趣味の原点をふりかえる・ジャンク蒸気軍団のおもいで
今回は鉄道模型の趣味のターニングポイントになった出来事の思い出ばなしです。
2008年の夏のある日のはなし。
ここ一月ほど覗いていなかった近所の中古ショップ(鉄道模型の専門店ではありません)へ久しぶりに行った時、店の奥の鉄道模型コーナーをのぞいた時、ふとジャンク品コーナーの十把一絡げの袋詰めを見かけました。
その中に何か懐かしい感じの車輌を見つけて取り出すと・・・
KATOのD51・C62・C50・C11等が入った袋が並んでいました。更に隣の袋にもEF58と57が同じ様にして入っておりました。
どちらも信じ難い様な値付けで。どうやら外箱がなかった事や前ユーザーがつや消し処理などしたのが安い理由だったようです。
正直私はコレクターではありませんし、基本的に走らせるのが楽しみで買っているので多少の瑕は目をつぶります。
実際、このラインナップは自分にもかなり(というか相当に)魅力的に映りました。
結局その晩の夕食代まではたいて買い込んだ次第です(笑)
帰宅して早速線路を走らせるとD51以外は全て走行可能であることが判明。
一夜にして私のレイアウトに機関車帝国が現出したのでした。
それまでの手持ちの機関車(この時点ではKATOのC58とTOMIXの9600くらいしかなかった)と合わせて並べると車両とレールだけで機関区みたいになります。
今だから書けるのですが上記の機関車群のお値段は5両ひとからげで2500円。EF57&58のペアも1500円でした。ジャンク扱いとはいえ殆どが自走可能ですぐに走らせられたというのも有難かったポイントでした。
このジャンク軍団を入手する前まではわたしの志向は小型電車中心、併用軌道付きの都市近郊風レイアウトでした。スペースの問題とか予算の都合などの要因もありましたが、いずれにしろ「大型SLの牽引する列車」というのは想定外だったのです。
ですがたった5千円で7両も機関車が揃えられたというインパクトは大きく、その直後からお座敷運転中心に編成物の列車を走らせる様になりました。更に長じて編成物を走らせられるモジュール合体方式のレイアウトに大きく舵を切ってしまう始末。
おまけに、これらのモデルが箱なしだったせいもあって、これらを飾るためのシーナリィまで欲しくなりあり合わせパーツで機関区風のセクションまで作ってしまいました。
これらの車両は今も現役で走れますし、機関区風セクションも飾り台として依然機能しています。
ですがもし、あの時これらの蒸機セットを見つけていなかったら、わたしの志向も今とは相当違ったものになっていたかもしれません。
(少なくとも今以上に小型車嗜好になっていたであろうことは容易に想像できます汗)
してみると、偶然とは恐ろしいものです。
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ここ一月ほど覗いていなかった近所の中古ショップ(鉄道模型の専門店ではありません)へ久しぶりに行った時、店の奥の鉄道模型コーナーをのぞいた時、ふとジャンク品コーナーの十把一絡げの袋詰めを見かけました。
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KATOのD51・C62・C50・C11等が入った袋が並んでいました。更に隣の袋にもEF58と57が同じ様にして入っておりました。
どちらも信じ難い様な値付けで。どうやら外箱がなかった事や前ユーザーがつや消し処理などしたのが安い理由だったようです。
正直私はコレクターではありませんし、基本的に走らせるのが楽しみで買っているので多少の瑕は目をつぶります。
実際、このラインナップは自分にもかなり(というか相当に)魅力的に映りました。
結局その晩の夕食代まではたいて買い込んだ次第です(笑)
帰宅して早速線路を走らせるとD51以外は全て走行可能であることが判明。
一夜にして私のレイアウトに機関車帝国が現出したのでした。
それまでの手持ちの機関車(この時点ではKATOのC58とTOMIXの9600くらいしかなかった)と合わせて並べると車両とレールだけで機関区みたいになります。
今だから書けるのですが上記の機関車群のお値段は5両ひとからげで2500円。EF57&58のペアも1500円でした。ジャンク扱いとはいえ殆どが自走可能ですぐに走らせられたというのも有難かったポイントでした。
このジャンク軍団を入手する前まではわたしの志向は小型電車中心、併用軌道付きの都市近郊風レイアウトでした。スペースの問題とか予算の都合などの要因もありましたが、いずれにしろ「大型SLの牽引する列車」というのは想定外だったのです。
ですがたった5千円で7両も機関車が揃えられたというインパクトは大きく、その直後からお座敷運転中心に編成物の列車を走らせる様になりました。更に長じて編成物を走らせられるモジュール合体方式のレイアウトに大きく舵を切ってしまう始末。
おまけに、これらのモデルが箱なしだったせいもあって、これらを飾るためのシーナリィまで欲しくなりあり合わせパーツで機関区風のセクションまで作ってしまいました。
これらの車両は今も現役で走れますし、機関区風セクションも飾り台として依然機能しています。
ですがもし、あの時これらの蒸機セットを見つけていなかったら、わたしの志向も今とは相当違ったものになっていたかもしれません。
(少なくとも今以上に小型車嗜好になっていたであろうことは容易に想像できます汗)
してみると、偶然とは恐ろしいものです。
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この記事へのコメント
ふらりと入った中古店、お安い一品または投げ売り品の山を見かけて衝動買い。これまでは買う気も無かったジャンルが増えてしまう…。身に覚えありまくリング。KATO交直急行型(1両500円、しかしクモハと動力車無し)、同ワキ5000の13両、旧20系寝台車に至っては23両に増えている始末です。
あと解結貨物がブックケースで5つ目に…。寄った店を手ぶらで出るのは癪だと単品ケース無し貨車を時折買ったのが、1年するとかなり積もっていました。既にブックケースに集合させ構成したのに、仕切りを変えたり自作または改造すればまだイケると追加して、微妙に入らなくなりをブックケース追加も繰り返した結果です。
そういえばリレーラーで貨車を転がすのは極簡素化されたハンプ作業のように思えてきましたが…度し難い重篤化したヲタの発想ですね、間違いなく。
>秋津のOBさん
10年位前辺りまでは中古モデルでも「まさかこれがこの安さ⁉」なんてモデルが結構多かったですね。
最近は中古も結構高騰していますが、これがファンの増加に伴う需要増なのか、店が知恵をつけて値を吊り上げているのか微妙なところです。
わたしなんかが上京した時の中古屋巡りなんかでよく経験したのは「欲しいものが無かったから車両ケースを買う」パターンでした(笑)
ラベルと中身が一致しなくなる(まあ、貼り直せば済む話ですが)とはいえ一時期は300円から500円くらいで買えたので重宝したものです。
ダイキャストの玩具でさえ1000円以上するというのに。
私もジャンク扱いの蒸気機関車は何両か購入しましたが、最安値はカトーのD51なめくじ旧製品の1600円というものでした。
不思議なことにナンバープレートなど付属品が未使用だったのと、中敷きがウレタンではなく発泡スチロールの旧ケースだったので希少性があると考え購入しました。
動力がガタガタで激しくローリングしながら走行しましたが、一旦バラして組み直したら回復しました。
あと、カトーのジャンク蒸気機関車で珍しかったのはD51で角形モーター装備、ナンバープレートはシール式の物に当たったことがあります。
おそらく最初のロットと思われます。
CASCOから出ている1両用簡易ケースという便利な物がありますので、其れを利用するのです。
其のまま利用しても良いですが、簡易ケースゆえに強度が無いので、中のウレタンをKATOの空きプラケースに入れてやれば立派なケースになります。
問題は需要の少ない商品なので割高なことですね。
1つ300円くらいしますから。
こんな安価に機関車が買えたのは、まさにあの時代(と言ってももう十数年は経っていますが)ならではだったと思います。
何しろマイクロの9600の完動品が「箱がない」というだけの理由で800円で買えたくらいです。
地方の中古ショップでは売る側に鉄道模型の相場自体がよく分かっていなかったからこそこういう買い物ができたのだと思います(あの時期でも秋葉原の中古モデルは結構なお値段でしたから)
今では地方でもまず無理でしょうね。
KATO(関水金属)の初期型D51は不動品や動力(特にモーターマウント)に問題のある個体が多い印象があります。今でも「不動品」と明記されたジャンク品が2000円前後で並ぶことがありますし。
実はこの記事のD51もそういう不動品だったので動力を抜いたうえでC62とボディコンバートして「重連用D52風機関車」に改造してしまいました(汗)
(C62の方はD51のボディを換装しC61風にしてしまった)