カラーブックスの「日本の私鉄 南関東・甲信越」

 前回に続いてカラーブックスの「日本の私鉄の中小私鉄シリーズ」シリーズから。
 前回が東北、北関東でしたが今回は「南関東・甲信越」(井上弘和 高橋 摂共著)をば。
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 南関東と一口で括っていますがその中には「北総開発鉄道」「新京成電鉄」と言った「田舎者から見るとどう見ても都会の私鉄にしか見えない」様なものから旅客・貨物のバランスが取れた「総合鉄道」のノリの秩父鉄道、ローカル色全開の銚子電鉄まで非常にバラエティに飛んでいるのが特徴。
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 そのノリは甲信越でも同様で、ビル街を縫う併用軌道の上を電車が走る「新潟交通」自社製造の通勤車が走り、特急電車まで設定されている「長野電鉄」ローレル賞受賞のオリジナル車両を擁する「富士急行」まで見飽きることがありません。
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 ユニーク度で言ったら「箱根登山鉄道」とか「江ノ島電鉄」も本書の収録ですし(笑)

 おそらく日本の私鉄シリーズの中でも最も華やかに見える一冊ではないかと思います。
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 前回の「東北・北関東」が地域密着型で和み系が多い一方で、路線や車両が単調で個性に欠けるのとは対照的です。
 やはり人口の集中率が高く、都市が多い地域性や、そこに隣接する観光地の足となっている鉄道という独特の性格が色濃く反映されている様な気もします。

 で、こちらも他の本と同様鉄コレ時代の今でも資料価値は高いと思います。
光山鉄道管理局
 HPです。


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