真夏の塩尻行き
このところのコロナ禍もあってめっきり遠出に縁がない事への反動もあって、先日S660で1年ぶりに塩尻にクルマを飛ばしました。
平日休ゆえ、往路で観光客らしき車に出会うこともなし。
適度にゆったりしたアップダウンとワインディングを楽しめる山梨-長野付近の国道20号線の山道はところどころで中央本線と並進するところもあって、なかなか楽しめる道だと思います。
こんな道を屋根を開け放ったタルガトップ車で走るのは爽快の一言(まあ、朝とはいえ直射日光が熱いのは致し方ありませんが)
久しぶりにたどり着いた平日午前の塩尻駅は相変わらず気持ちのい閑散さを感じさせてくれるポイントです。
かつては中央本線のジャンクションとして威容を誇った駅周辺も配線変更に伴う移転などを通して大分縮小され、現在の駅周辺は全体に新開地風の無味乾燥な再開発地域のノリを感じますが、それが逆に気候の爽やかさもあって一種の清潔感を感じさせてくれているのも確かです。
と、いう訳で駅前の食堂で早めの昼食を摂った後は昼下がりの駅の雰囲気を眺めて過ごします。
物音ひとつしない閑散とした雰囲気もこの場合は何か心地よく感じられました。
わたしの故郷なんかで山道のところどころに「現地で観られる野生動物の種類のイラスト看板」を見かける事があるのですが、ここでは「現地で観られる鉄道車両」のガイド看板があってなんだか楽しくなります。
ですが、昔のように貨車のバラエティを楽しめるオムニバス編成が絶滅してしまったのは寂しい限り。
電車の方も115系や211系など国鉄時代を連想させる車両が徐々に引退し、今では701系と大して変わらないE127系をここでも見かける様です。ローカルとはいえ、弁当箱に色を塗ったような不愛想なデザインには寂しさも感じてしまいます。
同じJRでも東海の313系とか西の223系なんかは未だ電車らしさを残してくれているのですが最近の東の通勤電車は妙に野暮ったいか、ステンレスの冷蔵庫みたいなものかのどちらかである事が多く、専らカラバリの多さで個性を出している様な印象があります。
多くの編成が行き交う都会のターミナルならまだしも車両自体のバラエティの少ない田舎に似合う様なデザインの電車がそろそろ出てきてくれないものかとか、そんな事を思っているうちに昼下がりの時間は流れてゆきます。
帰途は高速を使って一気に現住地に帰宅・・・なのは良いとして。
近所の空は同じ青空でも塩尻とは打って変わった猛暑の空がお出迎え。さすがにこれでは暑すぎて屋根を外して走るなんてとてもできません。
実際、日本に限って言うならオープンカーは猛暑の季節には向かない乗り物と思います。ましてS660の場合、エアコンをつけるとパワーロスが半端ないのでせっかくの走りが楽しめない弱点があります。
なので猛暑の時期は(遠出を別にすれば)早朝か夕方以降に走らせるのが最も似合います。
今回の戦利品は例によって駅前のカ●マツで買った何冊かの古本でした。
光山鉄道管理局
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適度にゆったりしたアップダウンとワインディングを楽しめる山梨-長野付近の国道20号線の山道はところどころで中央本線と並進するところもあって、なかなか楽しめる道だと思います。
こんな道を屋根を開け放ったタルガトップ車で走るのは爽快の一言(まあ、朝とはいえ直射日光が熱いのは致し方ありませんが)
久しぶりにたどり着いた平日午前の塩尻駅は相変わらず気持ちのい閑散さを感じさせてくれるポイントです。
かつては中央本線のジャンクションとして威容を誇った駅周辺も配線変更に伴う移転などを通して大分縮小され、現在の駅周辺は全体に新開地風の無味乾燥な再開発地域のノリを感じますが、それが逆に気候の爽やかさもあって一種の清潔感を感じさせてくれているのも確かです。
と、いう訳で駅前の食堂で早めの昼食を摂った後は昼下がりの駅の雰囲気を眺めて過ごします。
物音ひとつしない閑散とした雰囲気もこの場合は何か心地よく感じられました。
わたしの故郷なんかで山道のところどころに「現地で観られる野生動物の種類のイラスト看板」を見かける事があるのですが、ここでは「現地で観られる鉄道車両」のガイド看板があってなんだか楽しくなります。
ですが、昔のように貨車のバラエティを楽しめるオムニバス編成が絶滅してしまったのは寂しい限り。
電車の方も115系や211系など国鉄時代を連想させる車両が徐々に引退し、今では701系と大して変わらないE127系をここでも見かける様です。ローカルとはいえ、弁当箱に色を塗ったような不愛想なデザインには寂しさも感じてしまいます。
同じJRでも東海の313系とか西の223系なんかは未だ電車らしさを残してくれているのですが最近の東の通勤電車は妙に野暮ったいか、ステンレスの冷蔵庫みたいなものかのどちらかである事が多く、専らカラバリの多さで個性を出している様な印象があります。
多くの編成が行き交う都会のターミナルならまだしも車両自体のバラエティの少ない田舎に似合う様なデザインの電車がそろそろ出てきてくれないものかとか、そんな事を思っているうちに昼下がりの時間は流れてゆきます。
帰途は高速を使って一気に現住地に帰宅・・・なのは良いとして。
近所の空は同じ青空でも塩尻とは打って変わった猛暑の空がお出迎え。さすがにこれでは暑すぎて屋根を外して走るなんてとてもできません。
実際、日本に限って言うならオープンカーは猛暑の季節には向かない乗り物と思います。ましてS660の場合、エアコンをつけるとパワーロスが半端ないのでせっかくの走りが楽しめない弱点があります。
なので猛暑の時期は(遠出を別にすれば)早朝か夕方以降に走らせるのが最も似合います。
今回の戦利品は例によって駅前のカ●マツで買った何冊かの古本でした。
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この記事へのコメント
その2年前、中学校の修学旅行の時に167系電車で旧塩尻駅を通ったことがあります。
旧塩尻駅は側線が沢山あって、まさに交通の要衝という感じの駅でした。
関西から長野方面に行くには旧塩尻駅でスイッチバックでした。
私など鉄道ファンには分かりきったことですが、列車の進行方向が変わったので驚く友人を見るのは何だか滑稽でした。
帰りは夜行列車でしたが、寝台車なんて洒落たものではなく、往路と同じ167系電車でした。
小学校の修学旅行は近鉄で伊勢志摩方面でしたが、大和八木駅でスイッチバックを経験しました。
小学校と中学校、どちらの修学旅行でもスイッチバックを体験できるとは鉄道ファンの私には運が良かったとしか言い様がありません。
高校の修学旅行は残念ながらバス利用でしたが、北陸自動車道の杉津付近で車窓から見た敦賀湾は最高に素晴らしかったです。
そういえば北陸自動車道の杉津付近の下り線は、北陸本線の旧線の跡地を利用したんでしたね。
塩尻駅の移転は昭和57年でしたね。
訂正させていただきます。
スイッチバックで列車の進行方向が変わるというのは旅慣れない人にとってはなかなか新鮮な刺激ではないかと思います。
特に遠足等で向かい合わせのボックス席を知り合い同士で占めている時なんかは、これだけでも盛り上がったりして(笑)
わたしの場合は遠足で山田線を利用した時、山岳線ゆえに停まる駅が片っ端からスイッチバックだったのですが「駅以外の無人の草むらに列車がいったん停まる」事が物珍しかったですね。
(尤も普段利用している客からすれば単にまどろっこしいだけだったかもしれませんが)