六半の総合カタログに感じること
久しぶりに覗いた甲府のヨド〇シでの戦利品から。
前から度々書いている事なのですが、現住地やその周辺地域では新品のZゲージを扱う店が殆どありません。
なのでこれまで(新品、中古問わず)Zゲージを買おうと思ったら最低でも東京近辺に足を延ばさなければならず、それもこのコロナ禍で思うに任せない状況でした。
昨年オープンしたヨド〇シは現住地にほど近い(少なくとも車で1時間飛ばさずには済む)のですが、そこでは細々とながら六半のZゲージが置かれています。
鉄博モジュール用にZショーティの増備を考えていた身としては有難い話です。

で、そこではじめてお目に掛かったのがその六半の総合カタログでした。
これまで私が入手したZゲージのカタログと言えば昔のメルクリンミニクラブくらいなもので、日本型Zゲージを俯瞰できる総合カタログにはこれまでお目に掛かった事がありませんでした。という訳で早速購入しました。
流石にラインナップの充実が著しいKATOやTOMIXに比べると厚みの点では見劣りするのは確かですが、それでも最近のクルマのカタログ程度のボリュームはあります。

車輛のラインアップについては20ページ以上のボリュームがあり150以上のアイテムが掲載されていますが、同一形式のバリエーションがやたらと豊富。
実質的には機関車はC11、C57、EF66、EF81、EF65、EF210、DD51、DE10の8種、電車は113・115・415系と103系、485系、客車が14系、24系、50系、気動車がキハ52と言ったところでしょうか。
拡充度から言うなら1970年代後半ころの草創期のNゲージのそれを連想させるラインナップと思います。
線路関係は組線路で最小45R」から最大490Rまで10種類の曲線が揃い、ポイントも通常のほかダブルクロスやダブルスリップまでラインナップ。電気関係ではパワーパックに繋ぐスイッチ類が充実しており区間運転用の切り替えスイッチや自動運転スイッチなんてのまであります。
車輛を別にすればシステムとしての充実度はなかなかのものでこの部分ではNと肩を並べるレベルになっています。
これらを一通り眺めて感じるのは、日本型のZゲージでの六半の孤軍奮闘ぶりです。
六半の登場前はマルイやクラウンモデル、天賞堂など複数のメーカーが軒を連ねていたものの、どこも「システムとしてのZゲージの構築」への取り組みが中途半端でいまひとつのレベルだったのですが、六半の場合はかなりのハイペースで線路や電気システムのバリエーションを拡充し「道床付きフレキシブル線路」とか「メルクリンと互換性のあるアンカプラーレール」といった独自のアイデア商品まで投入しだしたのには驚かされました。

ただ、六半の孤軍奮闘ぶりに対し(車両のラインナップの拡充とか互換性のあるレールシステムなどの面で)追随するライバル、或いはサードパーティに恵まれていないのも現状でしょう(辛うじてストラクチャーの分野でみにちゅあーとなどがラインナップを拡充していますが)
ライバルに恵まれないまま孤軍奮闘するというのはなんとなくパイオニアのレーザーディスクを連想します(連想のネタ自体が古いな)
感想と言うかごたくはこれくらいにして、本書に掲載されている中では個人的にはトランクレイアウトのコンセプトは面白いと思いました。
「持ち歩ける完成品のレイアウト」と言う発想はレイアウトのアウトドア化を後押しする存在になるかもしれません。
(どうせならこれの1,5倍くらいのサイズで2,3両の編成が楽しめる様なのがあればいいのですが)
光山鉄道管理局
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前から度々書いている事なのですが、現住地やその周辺地域では新品のZゲージを扱う店が殆どありません。
なのでこれまで(新品、中古問わず)Zゲージを買おうと思ったら最低でも東京近辺に足を延ばさなければならず、それもこのコロナ禍で思うに任せない状況でした。
昨年オープンしたヨド〇シは現住地にほど近い(少なくとも車で1時間飛ばさずには済む)のですが、そこでは細々とながら六半のZゲージが置かれています。
鉄博モジュール用にZショーティの増備を考えていた身としては有難い話です。

で、そこではじめてお目に掛かったのがその六半の総合カタログでした。
これまで私が入手したZゲージのカタログと言えば昔のメルクリンミニクラブくらいなもので、日本型Zゲージを俯瞰できる総合カタログにはこれまでお目に掛かった事がありませんでした。という訳で早速購入しました。
流石にラインナップの充実が著しいKATOやTOMIXに比べると厚みの点では見劣りするのは確かですが、それでも最近のクルマのカタログ程度のボリュームはあります。

車輛のラインアップについては20ページ以上のボリュームがあり150以上のアイテムが掲載されていますが、同一形式のバリエーションがやたらと豊富。
実質的には機関車はC11、C57、EF66、EF81、EF65、EF210、DD51、DE10の8種、電車は113・115・415系と103系、485系、客車が14系、24系、50系、気動車がキハ52と言ったところでしょうか。
拡充度から言うなら1970年代後半ころの草創期のNゲージのそれを連想させるラインナップと思います。
線路関係は組線路で最小45R」から最大490Rまで10種類の曲線が揃い、ポイントも通常のほかダブルクロスやダブルスリップまでラインナップ。電気関係ではパワーパックに繋ぐスイッチ類が充実しており区間運転用の切り替えスイッチや自動運転スイッチなんてのまであります。
車輛を別にすればシステムとしての充実度はなかなかのものでこの部分ではNと肩を並べるレベルになっています。
これらを一通り眺めて感じるのは、日本型のZゲージでの六半の孤軍奮闘ぶりです。
六半の登場前はマルイやクラウンモデル、天賞堂など複数のメーカーが軒を連ねていたものの、どこも「システムとしてのZゲージの構築」への取り組みが中途半端でいまひとつのレベルだったのですが、六半の場合はかなりのハイペースで線路や電気システムのバリエーションを拡充し「道床付きフレキシブル線路」とか「メルクリンと互換性のあるアンカプラーレール」といった独自のアイデア商品まで投入しだしたのには驚かされました。

ただ、六半の孤軍奮闘ぶりに対し(車両のラインナップの拡充とか互換性のあるレールシステムなどの面で)追随するライバル、或いはサードパーティに恵まれていないのも現状でしょう(辛うじてストラクチャーの分野でみにちゅあーとなどがラインナップを拡充していますが)
ライバルに恵まれないまま孤軍奮闘するというのはなんとなくパイオニアのレーザーディスクを連想します(連想のネタ自体が古いな)
感想と言うかごたくはこれくらいにして、本書に掲載されている中では個人的にはトランクレイアウトのコンセプトは面白いと思いました。
「持ち歩ける完成品のレイアウト」と言う発想はレイアウトのアウトドア化を後押しする存在になるかもしれません。
(どうせならこれの1,5倍くらいのサイズで2,3両の編成が楽しめる様なのがあればいいのですが)
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この記事へのコメント
別に動力とかなくて、駅の反対に軽便が接続とか、鉱山のトロッコとかに見せれればいいのに。
トランクレイアウトは面白いですね。押し入れに使う衣装ケースみたいなので持ち歩ければ、本当にアウトドアで楽しめそうですし客寄せに使えそう。
・・・で、どうすんだよ、と言われても困るんですけどね。
返信が遅くなりました。すみません。
Zショーティの動力ユニットはNナローの動力としては使えるレベルの性能はあると思います(長編成を考えなければ)
やはり地方では入手そのものが難しい点はネックですね。
トランクレイアウトのコンセプトはかつてはNゲージかナローの独壇場でしたが、最近はZゲージが力を入れている印象です。
ただ、この手のレイアウトは多分に一発芸の印象が強く、継続して愛用できるものがどれだけあるかが問題ですね(この点が飾って楽しむジオラマと運転前提のレイアウトとの違いでもあるのですが)