エンドウの「ED66」を引っ張り出す(笑)

 先日のニュースで最後のEF66の0番台が定期運用を離脱するという情報が入ってきました。
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 EF66といえば私の年代だと「フレイトライナーのスター」であり、やや下の年代だと「ブルトレブームのスター」のイメージが強いのではないかと思います。
 Nゲージのモケイの世界で言うなら1980年代の初めころ、ブルトレブームに乗っかるかのようにKATO、TOMIXの二大メーカーが相次いで製品化。24系25形と並んでNゲージの普及に大きく寄与した機関車だったと思います。
 (実際、EF66の中古モデルはあちこちに残っている事が多かったのでうちで入線している66も大半が旧モデルです)

 そろそろイベントも近いですし、わたしも展示用にNのEF66を持ち込もうかとか考えていたのですが、そこでふと思い出したこと。

 「そういえばうちにはHOのEF66みたいなのがあった!」

 数年前に中古モデルを格安で入線させた(何しろNの中古EF66より安かった!)「エンドウのED66」というのが。
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 この機関車は入線当初に当ブログでも取り上げた事があるのですが、HOのショーティモデルとしては破綻なく纏まっているものの、どこか可愛げが無いというか中途半端にスケール機っぽい造形のせいか押し入れの奥にしまわれたまま、最近まで休眠していたロコです。

 実際造形面での評判もあまり好いものではなく、だからこそ中古でも異様なくらい安かったのかもしれません。私も入線直後に数回走らせただけでしたし、幾分勿体ない扱いをしてきたロコでもありました。

 同じメーカーのEB66(EF66をEBレベルまで短縮した物)に比べると伸びやかなフォルムな上にED機だけに台車はEF66に準拠した物が付いています(但し、EDとは言うものの動力は片側駆動)
 ホイッスルや屋根上の引き通し線なんかも別パーツ化されており「模型らしい外観」を目指していた様です。但し、それ以外は一発プレスの成型で後付けのディテーリングは殆どされていません。印象で言うなら同じエンドウが出していたNゲージのビスタカーとかDD51に近いノリを感じさせるものです。

 久しぶりに試走させると数年のブランクも何のその、割合するすると走ってくれたのは有難い。
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 当初の計画ではオリジナルの塗装や改造を施そうかと考えていましたが、その前にグランシップでの運転に供して「ジャンクの花道」を飾らせてみようかと思います。
 さて、何を牽かせましょうや?
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光山鉄道管理局
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この記事へのコメント

鉄道模型大好きおじさん
2022年05月13日 02:19
EF66、私の地元関西ではEF65やEF81とともに昔からよく見られた電気機関車です。
目が腐るほど見てたせいか、あまり有り難みはありませんでしたが…
寧ろ、たまにやって来るEF60やEH10を見た時の方が感激しました。
とはいえ、EF66と言えば旧国鉄の機関車で最強であることは事実。
JR移行後に登場した機関車と比べても遜色のない性能なんですから、開発した人には先見の明があったのだと思います。
デザインも国鉄の機関車としては一番格好良く、JR移行後の機関車にも影響を与えてますね。

EF66のNゲージ模型、確かに中古をよく見かけますね。
うちにはカトーのアゴ割れEF66、トミックスのJR貨物更新車、トミックスの100番台がありますが、全て中古で購入したものです。
秋津のOB
2022年05月15日 10:51
たびたび失礼します。とうとうEF66も去る側になったかと思うのみです。

持っておりませんが、HOショーティ機関車にはまた独特の面白さがあると思います。牽かせるなら同じくショーティのブルトレか高速貨物でしょうね。これらならフル編成ではなく少なめ両数にしたいものです。

N専業の当方ではEF66は3両、全てtomix製でスプリングウォーム駆動の庇なし/付き各1両、ブルトレ入門セットのバラシのM–9モーターの西日本所属機(一度モーターショートあり、次起きたら二休)も1両となってます。基本的には10000系貨物牽引、稀にコキ50000系や解結貨物やブルトレ牽引で遊んでます。

なおロクロクは団臨で旧客4両を牽いたこともあると聞きます。確か伯備線経由で岡山へ着き山陽本線内を担当していたかと。
光山市交通局
2022年05月16日 21:25
>鉄道模型大好きおじさん

 返信が遅くなりすみません。

> 目が腐るほど見てたせいか、あまり有り難みはありませんでしたが~
 わたしの故郷ではED75がそれに相当しますね。
 EF66以上に華のないデザインでしたが(汗)故郷で見る機関車は75一択状態だったのでやむを得ません。

 EF66は性能面でもデザイン面でも国鉄時代最後の輝きだった直流機だったのではないかと思います。
 実車を見る機会がなく、本の中でしかお目に掛かれなかった機関車ですが、スター性はとびぬけていましたね。
光山市交通局
2022年05月16日 21:33
>秋津のOBさん

 エンドウの場合、姉妹品に更に短い「EB66」があり、人気もそちらの方が強い様ですね。ED66よりもショーティのブルトレに似合うデザインなのでますますED66の影が薄くなっている様です(涙)

 今回のED66はグランシップトレインフェスタに持ち込み、クラブのレイアウト上で「ジャンクの花道」で走らせました。
 その際に何を牽引したかは近いうちに紹介します(汗)

 実はNの66もTOMIXの初代モデル(通称「赤出目金w」)を持ち込んだのですが走行の機会を作れませんでした。
 こうなったら自宅でイベント運行で旧客を牽かせてみようかと。