KATOの「98式AV イングラム」

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 今回は鉄道模型ネタとは聊か異なる趣の記事ですが、鉄道模型メーカーの製品という事でご勘弁ください。

 2018年の初夏、あのKATOがロボットアニメの「機動警察パトレイバー」のキャラクターシリーズをNスケールでリリースという情報を得て仰天した事があります。
 当ブログでもその時の驚きと期待で1本記事を上げました(内容は以下のリンクをご覧ください)
パトレイバーとテツドウモケイのはなし

 その時には驚いたものですが、それ以後まるまる3年以上続報らしい続報が聞けず、そのまま自然消滅したのかなとか思っていました。
 それが今回の帰省中、大雪で実家に蟄居していたわたしの元に「パトレイバーの製品の正式リリース情報」が入って来たのですからまあ驚いたのなんのって(笑)
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 第1弾は主役級ロボット(劇中では「レイバー」と呼称)2タイプ(尤も片方は敵役ですが)ですが今後順次ラインナップを充実させる方向との事です。
 本作はわたし個人としては第一作のプロモーションビデオを「今は亡きCD-V」で購入して以来の縁(その割にはプラモの類には手を出しませんでしたが)でしたので早速通販サイトで入手しました。

 さて、読者の皆様からするとロボットと言うとガンダムやマジンガーZの様な図体(身長20M以上、どうかするとウルトラマンよりでかい身長50M級の設定の物もざら)の物をまず連想される向きが多いと思いますが、本作のレイバーは「建機の延長線上にある人型土木機械」と言う設定なので実際のNスケールモデルは拍子抜けするほどに小さいものです。
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 Nの列車と並べるとこの程度のものでしょうか。
 ですが、これでも人の目から見れば結構大きい事は以前紹介した「実物大モデル」でもわかります。
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 造形はそれなりに細密なレベルですが、必要以上にテカテカした質感で損をしている印象です。
 Nスケールの自動車でももう少し艶を抑えた質感のものが多いですから、ジオラマやレイアウトでの使用を考えるなら次回以降は考慮して欲しいポイントと思いました。

 可動部は腕の上下くらいなもので、実質的に素立ちのポーズしか取れないのも難点(これについては思うことも結構ありますが)
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 と、まあ第一弾としては気になるところもありますが、まずはリリース自体は素直に歓迎しています。と同時に今後のシリーズ展開によってはレイアウトビルダーの役に立つようなアイテムも期待できると思うのでわたし的には期待感が依然高いシリーズであります。


 最後に
 今回の帰省中に当ブログの訪問者数が36万を越えました。

 鉄道模型と鉄道ネタがメインとはいえ、たまに今日の記事みたいな突拍子ないジャンルが乱入する事がありますが、今後もよろしくお願いします(大汗)


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この記事へのコメント

レサレサ
2022年03月25日 20:26
パトレイバーと鉄道と言いますと、劇場版2に出てくるレイバー輸送列車を「レゴで」再現した猛者をネット上で見かけました。
(「【作品紹介】joker様のパトレイバー支援車両「実用的な、輸送機械」。」で検索かけると見つかるはずです)

一見L型(ただしボンネットがかなり高い)ディーゼルと大物or長物車3両に見せかけておいて、実は機関車のボンネットに見えるのはパワーパックで「無蓋荷電の荷台に発電機を積んだ奴」が貨車を引いているという妙に凝った設計。
(私は原作未見なので、原作の映画内でそういう設定だったのかまでは知りませんw)
光山市交通局
2022年03月25日 22:45
>レサレサさん

 記事を拝見しました。事業用機関車のデザインとしてなかなかいい線を行っている造形ですね。こういうの好きですw

 この列車が登場するのは劇場版の2のクライマックス直前、決戦に臨む特車二課の面々が現在使用されていない地下鉄の「幻の新橋駅」を抜け道に使うシーンに登場します。

(本線側で警戒していた自衛隊員が通過音だけして列車が姿を見せないのを幽霊列車と勘違いするシーンがある)

 初見の当時「まさかこんな風に鉄道を使う巨大ロボットアニメが登場する」とは予想していなかったので結構新鮮でしたw
2022年03月27日 23:28
 なんと、KATOからイングラムですか!
 しかし、出来とお値段に乖離があるような気が・・・。
 グリフォンなんか、さらに高価ですものね。
 ただ、イングラムはレイアウトに置いてもそれほど違和感を感じないというのは新発見でした。
 私はリボルテックのイングラムを所有していますが、こちらはスケール換算で身長約15mくらいになってしまいます。
 うーん、オーバースケールですね。
 (^^;ゞ
増淵宗一
2022年03月28日 14:42
楽天ブログ「私のNゲージ考古学」で日本の鉄道模型展の歴史などを拝見してはじめて投稿させていただきます。増淵宗一(日本女子大学名誉教授)と申します。現在、A書店さんの「図説玩具の世界」(全カラー頁)の編集長をしております。高志さまに「日本の鉄道模型」というタイトルで、2頁原稿をご執筆いただきたいと思いメールさせていただきました。詳しいことは別途ご説明させていただきますので、一度、メールをいただけないでしょうか。よろしくお願いいたします。
光山市交通局
2022年03月28日 22:46
>KOUさん
 
サイズ的にはレイアウトに配置するうえでの違和感は少ないのですがこのイングラムの場合は仕上げの質感に難があるのに加えて「素立ちのまんまのポージング」なのが(わたし的に)使いづらい点でした。

 いずれブログでも書く積りでいますが、このくらいのサイズのジオラマ使用前提モデルだったらもっと動感のあるポーズの方が使いやすいと思います(例えばリボルバーを構えるポーズとかハッチを開いた状態など)

 今のポージングだと「デパートの屋上遊園地のロボット遊具くらいしか使い道がない(実際昔「身長5メートルのグレンダイザー」がこういう仁王立ちポーズで屋上遊園地に鎮座しているのを見た事があります)」ですからコスパの悪さが引き立ってしまっている気がします。

 実はその点ではまだグリフォンの方が使い出のあるモデルになっているのが皮肉ではあるのですが。
光山市交通局
2022年03月28日 22:49
>増淵宗一さん
>
>「私のNゲージ考古学」の管理人様とはネットで交流はありますが、わたしではありません。

 一応この文面をコピーさせて頂き、高志国太郎氏に送信致しました。
2022年03月28日 23:10
 何度も申し訳ありません。
 この素立ちのイングラムですが、警察署のストラクチャーに、パトカーや事故処理車と並べて置いてみてはいかがでしょうか。
 駐車中ならぬ駐機中ということで。
 結構サマになるのではないかという気がしました。
増淵宗一
2022年03月29日 16:32
そうだったのですか、大変失礼いたしました。
転送をありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします
増淵宗一