9月2日でED92のはなし
今回は例によって日付の語呂合わせネタから。
今日が9月2日ですから題材は「ED92」となります(笑)
ED92の前身は常磐線に投入されたED46。
日本初の交直流電機というだけでなく変圧器の搭載に伴う重量増に対応するため1台車にひとつのモーターを組み込む方式を取り入れ(普通は1台車にふたつ)電気暖房までもが交直流に対応しているという盛りだくさんな内容の機関車でもあります。
モデルとしてはNゲージではマイクロエースからED46と共にED92もリリースされていますが、実車が1形式1両だったので実車では実現不可能だった「ED46とED92の並びが実現できる」のがメリットと言えるでしょうか(爆笑)
スカート周りの表現が独特と言いますか、車体よりもスカートが心持ち引っ込んでいる様に見えますがこれは実車も同じ仕様。何となく上にしゃくれあがっているように見える独特のスカート表現も他の形式では見られないものです。
当鉄道に入線しているED92は10年以上前に中古を入手していたものですが、わたしの行きつけのショップではつい最近までED46が新品として並んでいました。が、パッケージのプラが経年で変色しまるで「ショーウィンドーのヌシ」みたいになっていたのがなんともです。
この記事を上げるために久しぶりに線路に載せましたが、流石に走りはヨイヨイのレベル。
とはいえ造形はなかなかしっかりしておりマイクロの機関車の中では傑作の部類ではないかと思います。
光山鉄道管理局
HPです。
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この記事へのコメント
ただ、EF80は余りにも平凡なデザインなのが残念ですが…
当初、常磐線では客車列車はD形、貨物列車はF形の交直流電気機関車を充てる予定だったので試作機は取り敢えずD形で製作したと聞いたことがあります。
しかし結局は客車も貨物列車もF形で兼用することになったのですね。
北陸線が客車はED74、貨物はEF70を使い分ける予定が結局、客車も貨物もEF70で兼用する方針に変わったのとよく似た事情みたいですね。
これ(正確にはED46)は交博のATS動作を実演する大型模型で見てました。赤信号に近付くと運転台の警告灯が赤く点いて警報鈴が鳴り、停止後は白ランプに変わり走行再開というギミックでした。あの展示台はまだ保管されているのか気になります。件の機関車は今の大宮鉄博の特別展示で見かけたことがあるので、多分まだ保管されているとは思いますが。
ある意味記念物としても貴重な機関車なので、できれば実車も展示・保存されていればとか思いますね(実車は75年解体)
鉄博の北側には交通博物館時代の展示物がひとまとめに置いてあるスペースがあるのですが、事によると今でもそこのスペースに置いてあるかもしれませんね。
ここ数年ご無沙汰しているのですが次辺り観てみようかと思います。
EF80が平凡というよりもあの頃の試作機関車全体が個性的なデザインの事が多いのではという気がします(笑)
上記のすみわけについてですが、九州や東北などでは逆にEF級が傍流になりED75の天下になりましたが、この場合はED75の貫通扉の存在から推察される様に専用のEF級を作るよりも統括制御によるED級の重連を運用した方が有利な事情もあるのでしょうね。
今ではED75重連の代わりにEH500が使われて隔世の感があります。