「オレンジ色の電車」の自宅運転会・その2

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 前回に引き続いて中央線のオレンジ電車自宅運転会から。

 前掲の「中央線 オレンジ電車の今昔」の冒頭にこんなひと言があります。

 「中央線で上京すると東京の印象がよい」と語ってくれた人があった(中略)
東京の品の良い一面を絵巻の様に見せてくれるのところが中央線にはある(中略)総じて景物が明るく、洗練された文化の香りが漂っている。それが中央線の魅力と映るのだろう(上掲書4P「はじめに」から引用)


 これを読んでつい「あれっ?」と思ってしまったわたし。
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 というのも、わたしにとっては新宿、中野、八王子の印象のせいか「アキバを凌ぐオタクの巣窟」というのが中央線沿線のイメージでしたから。
 そういえば吉祥寺だって「クラブの公開運転会」でしか行ったことがなかったですし。

 (最近読んだある漫画でもオタクの入った水道橋在住の主人公が「渋谷こわい、原宿こわい。中央線沿線以外行きたくない」なんてセリフを繰り出していたくらいですw)

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 まあ、それは置いておいて。
 中央線でわたしが一番馴染みを感じるのは201系ですが、こちらも長期の運用の間に微妙な仕様違いを生じているので意外と一筋縄ではいきません。

 わたしが最初に入線させていたのはKATOの試作仕様の編成で、その後もKATO製の編成が追加されています。
ですが今回繰り出すのは10年ほど前にリリースされた鉄コレの編成で。
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 こちらは試作編成と後のいわゆるH4編成の二つを並べました。やはり後から入線させたほうが走りがスムーズですから。
 こちらも同じ201系でありながら並べてみると差異がいろいろと感じられます。
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 1番の違いは試作編成の2パンタ仕様ですが、実はこちらのモデルは鉄コレでは珍しい「ちゃんと昇降可能なオールプラ製パンタ」を装備しているのが特徴になっています。
 流石に別売りパーツのパンタに比べると大雑把な造形ですが、不満を感じるほどでもありません。
 (H4の方は後付けパーツのパンタを装備)

 横から見ると主に戸袋窓の形状の違いがふたつの編成を特徴づけます。
 加えてこれも後の仕様から追加された左右非対称のスカートとヘッドマークのサボがH4編成を精悍かつ都会的な印象を与えていると思います。

 前回と違い動力ユニットはほぼ同じものですから走行性の差はほとんどなし。まあ、いつもの鉄コレの走りですw
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 そして今の中央線を印象付けているE233系
 こちらは最新のKATOの編成なのでヘッドライトも点灯します。
 初めてこれを外から見た時はどことなく野暮ったく感じた前面デザインですが見慣れてくるにつれて、これもまた独特の朴訥さがあると見直しています。
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 実車の内装は流石に201系より洗練されていますし。

光山鉄道管理局
 HPです。


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