」LDより画像引用)
銀河鉄道の映像ではそれらの鉱物標本を偏光顕微鏡で捉えたファンタジックな写真を背景に、模型の列車を合成する形で999とは別な形で「銀河鉄道のファンタジー」を映像化することに成功しています。
(もちろんVTR特撮の機材が潤沢に整備されていたNHKだからこそ可能だった面もあったと思いますが)
(ポニーキャニオン NHK特集名作100選「創造の世界編」LDより画像引用)
ここに登場する銀河鉄道はおそらく市販の模型を使ったと思われるのですが、安全弁付近の発煙ギミックが付いている事、模型でもHOやNゲージではなかなか再現されないネジ式連結器を装備している点から見て、それなりのラージスケールモデルだったのではないかと思われます。
これらを元に映像化した「銀河鉄道の夜」ですが、過去のアニメや映像と異なる独特なファンタジックさに引き込まれます。
実は本作も本放送時にβⅢでエアチェックして何十回となく再生してきたのですが、そのうちどうしても高画質の素材でみたくなり、10年ほど後にLDが出た時には速攻で予約・購入した経緯があります。
(って、このLDというのが「他のドキュメント9作と抱き合わせのボックス仕様」つまり本作一本を観るためにLD5枚も購入する羽目になったという曰く付き汗)
この記事へのコメント
ちなみに調べたところ、宮沢賢治や金田一京助の親戚に岩手軽便鉄道の株を買ってた人がいたというのが、当時ここの地元の期待の高さを感じるものでございます・・・
昔のNHKは公共放送の意地ゆえか映像のネタや質に感じ入るモノがあります。
しかし平成以降……露骨な韓国押しや日本の明治以降をネガティブに扱う傾向が露骨過ぎ、非常に不満ですね。個人的には解t(不穏なので自粛)。
現在のSL銀河でもそうなのですが、岩手軽便にとっても一番のネックが釜石の手前にあった仙人峠ではなかったかと思います。
(SL銀河はC58だけでは牽引力が足りず気動車化された客車がブースターになって運用されています)
事実この区間は鉄道ではなく索道区間だったはずですが、これさえなければ花巻ー釜石間を直通する幹線になり得、有り余る機関車もそれなりに使えていたかもしれません(実際は後の釜石線で実現していますが)
釜石鉄山がなければ沿線の閑散さから言っても岩手軽便そのものも存在できたか自体怪しいものですし。
仰る通り昭和以前のNHKは基本的に硬派(但し志向的にはあの頃からかなり左寄りでしたが)な作風で折り目正しいところがありましたね。
ただ、それを支えていたのがいわゆる「札束体質」でもある訳でして、そこをどう評価するかは難しいところです。
模型は確かにNやHOには見えないですね。ラージスケールというと,不二商が輸入していたレーマンが思い浮かびますが,似た機関車が見当たりません。アスターのライブでもなさそうですし,謎の機関車ですね。
余談ですが,今日,銀河鉄道というと,「999じゃない方」と注釈しないといけないかもしれないですね(笑) 怪盗ルパンといった時に,「3世じゃない方」というように。余談ついでですが,昔,ひらけ!ポンキッキの「ぼくはでんしゃ」の冒頭で,宇宙空間を走る?103系が出てきましたが,最近見返すと,明らかにトレーンの103系を加工したものでした。
こちらこそお久しぶりです。
写真では上げていませんが、レールの真下からのアングルで模型を捉えた映像があるのですがギアらしきものが見えるのでライブではなさそうな気がします。
客車に対して機関車がオーバースケール気味なのであるいはHOナローの可能性もありそうですが。
NHKならメーカーなどが特定されないよう、配慮する必要があったかもしれません。
NHKといえば昔はドラマ等でもクルマのメーカーを極力映さないようにしたり、携帯電話は各社の端末を満遍なく出して公平を保ったりしてました。
最近はかなり規制緩和されてますが。
ビデオはベータ派なんですね。
私はDVDやブルーレイに移行するまで、ひたすらVHSとS-VHSで、最後までベータに縁はありませんでした。
昔のNHKのドラマで日本の自動車メーカーが米国に工場を建設する話があったのですが、製作協力したホンダの工場のシーンがあるものの出てきたホンダビガーのフロントグリルに馬鹿でっかい「K」のエンブレムが付けてあって笑かしてもらったのを思い出しました。
(作中のメーカーは「カワナ自動車」)
あの当時は「ムービー」という言葉がビクターの登録商標だったのでニュースでも「家庭用ビデオカメラ」と使っていた事があります。
ビデオに関しては最初に買ったのがベータだったのですが、後に入ったVHSのカセットの嵩のでかさには往生したので割合早い段階で8ミリにも手を出していました。