「恐怖の夏休み!暴走する新幹線」
今回はネタ的に脱線気味のはなしですがご勘弁をば(こんなのでも一応鉄道ネタですし)
先日、ネット広告で知ったのですがタカラトミーのトランスフォーマーシリーズに「0系新幹線が変形するロボット」が発売されるとの由。
上の写真は旧作に登場する列車の合体ロボットですが、今回のはこれのリニューアル、グレードアップ仕様らしいですね。
デザインを見る限りロボットのかっこよさに破綻はありませんし、何より「本当に25M級車体の0系先頭車の姿に変形できるらしい」と言うのはわたしには大きな訴求力です(笑)
聞くところではHOスケールで設計にはTOMIXが全面協力しているとの由(TOMIXってHOの0系を出していましたっけか?)
その凄さに驚いていて、ふと思いだしたこと。
「そういえば0系新幹線がロボットに変形する実写特撮ドラマがあった」
ちょうどその作品がCSで放映されていますし、この機会に取り上げてみるのも一興かと。
作品は昭和52年に放映された「大鉄人17(ワンセブン)」(MBS ・東映)の一編「恐怖の夏休み!暴走する新幹線」
本作は昭和50年代に放映された巨大ロボット特撮物の一本。人類抹殺を企む巨人頭脳「ブレイン」に作られた巨大ロボットの「17」は自らの意志で人類を守るためにブレインに反逆。唯一心を通わせる南三郎少年と共にブレインが繰り出すロボット軍団に戦いを挑むと言うものです。
と言うのが大まかなストーリーです。
本作の2年前に同じ東映は劇場用映画の「新幹線大爆破」を製作しましたが、その際に実物大の車内セット(実車と同じパーツを使用した労作!)を製作しています。
その出来の良さと、当初は不入りの為に赤字だったと言われる製作費回収の穴埋めのためか、直後の時期から東映(やセットをレンタルされた他の制作会社も含めて)で新幹線関連のドラマや映画が何本か製作されています。
恐らく本作もそのひとつですが、セットとは別に「大爆破」の走行シーンや特撮シーンのデュープがかなり使われており、画面的にはあたかもプチ「新幹線大爆破」みたいなノリになっています。
ひょっとしたら本作は「大爆破」の素材を最大限に利用するために捻り出された一編かもしれませんね。
そして、問題の「新幹線ロボット」ですが
なんと言いますか、とりあえず0系の顔がついていますが、プロポーションは寄せ集めのプラレール風。
武器は「ヘッドライトから乱射されるミサイル」「自分の車輪を外して転がし相手を転ばせる」と妙に芸達者です(まあ、敵方のメカですからトランスフォーマーみたいなかっこよさを求めてはいけないか)
本作は前後編になっていますが後編が今から楽しみです(笑)
余談ですが、この新幹線の車内セットは後に「バトルフィーバーJ」(昭和54年)のある話で、そのものずばりの「撮影所のセット」として登場しています。
ここでは「車内セットを外から見るとどうなっているのか」もわかるカットがあるのですが、まるで「でっかいビールの木箱」みたいでその落差に少なからずがっかりさせられますがw
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先日、ネット広告で知ったのですがタカラトミーのトランスフォーマーシリーズに「0系新幹線が変形するロボット」が発売されるとの由。
上の写真は旧作に登場する列車の合体ロボットですが、今回のはこれのリニューアル、グレードアップ仕様らしいですね。
デザインを見る限りロボットのかっこよさに破綻はありませんし、何より「本当に25M級車体の0系先頭車の姿に変形できるらしい」と言うのはわたしには大きな訴求力です(笑)
聞くところではHOスケールで設計にはTOMIXが全面協力しているとの由(TOMIXってHOの0系を出していましたっけか?)
その凄さに驚いていて、ふと思いだしたこと。
「そういえば0系新幹線がロボットに変形する実写特撮ドラマがあった」
ちょうどその作品がCSで放映されていますし、この機会に取り上げてみるのも一興かと。
作品は昭和52年に放映された「大鉄人17(ワンセブン)」(MBS ・東映)の一編「恐怖の夏休み!暴走する新幹線」
本作は昭和50年代に放映された巨大ロボット特撮物の一本。人類抹殺を企む巨人頭脳「ブレイン」に作られた巨大ロボットの「17」は自らの意志で人類を守るためにブレインに反逆。唯一心を通わせる南三郎少年と共にブレインが繰り出すロボット軍団に戦いを挑むと言うものです。
夏休みのある日、三郎少年たちが乗った博多行き「ひかり23号」が突如暴走を始めた。
名古屋も新大阪も勝手に通過し、爆走する新幹線。三郎少年を救出するために出動する17。
だが突如ひかり23号は線路を外れて宙を舞う!
実はひかり23号は三郎少年を捕獲するためにブレインが送り込んだロボットにすり替えられていたのだ!
17の前でひかり23号は「巨大な新幹線ロボット」に変形(いや、変身?)する!!
と言うのが大まかなストーリーです。
本作の2年前に同じ東映は劇場用映画の「新幹線大爆破」を製作しましたが、その際に実物大の車内セット(実車と同じパーツを使用した労作!)を製作しています。
その出来の良さと、当初は不入りの為に赤字だったと言われる製作費回収の穴埋めのためか、直後の時期から東映(やセットをレンタルされた他の制作会社も含めて)で新幹線関連のドラマや映画が何本か製作されています。
恐らく本作もそのひとつですが、セットとは別に「大爆破」の走行シーンや特撮シーンのデュープがかなり使われており、画面的にはあたかもプチ「新幹線大爆破」みたいなノリになっています。
ひょっとしたら本作は「大爆破」の素材を最大限に利用するために捻り出された一編かもしれませんね。
そして、問題の「新幹線ロボット」ですが
なんと言いますか、とりあえず0系の顔がついていますが、プロポーションは寄せ集めのプラレール風。
武器は「ヘッドライトから乱射されるミサイル」「自分の車輪を外して転がし相手を転ばせる」と妙に芸達者です(まあ、敵方のメカですからトランスフォーマーみたいなかっこよさを求めてはいけないか)
本作は前後編になっていますが後編が今から楽しみです(笑)
余談ですが、この新幹線の車内セットは後に「バトルフィーバーJ」(昭和54年)のある話で、そのものずばりの「撮影所のセット」として登場しています。
ここでは「車内セットを外から見るとどうなっているのか」もわかるカットがあるのですが、まるで「でっかいビールの木箱」みたいでその落差に少なからずがっかりさせられますがw
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この記事へのコメント
乗り物が舞台のパニック映画では「エアポート」シリーズと同じくらい好きです。
「新幹線大爆破」面白いのですが、嘘八百な映画でしたね。
例えば列車がポイント手前まで接近した状態でも切換が可能とか…
あのような状態ではロックが掛かるので切り換え出来ない筈なんですが。
運転席に超特急、特急、回送を切り替える謎のスイッチが付いていたり…
実物の新幹線にあんなスイッチは付いてませんよね。
「大鉄人17」の新幹線ロボが出てくる回は一番よく覚えてます。
まともに考えれば、どんな優れた技術があっても新幹線の車体に変形機能など組み込める余地は無いと思います。
そもそも特撮のロボットの動力が大抵、原子力ということ自体に無理がある訳で…
敵を1体倒す度に放射能が拡散されて、地球に生物が住めなくなりますよ。
子供の頃は原子力は凄いなどと感激してましたが、大人になると素直に楽しめなくなってしまいますね。
>
>「新幹線大爆破」懐かしい~
わたしのところでは懐かしいどころか「年に2,3回は某チャンネルで必ず掛かる」定番映画と化しています(笑)
DVDを持っているのにそれを掛ける機会が殆どなくなるくらいの放映頻度ですね。
>運転席に超特急、特急、回送を切り替える謎のスイッチが付いていたり~
実際に運用されていた0系にはない装備の様ですが試験車両の951には装備されていたそうです。
国鉄の協力が得られなかったので資料を手当たり次第に当たってセットを組んだ影響かも知れないですね。
あと有名なはなしですが、運転指令所のセットは撮影の都合上(おそらく役者を上手から演技させるため?)実際のものとは左右逆の配置になっているのだそうです。
>特撮のロボットの動力が大抵、原子力~
先日後編を観たらあの新幹線ロボは原子力動力どころか「水爆まで内蔵」させていました。結局17に宇宙まで飛ばされてそこで爆発していましたが、つくづく物騒な0系でしたね。